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2006年1月21日 (土)

ついに見えたり! 裁判員制度の意義

裁判員制度の障害知りたい 最高裁、初の大規模調査(共同通信)

 だからぁ……、まだわかっていただけてないのでしょうか。つい3年前まで国民の司法参加に猛反対していた最高裁の皆さん。

 “障害”を知りたがってる場合じゃありません。裁判員制度を実施するにあたっての、明確な“メリット”さえ打ち出せば、多少の障害があっても参加しようと覚悟する国民はいるのです。

 「日本人にこびりつく“お上意識”を払拭し、ひとりひとりの国民が主権者として、統治に主体的に関与していかねば」というのが、裁判員制度導入の理由なんだそうです。要するに、裁判員制度が国民に支持されないのを、“お上意識”から脱しない国民の責任に転嫁しようとしているんですね。とんだ言いがかりです。
 なにが「統治主体意識」ですか。偉そうに。なんで主権者が裁判所に説教されにゃいかんのですか。

 おそらく、裁判員制度の意義について、最高裁もボンヤリとしか把握できてないのでしょう。だから、国民に対して「とにかく参加せぇよ。参加せにゃあ、主権者失格じゃ」と逆ギレしてごまかすしかないのです。

 意義も不明なモノに、誰が参加したがりますか。店の商品が売れないのを、客のせいにする店主がどこにいますか。ちゃんと、司法制度改革の目玉商品「裁判員制度」のメリットを説明してくださいよ。

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 あの部長のニヤけた顔にガマンならなくなったら、ぜひ法廷へ! 裁判員法の後ろ盾があるので安心です。部長もお上には逆らえません。

 

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 裁判員の仕事は貴重な体験。その感想や裏話を書き込めば、あなたのブログが注目を浴びること間違いなし! でも、守秘義務違反に気を付けて。

 

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 この年に「笑い飯」のふたりが見せてくれたネタは最高でした。彼らが2003年に惜しくも優勝を逃してしまったのは、本当に痛かったですね。観ている側は、「あの“民俗博物館”以上のネタを!」と、期待値のハードルが上がりっぱなしなので、最近の笑い飯は、ちょっと気の毒ではあります。

 ちなみに2月19日は「第4回R-1ぐらんぷり」です。フジテレビ系列で16:05から放送予定。

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