先生!指紋忘れました
浦和署が初歩的ミス、車上狙い捜査で指紋採取忘れる - 読売新聞
さらに朝日新聞の記事によると、現場は高校の駐車場で、キャッシュカードからはカードローンも合わせて435万円が引き出されたそうです。クルマの中に現金とキャッシュカードを置いたままにしておくのも、今の時代に非常識な話ですが、自宅でなく仕事場の駐車場、しかも昼間ということで、ある意味安心といいますか、油断なさっていたんでしょうね。財布を落としただけなら、カードを止める手続きをする時間の余裕もあるでしょうけど、直接盗まれたんなら、その足で下ろしに行かれるでしょうから、キツいですよね。
私も愛車の原付の鍵を壊されたことが何度もありました。そのうち2度はメットインからヘルメットを持って行かれ、2度はまるごと盗まれました。そのまるごと盗難の2回目は、昨年の夏休みシーズンでしたね。決めつけちゃいけませんが、ヒマを持て余した高校男子たちの仕業かと。
10日後に戻ってきたんですが、バックミラーやナンバープレートは無くなっとるわ、エンジン音はおかしいわで、ナンバーだけ廃車手続きしてそのままにしていたんです。しかし、つい先日、処分してもらいました。8年間ありがとう。
きっと車上狙いって多いんだろうな、と思ってネットを見てみると、50秒に1件の割合で起こっている計算だとのこと。スーパーのレジで会計を済ませるぐらいの時間で1件起こっていることになります。これでは、警察のほうも捜査がルーチンワーク化してしまうのも無理ありません。
本件も、1年以上経った今だに事件は未解決だそうですが、統計によると、平成15年上半期の車上狙い検挙率は11.6%。しかも、埼玉県での発生件数は全国ワースト8位。しかも現場は人口106万の県庁所在地です。
被害者の高校教諭も、その場に居合わせていたのに、現場の「遺留指紋」の採取と、それと照らし合わせるための被害者の「協力者指紋」の採取がされていないことを指摘できなかったのは、きっと事件のことで気が動転していて、後で思い出したとか、同僚の先生に言われて初めて気づいたとかいう事情があるのかもしれません。一緒にいたという23歳の巡査も、ベテランの凡ミスに気づいていながら(ふだん怒鳴られていたりで?)言い出しづらかったのかもしれません。でも、ちょっとのうっかりが、これだけ報道されてしまいますからね。
これからは、どうか気を付けていただきたいものです。もちろん、警官だけでなく被害者の先生も。そして、私自身も。
そうかと思えば、ねずみ取りで違反切符を切るとき、違反者が印鑑を持っていないと執拗に拇印を求めてくる白バイ警官もいます。警官の指紋へのこだわり方もいろいろですね。
ちなみに、違反切符への拇印を要求されても、あれは持っている免許証が本人のものであるのを確認するために「任意の協力を求める」という形ですので拒否できます。本来は署名や印鑑すらも同様の扱いです。「捺印拒否」「署名拒否」ということで記録は残るみたいですけど、それで済ますことも可能、という見方だってできます。
さすがに警察側に、裁判所から身体検査令状をもらって来られたならば、逆らえずに強制採取されてしまいますよ。でも、理論的にも(警察比例の原則)現実的にも(人員不足で多忙)、1点や2点の違反相手にそこまではやらんでしょう。まぁ、反則金を納めずに逮捕されちゃったら別でしょうけど。
●刑事訴訟法第218条〔令状による差押え・捜索・検証〕
1 検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪の捜査をするについて必要があるときは、裁判官の発する令状により、差押、捜索又は検証をすることができる。この場合において身体の検査は、身体検査令状によらなければならない。
2 身体の拘束を受けている被疑者の指紋若しくは足型を採取し、身長若しくは体重を測定し、又は写真を撮影するには、被疑者を裸にしない限り、前項の令状によることを要しない。
(以下略)
そんなことも知らずに、私は学生時代(法学部法律専攻)、原付で国道を47km/hで走っていて白バイの兄ちゃんに声かけられたり、一時停止違反でパトカーに乗せられたり、あとは駐禁もありましたけど、見事に全て拇印を押してまいりました。その印影は、今ごろ警察組織のどこかで静かに眠っているのでしょう。あんまり気持ちのいいものではないですね。
また、何かを質入れするときに質屋さんから指紋採取を求められることもあるそうですが、それも任意です。盗品が持ち込まれてくるのを未然に防ぐために、近所の警察署から依頼されているもののようです。
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