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2005年7月 6日 (水)

遺骨の誘拐

>>> 墓から遺骨盗み金銭要求 容疑者「罰当たりなことした」
 知人の親の遺骨を盗んだとして警視庁は4日、東京都瑞穂町の無職男性(68)=恐喝未遂容疑で逮捕、処分保留で釈放=を墳墓発掘遺骨領得の疑いで再逮捕した。遺骨と引き換えに知人をゆすったことを認めており、「ギャンブルで借金があった。罰当たりなことをした」と反省しているという。 (朝日新聞)


 なるほど、親族の遺骨をさらって、身代金目的の誘拐をやろうとしたわけですね。さすがに現行刑法は、そんな犯行を想定していませんので、遺骨領得と恐喝の組み合わせという形になります。

 それにしても、遺骨で金銭をゆすろうとするとは……、まるで日本海の向こうにいらっしゃる将軍様がやりそうな話です。罰当たりですね。まぁ、この事件を「泥棒シリーズ」と同じカテゴリに入れてしまう私も、デリカシーが欠けているかもしれません。

 被疑者は、名字から被害者の家系の墓を割り出して、骨つぼは墓地内の別の場所に埋めていたといいます。さすがに持ち帰りはしなかったようですね。自分のやっていることに対して、いちおう気持ち悪さは感じていたのでしょう。

◆ 刑法 第189条(墳墓発掘)
 墳墓を発掘した者は、2年以下の懲役に処する。

◆ 刑法 第191条(墳墓発掘死体損壊等)
 第189条の罪を犯して、死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3月以上5年以下の懲役に処する。

◆ 刑法 第249条(恐喝)
 人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。

◆ 刑法 第250条(未遂罪)
 この章の罪の未遂は、罰する。


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