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2005年1月29日 (土)

二兎を追う者、傍聴できず

 去る水曜日は、例の最高裁大法廷と、桶川ストーカー殺人事件の捜査怠慢国家賠償請求訴訟の控訴審という、大きな判決が重なった日でもありました。前者が3時から、後者が東京高裁で1時半から。こんな社会的に影響ある判決を傍聴しようとするのは初めての田舎者で、勝手が分からず、10時前に東京高裁に到着したんですが、傍聴券の配布はすでに締め切られていた模様。午前中は通常の刑事公判を4件ほど傍聴してました。それで、12時半頃から、裁判所の正門前に突っ立っていました。寒かったんですけどね。

 すでに早くから到着していたのはテレビ朝日のクルー。早くも正門の脇に小さな脚立を組み立て始めています。そして、「君が代不当解雇裁判」の運動の方々が、のぼりを立ててビラを配っておられる風景が。その後、日テレ、テレビ埼玉と続々到着します。気のせいか、NHKは取材クルーたちの背後で遠慮がちにしていました感じ。
 フジテレビもいつの間にか到着。1時に読売新聞の取材陣の姿が見え、これらのメディア・スクラムが、ちょっと物々しいムードを醸し出しています。

 1時10分ごろ、国家賠償を請求して闘争中である遺族の方々が、被害者の女子大生の遺影を胸に裁判所に入る様子を撮影することに。そこで、マスコミの方から「ちょっと道を空けてください。のぼりも下げてください」という声が、「君が代不当解雇裁判」のメンバーたちにかかります。

 それを受けて、メンバーの代表の方(「不当解雇」されたという元高校教諭)が、その通りに指示されたんですが、その方、冗談交じりの感じではあったものの「せっかくなら、のぼりも映るように撮ってくれればいいのによぉ」「後ろから一緒に、のぼりを持って歩いてこようか」などと談笑していました。その横で私は失笑。桶川では、ひどい中傷を受けつづけた中で、人がひとり殺されているというのに、そのデリカシーの無さは何だ、と思いましたけどね。本当は、失笑することも不謹慎です。

 そんなこともあった後、徒歩で最高裁へ向かいました。路上に見える行列に並ぼうとしたんですが、これはすでに傍聴くじに当選された人たちの列だと警備員に説明されて、思わず傷心する私がそこに。そばにあった「当選発表」の掲示を見ると、ざっと1.5倍から2倍くらいの倍率だったようで、もし間に合っていればあわよくば、という感じでした。
 しょうがないので、最高裁の向かいにある国会図書館で調べものをすることに。そこで、今回の外国人管理職登用拒否訴訟の2審判決全文をゲットしましたので、それを踏まえつつ、今回の大法廷判決について考えたことを次回アップしてみようと考えています。
 やっぱり、判決全文を読んでみると、受ける印象が少し違いますね。前回は、手元のアンチョコ本で解説を済ませてしまい、どうも申し訳ございませんでした。(反省)

 それとですね、近日中にメールマガジンを発行することにしました。題して「裁判3分クッキング」。お代はいただきませんので、ぜひ皆様、購読予約などしてみてくださいませ。
 この私、司法試験の浪人時代にもメールマガジンを発行していたんですが、当時はとにかく時間がないのと、内容の完成度が低いのとでですね…。結局メルマガを3つ潰してます(笑)。今回こそは軌道に乗せたいものです。

 


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