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2005年2月 4日 (金)

私の知らない軽犯罪法の世界

 今日発行するメルマガ創刊号を書いている勢いで、軽犯罪法について、いろいろネット検索していたんですが、なかなか面白いですね。いや、面白いと言ったら語弊がありますが。
 かつて、私が発行していた在りし日のメルマガでも、高校野球の真っ最中に、監督にかち割り氷を届けようとした男が、軽犯罪法違反(禁止場所への立ち入り)で逮捕されたという事件をご紹介したことがあります。
 
 

立ち小便の新成人書類送検 白昼堂々極めて悪質(共同通信)

成人式で立ち小便「わしじゃ」=軽犯罪法違反で書類送検-広島県警(時事通信)
 

軽犯罪法 第1条〔軽犯罪〕
 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
 二十六 街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者

 公開立ちションでしか目立てない男…。もう、成人式なんかやめればいいのに。あるいは、女は20歳、男は35歳ぐらいで成人ということにできないんでしょうか。できないんでしょうね。
 
 
 
河川敷で練習、迷惑ゴルファーを検挙(TBS)
 

軽犯罪法 第1条〔軽犯罪〕
 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
 十一 相当の注意をしないで、他人の身体又は物件に害を及ぼす虞のある場所に物を投げ、注ぎ、又は発射した者

 朝日新聞の報道によると、河川敷に集まる無法ゴルファーのほとんどは「定年退職後とみられる人」で、「ボールがもったいないのか川の中ではなく、通行人のいる河川敷に向かって打つ人が多い。中には対岸に打つ人もいた」とのこと。

 実際、ボールが身体に当たった被害者がいるというのに、「ボールが当たって死んだ人がいるのか」という、開き直った彼らの言い分も見逃せませんね。これ以上続けたら、重過失傷害での立件もいけるんじゃないでしょうか。あるいは、「当たっても別に構わない」という未必の故意を認定して、傷害罪でも。

 私個人、荒川河川敷の心地よさは好きですし、福岡にいた頃も、受験勉強の気分転換に、よく那珂川を眺めたりしてました。だからというわけでもないんですが、こういう輩は願い下げですね。
 河川敷といえば、バイクや原チャリを乗り入れてくる連中もいるじゃないですか。あれも何とかしてほしいですが、河川敷は道路法上の「道路」ではない場合があるので、警察も道路交通法でなかなか取り締まれないらしいんですよね…。
 
 
 
 次は、メルマガとの連動で「官名詐称」について。

◎1980年(昭和55年)12月 朝日新聞
 株式会社「特許大学」によるニセ博士号乱発事件を調べている警視庁防犯特捜隊は19日午後、「特許大学」社長(66)=東京都港区虎ノ門四丁目=を軽犯罪法違反(官名詐称)の疑いで書類送検する。調べによると、容疑者は正規の博士号を持っていないのに、今年7月ごろ「特許農学博士」を申請した神奈川県在住の農業技術コンサルタントAさん(50)に、「工学博士、政経学博士」と記載した名刺や領収証を交付し、博士の称号を詐称したほか、同様の手口で計12人に称号詐称した疑い。
 防犯特捜隊の調べでは、容疑者は39年ごろから「特許医学博士」「特許工学博士」「特許ハブ学博士」など44種類のニセ博士号を計1112人に販売、51年からの5年間だけでも2億0570万円もの利益をあげていた。

 「特許ハブ学」って何だ…? 南の島のハブ被害を抑えるためのワナを発明なさった沖縄の方に販売した博士号なんでしょうか。「ニセ」といっても、元の「ハブ学」がピンと来ませんからね。
 この容疑者の犯行は、報道の通りなら、もちろん詐欺罪に該当します。軽犯罪法違反での摘発は、その捜査の一里塚という位置づけなのだろうと考えられますね。このあたりの手法も、別件逮捕などの問題との絡みで気にしていきたいところです。

 こうやって、昔の軽犯罪法違反もネットで見つかってしまうと、戦後の事件について、いろいろ洗い出したくなってきます。新聞紙面を派手に踊る大事件にまぎれて、相当興味深いものが蓄積されてそうですから。いや、興味深いというと、ちょっと語弊があるかもしれませんが。さっきから語弊ばっかりやな。
 でも、どうやって軽犯罪法違反の事件を検索しようか…。このウェブログの良コンテンツができそうな気配はあるんですが、なんだか、気の遠くなるような作業も待っていそうで、ちょっと足がすくみそうな私でございます。なにかいい方法はないものでしょうかね。

 

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