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2005年9月30日 (金)

世界初 AMラジオ付きケータイ

 明日で上京1周年です。1年前のあの日も、こんなふうに躊躇なく澄み切った青空がありました。この29歳から30歳にかけて、花の都 大東京で、本当にいろんな目に遭ってきました。ラッキーな面でもキツい面でも。


 昨年の10月1日、ある程度の蓄えをして、高速バスで博多からはるばる乗り込んできたつもりだったんですが、今年の春から夏にかけて、経済的にはかなり厳しくなってまいりました。それでも、食費を「1日1000円未満」と決めて、毎日の収支決算を手帳に書き込んで管理するようになってからは、だいぶ楽になりました。

 ただ、このサイトを見つけてしまってからは、「まだまだ甘ちゃんだったな」と再認識させられ、今月からは「1日500円」という縛りに変更しております。今まで、甘党の自分が、いかに菓子や缶ジュース・缶コーヒーに対して「中毒症状」を起こしていたかを、痛いほど思い知らされてますね。正確な数字は出していませんが、たぶんこれらに月で2万円近く注ぎ込んでいたはずです。そりゃ、金が足りなくなるわ。アホですな。タバコや酒をたしなむわけじゃなし。
 「500円以内/日」ということで、最初、仕事がある日は休憩中のジュース代をいかに節約するのか、というテーマで悩まされましたが、ペットボトルに水や粉から作ったスポーツドリンクを入れて、100円ショップで買った保冷剤を巻き付けてケースに収めておけば、なんとかなります。
 1日通しの仕事の場合は、バッグに2本入れていけばいいんですよね。明日は9時9時の品出し・レジ打ち業務ですので、アイスコーヒーとレモネードをセットで入れていく予定です。多少重くなりますが。

 しかし、本日。食費の縛りを「1日300円以内」にまで強化しようと思わされる出来事が。

 このたびソニーが投入する新製品「ラジデン」をご存じでしょうか。恥ずかしながら、私は今日知りました。そして、7年前のバイオC1以来、ひさびさに「ぜひ欲しい」と思わされてしまったイッツ・ア・ソニー。それは、明日発売される、NTTドコモの携帯電話端末です。

 なんと、AM/FMラジオとTV音声をすべて聞けるケータイなのです。今までに有りそうで無かったのは、携帯電話端末にAMラジオを組み込むとノイズが発生する問題があったからだとのこと。しかし、それもソニーの技術力で克服した模様です。

 まぁ、どう考えても一般ウケする商品じゃございませんから、ソニーの11年ぶりの赤字を救済してくれるようなものにはならないでしょうが、私個人には至極魅力的に映っております。
 だいたい、ケータイにカメラやらTV電話やら「着うた」なんか要ります? マジで要りますか? うそ~ん。 私にゃiモードすら不要なんですけど。

 現在、各都営地下鉄でAMラジオが聴けるようになっています。来年度中には東京メトロでも同様のサービスが行われるそうですから、もうどんな遠方の現場に派遣されるようになろうと退屈しなくなりますね。今までは、電車に揺られながらお気に入りの文庫本をバッグに忍ばせて読んでいたんですが、「お気に入り」ってそんなに数多くはありませんから、さんざん読み返してさすがに飽きはじめてるんですよね。
 それに、電車で隣に座ったオッサンが読む新聞を横から覗き込まなくても、家に帰り着く前に最新ニュースを知ることのできる喜び。……まぁ、iモードを使わないからそうなっとるだけの話なんですが。自業自得でございます。
 

 今月一番高価だった買い物は、830円のフライパンだった私ですが、はしのえみさんのラジオ新番組レギュラー出演が、いよいよ来月6日木曜日から始まることですし、それまでには500円玉貯金を崩して、「ラジデン」買っちゃいますよ! さぁ、勇気を出して、俺!
 そして、来月からは自然発生的な「1ヶ月1万円生活」の始まりじゃああぁぁぁああぁ。よゐこ「ハマグチェ」氏にだけは負けられねぇどー。……そのうち男らしく、あの「1本うどん」をマネして作ってしまうかも。

 ホンネを言えば、「ラジデン」のデザインがあんまり好みでなくてですねぇ。ケータイを裏返すと、まんま携帯ラジオ丸出しという設計は、確かにわかりやすいけども……。本当はプロソリッドにラジオを組み込んでもらえたら、とてもうれしかったのですが。ありゃパナソニックのやつだけど。
 それに、「ラジデン」というネーミングセンスはどうなの……。消費者への伝わりやすさに特化した小林製薬並みに振りかぶった直球勝負ですねぇ。他にも「スゴ録」とかいう、“らしくない”ネーミングの過去もありますし、最近のソニーはどうしちゃったんでしょうか。何か悪いものでも食ったんでしょうか。

 

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2005年9月24日 (土)

医療ミスは問責される。「判決ミス」はどうか?

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>>> 「本当に勝ったんだ」 笑顔広がる報告集会

 「布川事件」(※[管理人注] 1967年 茨城 62歳の大工が殺害された強盗殺人事件)の再審開始決定(※[管理人注]水戸地裁土浦支部 彦坂孝孔裁判長)を受け、桜井昌司さん(58)と杉山卓男さん(59)=いずれも無期懲役が確定、仮釈放=と弁護団が21日午後、茨城県土浦市の文化施設で報告集会を開いた。
 集会には支援者ら約130人が参加。はじめに、2人の支援を続けながら亡くなった弁護士らに黙とうをささげた。
 桜井さんは「皆さんが喜んでくれたことが私の喜び。皆さんの力添えがなければ途中で挫折していた」と笑顔であいさつ。杉山さんは「決定が出た時は夢の中だったが、女房からメールが来て本当に勝ったんだと思った」と喜びをかみしめた。
 中田直人弁護士は「一つの闘いが勝ち取った勝利への第一歩」と話した。各地から訪れた支援者からも「うれしい」「素晴らしい決定」と喜びの声が上がった。(共同通信) - 9月21日

 再審、つまりすでに判決が確定してしまっている裁判のやり直しです。まだ、「これから裁判をやり直します」と決まっただけの段階ですが、無期懲役以上が確定した日本の刑事裁判で再審がなされた場合に、今まで逆転無罪判決が出されなかった例はございません。なので、このように結論を先取りした、事実上の「勝利宣言」となったのでしょう。

 おふたりの当事者のうち、杉山さんは仮釈放後にご結婚、たしかお子さんもいらっしゃったと思いますが(違ってたらすみません)、ここでも「人生のやり直し」も果たそうとしておられます。


>>>再審決定への異議に反論 毒ぶどう酒事件で弁護団

 三重県名張市で1961年、ぶどう酒に農薬が混入され女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件で、死刑が確定した奥西勝元被告(79)の弁護団は15日、再審開始決定(※[管理人注]今年4月5日 名古屋高裁 小出■一裁判長…■は金へんに"享")に異議を申し立てた名古屋高検の主張に反論する意見書を名古屋高裁に提出した。弁護側は「検察側の異議は抽象的で再審開始決定を曲解した」と批判した。

 再審開始決定が、死刑判決を覆す新証拠と認めた弁護側のぶどう酒瓶の複製を使った開栓実験について、検察側は「証拠物と条件が異なる可能性が高く、再現の正確性に疑問がある」などと異議を唱えたが、弁護側は新たに事件当時と同じ封印から71日目の条件を設定した実験を実施。「(検察側の主張は)いかなる観点からも理由がない」と反論した。(共同通信) - 9月15日

 この毒ぶどう酒事件判決に関する再審までにも、おそろしいほどの時間がかかっています。確定判決を覆すことに対して、慎重に慎重を期したい裁判所の気持ちはわかりますが、生存中に名誉回復の叶わなかった無辜の受刑者が続出している事実も直視する必要があります。

 ここで勘違いしてはならないのは、「自白をただ鵜呑みにするような、こんな誤審は前時代的な裁判が行われていたせいで起こったのだ。あぁ、お気の毒に」というわけではない、ということです。
 弁護人の監視すらなく、密室で行われる取り調べ。その密室で、検察官が被疑者の供述を書きとめた文書の内容を、裁判官は自動的に信用して遠慮なしにバンバン証拠採用していきます。そんな「伝聞例外」という名の原則的取り扱いも含め、誤審の温床ともなりかねない刑事手続の仕組みそのものは、40年前と何も変わっていません。つまり、「無罪の推定」「疑わしきは被告人の利益に」というのは、今も昔も、司法試験の論文で答案の点数を上げてくれる便利な呪文、という意味合いのほうが色濃いのです。

 「人が、今日という日を過ごせたのは、確率が高いだけの偶然にすぎない」という言葉があります。私は明日、クルマに轢かれて、独身のままあの世へ旅立つかもしれません。明日の朝に乗る予定の電車がカーブで脱線して、その犠牲になるかもしれません。また、私は明日、目撃者なき強盗殺人事件のぬれぎぬを着せられて逮捕されるかもしれません。「こやつには、アリバイはあるが金はない。金銭目的の凶行に及ぶ動機は十分だ」と決めつけられれば、刑事訴訟の適正手続きに乗せられて、いずれ死刑判決を受けるでしょう。

 人間が社会的な存在として生きる以上は、その社会から生じるリスクも引き受けなければなりませんね。もちろん司法も、そういったリスクのひとつなのです。
 
 
◆ 日本国憲法 第38条(自白の証拠能力・証明力)
1 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
2 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
3 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。

◆ 日本国憲法 第40条(刑事補償)
 何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求めることができる。

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2005年9月21日 (水)

交通事故ゼロをメザシて

 明日から始まる「秋の全国交通安全運動」を前にきょう、上天草市では事故ゼロをメザシてドライバーに「メザシ」が配られました。

 上天草市大矢野町の大矢野物産館「さんぱーる」で開かれた出発式には、交通安全活動推進委員らおよそ150人が参加しました。まず、池部正剛上天草警察署長が「交通ルールを守り事故防止の徹底を図りましょう」と挨拶したあと、市内の5つの保育園児全員が交通安全の宣言を行ないました。

 このあと、およそ50人の園児達が国道266号線に出て「交通ルールを守りましょう」と呼びかけながら「事故ゼロをメザシて」メザシやチラシを配り、交通安全を呼びかけていました。秋の全国交通安全運動は「高齢者あなたのマナーで防ぐ事故」を統一スローガンに明日から今月いっぱい行われます。(RKK熊本放送)2005/09/20

 「メザシやチラシを配り」と、両者を同列に並べてみせた斬新な内容に惹かれました。私、街頭でチラシやポケットティッシュを配ったことはございますが、さすがに「メザシ配り」に従事したことはございませんね。

 交通事故ゼロを目指す、という崇高な理念は、もちろん私も支持いたしますが、「事故ゼロをメザシて」などという、中年男性特有の言語発想を、いたいけな子どもたちに託すのはいかがなものでしょうか。少しズルい感じもしますよね。欽ちゃんの仮装大賞で、いまだにキッズが仮装に駆り出される割合が高いままなのも、無理はありません。
 そして、保育園児から道ばたでメザシを手渡されてしまったドライバーの立場は。その非日常的な出来事から受けるインパクトが強すぎて、「メザシ」が「目指し」と懸かっていることは理解できても、「あれ? 何を目指すんだったっけ?」と、その肝心な目的語が頭から抜けてしまうんじゃなかろうか……、というのは余計な心配でしょうか。

 それにしても、メザシって、どうやって配るんでしょうかね。一匹ずつ真空パックか何かにしてあるんでしょうか。直に手渡されたら、ダッシュボードの上に置いておくわけにもいきませんし、もう運転しながらカジりつくしかないですね。

 今年、熊本県内の交通事故が減り、県民の交通安全に対する意識が高まるとしたら、それはこの秋、天草の公道が、少しメザシ臭くなっているからかもしれません。

 なんか、まうごつ恥ずかしかなぁ。熊本。

◆警察庁組織令 第30条(交通企画課)
 交通企画課においては、次の事務をつかさどる。
  五 交通安全教育及び交通安全運動に関すること。

 
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2005年9月20日 (火)

オマエに食わせるチャーシューは、ねぇ!

 ごぶさたしております。衆院選も嵐のように過ぎ去り、当ブログのアクセス数も、すっかり通常モードになったところで、また地味に更新を続けてまいりたいと思います。

 今日と明日で久々に連休を取ってみました。今、ちょっとした貯金をしているので、あんまり思い切った休みを取りたくないんですけどね。数ヶ月ぶんの家賃や生活費が貯まったら、いつかガバッと長期休暇をとって、じっくり執筆したいものがございますので。 ま、そんな先の話はともかく、とりあえず今日は疲れた身体を休めて、明日は図書館でゆっくり調べ物しようかなと思ってます。

 ただ、さっき、1週間分の食料を買い出しにスーパーまで行って来たんですが、そこで、よくわからないクセにスパイスの棚を眺めていると、突然知らないオッサンがこちらに向かって「おい、トマトジュースはどこだよ」と、中年男性特有の高圧的な口調で言い出すのです。横には品出し途中の段ボールが積んであるし、どうやら私をスーパーの従業員だと勘違いしているようでした。Tシャツにジーパンという軽装で、休みを満喫している途中だったのに、あたしゃどんだけ「接客顔」をしとるというんでしょうか。

 「トマトの汁ぐらい、オノレで探せや」と、あえて面倒くさげな表情をして、自分は店員じゃないと、そのオッサンに告げた私。しかし、その声がオッサンには聞こえなかったらしく(あるいは聞こえないフリをしたのか知りませんが)、「なんだ、知らんのか。ならいいわ」と言い放ち、スタスタ去っていきました。私は、そのスーパーにレジ打ち派遣されたことがあるわけでもなく、まったく無関係なのに、なんだか負けた気がして、変に悔しかったです。


>>> 「腹が減っていた」 チャーシュー盗んだ男を逮捕

 16日午前1時10分ごろ、福井県春江町江留上のラーメン店で、店を閉めた男性店長(31)らが裏の勝手口から出たところ、不審な男を発見。店長が「何してんのか」と声をかけると自転車に乗って逃げたため、約20メートル追いかけて取り押さえた。その際、男は自転車とともに転倒し、かごからチャーシュー5つが入った真空パック1袋(約1キロ、2000円相当)が転がり出た。駆けつけた県警丸岡署員が男を窃盗容疑で現行犯逮捕した。

 調べでは、ラーメン店の近くに住む職業不詳の男(23)。チャーシューは、店の勝手口近くの冷蔵庫から盗んでいた。容疑者は調べに「腹が減っていた」と供述。冷蔵庫を開けるとたまたまチャーシューがあり、手を伸ばしたらしい。 (毎日新聞)2005/09/17


 「オマエに食わせるチャーシューは、ねぇ!」(by 次長課長 河本さん)

 おそらく、ラーメン屋さんの冷蔵庫には、いろいろ入っていたんでしょうが、間違えてラードの固まりを盗み出してたら面白かったのになぁと思います。

 チャーシュー1キロ、2000円相当ですか。一度かじりついてみたいですね。そのチャーシューをチャリのかごに乗っけて、一緒に大地へ向けてダイブしてみせる。そんな漢(オトコ)としてのスケールの大きさが、私には欠けているんですよね。

 私は今日、スーパーで208円の干しエビと、218円の昆布ちりめんのどっちかで迷いに迷って、結局後者に決定しました。そんなせせこましい男です。でも、昆布ちりめんなんて、ごはんのおともで、あさってぐらいには無くなってしまいそうですな。来週は干しエビにしようっと。

 今は無き有料メルマガではご紹介しましたけれども、6月には中国籍の調理師が、スーパーの「ゆでダコ」を万引きして逮捕されています。だったら、日本人がチャーシューを盗んだっていいじゃありませんか。これぞ、食文化のコラボレーション。

 意外と、日中の関係回復の鍵は、泥棒さんが握っている……わけなかろうが。



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