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2005年10月20日 (木)

国民審査制度、見直しへ

裁判官国民審査見直しへ(東京新聞)

 内閣による最高裁判事の任命行為は、国会の事後承認でチェックする、という方向で改められるよう検討中とのことです。それで判事の適任or不適任について、しかるべき民主的コントロールをおよぼすのだ、という理屈は分かるんですけれども、なんかねぇ、つまんないんですよねー。

 国民審査という、一人ひとりが司法権に向けて一票を投じる直接民主制的な行事に、私は魅力を感じているので。


 また、現行憲法のままでも、より実効性のある審査ができるかどうかも検討する予定。

 そのとおり。憲法改正草案とは言ってみても、それが実際の改正に結びつくには、最短でも10年前後はかかるのではないかとウワサされています。中曽根元総理も、そうおっしゃっていたような記憶が。とにかく「多大な政治的エネルギーを必要とされる」と表現されるモノ、それが憲法改正という大事業です。

 だとしたら、現行形式の国民審査も、あと少なくとも1回か2回は行われるのでしょう。だったら、今の形を活かすとして、どういう方策がとれるのか、本気で考えていく必要がありそうです。

 かの「国民審査のオカズ」ですが、おかげさまでネットを飛び出して天下の朝日新聞にまで採り上げていただき、去る9月11日の投票日当日には、約11万5000ヒットという瞬間最大風速を記録いたしました。ご利用くださった皆さま、リンクや紹介をしてくださったサイト・ブログの管理人さま、本当にありがとうございました。

 たしかに、一個人の立ち上げたサイトとしては、思わず鳥肌が立ってしまうほど驚異的なアクセス数です。しかし、この程度のアクセス数で満足してもならないのです。「国民審査制度の浸透」という面から見れば。だって、有権者は全国に1億人いるんですから。



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