« 裁判スピードアップの検証結果 | トップページ | 弁護士の青田買い »

2005年7月17日 (日)

時効6日前の逮捕

 高知県警安芸署などは14日、7年前に発生した強盗容疑で、大分県杵築市の会社員の男(35)を逮捕した。時効は今月20日で、6日前の逮捕だった。

 調べでは、男は1998年7月20日に高知県安芸市の無職の男性=当時(21)=宅に侵入、包丁を突きつけて脅し1万円を奪った疑い。犯行を認めているという。

 愛媛県警が別の窃盗事件の捜査中、関係者が男について供述したことから発覚した。同署は余罪などを追及している。 (毎日新聞)

 たとえ被害額がわずか1万円でも、包丁を突き付けての脅迫がありますから、決して許されざる強盗事件です。それでも、心のどこかで1%ぐらい「惜しかったのぉ」と加害者に同情する気持ちが湧いてきてしまうのはなぜなんでしょう……。

 ただ、勘違いしてはならないのは、犯行から7年という強盗罪の時効は、あくまで「公訴時効」だということです。つまり、検察官が裁判所へ起訴するまでのタイムリミットという意味ですから、警察官が被疑者を逮捕した時点では、依然として時効は進行しつづけます。残り6日で、被疑者の身柄を警察から検察に送って、起訴状を書けるだけの証拠を集めなければなりません。これらの手続きには、通常だと最大22日間使えるわけですが、果たして間に合うのでしょうか。

 ちなみに、逮捕・勾留に22日間もかけることが法律上許されているのは、いわゆる先進国の中では日本だけなのだそうです。だとすれば、やってやれないこともないのかも。

|

« 裁判スピードアップの検証結果 | トップページ | 弁護士の青田買い »

逮捕ニュースつまみぐい」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 時効6日前の逮捕:

« 裁判スピードアップの検証結果 | トップページ | 弁護士の青田買い »