最高裁判所判事 横田尤孝 (よこた・ともゆき)

 

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 中学生の頃から漠然と、「将来は犯罪を減らし安心な社会をつくる仕事に」と漠然と思うようになったという。 2度目の挑戦で司法試験に最終合格。

 東京地検特捜部の副部長や法務省矯正局長、広島高検検事長、最高検検事などを歴任。

 金丸信(元自民党副総裁)の脱税事件や、食品包装用ラップ材のヤミカルテル事件、日本下水道事業団による独禁法違反など、様々な「巨悪」の捜査に携わった。「経済事件に詳しい学究肌の検事」との定評を得る。

 その一方で、多くの更生保護施設の職員や保護司と会い、犯罪の背景に複雑な家族の問題などを抱える人と向き合う職員らの苦労を知ったという。「陰でひたむきに活動する人が報われるような社会にしたい」と語ったことも。
 
 法務省矯正局長時代(2006年)には、「受刑者の人権」に配慮した処遇を定める「刑事施設受刑者処遇法」の制定にも携わった。
 改正の契機となったのは、 2001~02年に名古屋刑務所で発生した受刑者3人の死傷事件。 「刑務官による殺人」などと非難され、その責任を取る形で、同期で前任の矯正局長が更迭され、その後釜を担うという経緯をたどった。

 

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 趣味は、読書、美術鑑賞、街の散策など「ものを知ること全般」といい、ここでも学究肌の一面をのぞかせる。

 また、記者から趣味を尋ねられて、「知らないことを知るのが趣味」と語ったこともある。

 
 

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 ◆ 「被疑者や参考人、被害者ら人間にじかに対面し、話を聞いて自分の経験を増やせるのが、検事という職業の魅力」 (広島高検検事長時代)

 ◆ 「犯罪件数は減少しても、振り込め詐欺の横行や動機不明の犯罪により、国民の体感不安は大きくなっている。 再犯を防がないと治安は回復しない。厳罰よりも保護、矯正の視点を大切にしたい。 相次ぐ凶悪事件も、前歴者が犯している場合が多い。 動機を徹底的に解明し、立ち直りにつながる処分や求刑を考えなければならない」 (広島高検検事長時代)

 ◆ 〔最高裁に入れば、民事訴訟も担当する点について訊かれて〕 「刑事も民事も事実認定が大切なことや、法律の根底に『正義』が流れていることは同じ。民事が不得手だとは思っていない」 (最高裁判事就任会見にて)

 
 

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● 「国民が事件の背景や被害者の思いに触れることは、よりよい社会を生み出すことにつながる。円滑な運用のためには国民の正しい理解が必要。法曹三者で協力し、参加しやすい制度にしたい」 (広島高検検事長時代)

● 「課題が出てくると思うが、現場の裁判官などの英知を集めれば解決できるだろう」 (最高裁判事の就任会見)

 

 

 

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