最高裁判所判事 大橋正春 (おおはし・まさはる)

 

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 大学に進学するまで、弁護士の具体的なイメージはなかったという。それでも受験勉強を重ね、在学中に司法試験を突破。

 新人弁護士の頃には、東京・新島へ漂着した旧日本軍の不発弾が爆発、二人が死傷した事故(1969年)の国家賠償請求訴訟を担当した。
 軽装の観光客ばかりの真夏の新島で、背広姿は独りだけ。荒れる海に出船して検証作業を行ったという。最終的に最高裁で勝訴が確定させ、早速手腕を発揮。

 会社再生業務を得意とし、日本国土開発や東京生命保険など、大案件の管財人も務めた。

 また、最高裁判所司法修習委員会の幹事や日弁連の法科大学院センターの委員長を歴任。
 

 

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 「どろんこ遊び」と謙遜する陶芸が十年来の趣味だという。教室に月1回は通い、好きな作品を作っている。

 このほか、弁護士が活躍する海外ドラマや、古今亭志ん朝の落語の鑑賞を好む。

 

  

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◆ 「真面目そうな雰囲気の場所は、お尻がむずむずする感じで苦手です」 (最高裁判事の就任会見)

◆ 「法律家の仕事は、どこかにある正解を見つけるのではなく、議論して正解を作り上げることじゃないかと思います」 (最高裁判事の就任会見にて)

◆ 風邪を引けば医者に行くが、事件があっても弁護士に相談する人は少ない。法律家の役割を知ってもらう必要がある」 (最高裁判事の就任会見にて)

 

 

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● 「裁判員はかなり真剣に証拠を検討し、意見を述べていると聞くので、非常にうまくいっているのではないでしょうか。 当初は裁判員が感情的になったり、裁判官主導になったりするのではという懸念もあったが、順調に運用され、刑事裁判のあり方を考え直す契機になった」 (最高裁判事の就任会見にて)

 

 

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