説諭判事(4コマ)
>>> 「パソコンより、人との交際を」 集団自殺裁判で裁判官が説諭
ネットの自殺サイトで知り合った男性3人が3月、富山市で集団自殺を図り、1人が死亡した事件で、自らは生き残り自殺幇助(ほうじょ)罪に問われた東京都西東京市の大学生(21)の公判が6日、富山地裁であった。手崎政人裁判官は大学生に「人と関係を持ちなさい」と異例の語りかけをした。手崎裁判官は、パソコンが趣味の大学生が特定の掲示板を通じて自殺サイトに接するようになったとの調書を取り上げ、「君はマイナスの情報を拾った。見ることを考え直した方がいい」とした。さらに、「孤立する原因は人づき合いにある。パソコンだけと向き合うのでなく、いろいろな人とつきあうことが君には欠けていた」と語った。
論告によると、大学生は練炭と七輪2個を用意、3月31日、富山市の常願寺川河川敷で軽乗用車内で練炭に火を付けて3人で自殺しようとし、無職男性を一酸化炭素中毒で死亡させたとされる。検察側は懲役2年を求刑した。 (朝日新聞)
審理に直に携わった立場として、それぞれの裁判官が言葉に工夫を加えることも結構でしょう。そのことを否定するつもりはございません。なにも、すべての説諭が通り一遍のものである必要はありませんから。
ただ、現代競争社会の勝ち組、その中でも最上級のレールに乗ることに成功した裁判官たちが、レールから外れてしまった者に向けて、法壇の上から投げかける言葉です。安全圏に座る選良から、国家権力を背景にして一方的に吐かれる説教です。被告人の側からすれば、そのメッセージに反論することすら叶いません。説諭の内容には、各裁判官が十分に責任を持つ必要があるでしょう。
そんな説諭が、少しでも事件の確信を突き、被告人が今後生きる上での指針となれば、たいへん意義のあることだと思います。決して、自分の言葉や社会的地位に酔うだけのために、若者たちの自殺原因を想像で決めつけるようなものであってはなりません。
以上、へっぽこライターからの説諭でした。
◆ 刑事訴訟規則 第221条(判決宣告後の訓戒)
裁判長は、判決の宣告をした後、被告人に対し、その将来について適当な訓戒をすることができる。
| 固定リンク
「4コマまんが」カテゴリの記事
- これからの ふくびき (4コマ)(2006.08.05)
- 村上ファンドの最終陳述(2006.06.09)
- ホリエモンの最終陳述(2006.05.20)
- ロボ弁護士、参上(2006.03.13)
- 高いところからすいません(2006.01.27)
この記事へのコメントは終了しました。













コメント
{事件の確信}は、○「事件の核心」ではないでしょうか? 確信犯ですか?昔々、あの名作映画「第三の男」原作の英国カトリック作家に同名の作品があります。その映画も観ました。この記憶は、確信を持って言えます。
投稿: 解封印種人 | 2005年9月12日 (月) 03:06
「事件の確信」は「事件の核心」の誤りです。ごめんなさい。これが誤字であることは、確信をもって言えます。
投稿: みそしる | 2005年9月13日 (火) 11:18
山室さんを思い出したのは
私だけでしょうか。
投稿: ハリソン | 2005年9月16日 (金) 21:12
そうですね。さだまさしのくだりは。
現在は裁判官を辞めてらっしゃるそうですね。
投稿: みそしる | 2005年9月17日 (土) 22:32