「衆議院解散」チラつかせ
「郵政民営化法案 じっくり議論必要」野田氏、草津で講演(京都新聞)
郵政事業が民営化しても、そんなにマズいことにはならないと思うんですけど、私が懸念しているのは、もし法案が否決されてしまった場合に、失意の総理が逆上して、本当に「解散! 解散っ!」という事態になることです。
別に衆院選で、国会の勢力図がいかに塗り変わるかは、比較的どうでもいいんです。困るのは、衆院選と同時に最高裁判事の国民審査をすることになってしまう点です。今の段階で審査しろと言われても、かなり無理があります。まだ判断材料が十分に蓄積されていないので、裁判官を審査する側としては心細いんですよね。再来年の任期満了まで現在の衆議院を保たせてもらえると、その間に審査対象判事について、経歴やモノの考え方、関与判決などなどを私が調査・収集できますので、充実した判断材料を皆さまにご提供できることと思います。
なので、民営化法案の行くえについて、本来の問題点とはまったく関係のない視点から心配をしています。とりあえず、法案が可決成立するか、それとも否決されてしまうのか……などという細かい話は横に置いといて。とにかく、現段階での衆議院解散は断固阻止し、最高裁国民審査を実効性あらしめるべく、両陣営の先生方、頑張ってください。
今、歴代長官を中心に、歴代裁判官ページの加筆修正作業をしています。昔の最高裁は、すごくエネルギッシュで、個々が自らの思想信条を堂々と述べて、タテマエ論や通り一遍のコメントなんか語られない、厳しくも気持ちのいい時代だったんだな、とあらためて思います。発足初期の最高裁の歴史は、物語としてとてもスリリングで読みごたえがありますからね。
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