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2006年3月24日 (金)

最高裁ドタキャン弁護士 安田好弘さんの基礎知識

((参考過去ログ))
待てど暮らせど来ぬ人を(2006/03/17) 

060324yasuda  安田好弘(やすだ・よしひろ)
 1947(昭和22)年12月4日生(58歳)
 本籍:兵庫県

 第二東京弁護士会 所属
 港合同法律事務所

1975(昭和50)年 一橋大学法学部卒
1977(昭和52)年 司法試験最終合格
1980(昭和55)年 司法修習修了(32期)

 

  •  1980年8月「新宿駅西口バス放火事件」(6人死亡、14人全身やけど)公判の弁護人を務める。 ⇒ 心神耗弱が認定され減刑。 無期懲役が確定。
     
  •  1980年12月「名古屋女子学生殺人事件」の弁護人。 しかし、一審・控訴審・上告審すべてで死刑判決が維持され、1995年に刑執行。
     ただし、このとき開かれた最高裁の口頭弁論が終結した後も、「弁論補充書」と題した書面を、判決が出るときまで、2,3週間に1度のペースで最高裁へ提出しつづけたという。 死刑判決後も、判決訂正の申し立て恩赦の出願など、自らの信念にもとづき、刑の執行阻止に力を尽くす。
     
  •  特に、アイヌ民族問題、山間部の日雇い労働者に関する権利擁護や、精神病院患者の人権問題などに力を入れる。
     
  •  1972年「あさま山荘事件」坂口弘死刑囚につき、再審請求を担当。
     
  •  オウム真理教の「尊師」松本智津夫の主任弁護人

 

■ 著書:「『生きる』という権利 ─ 麻原彰晃主任弁護人の手記」(講談社)より

 「(大学のころは)全共闘運動が高揚していた時代だった。そのころは自分が何になろうかなど、考えてもみなかったが、ただひとつだけ『常に少数派でありつづける』という思いは、ずっと持ちつづけていた」(PP.105-106)

 「公安調査庁は、破防法では負けたものの、団体規制法によって復活した。人員を増やし、定期的に隊列を作って、旧オウム信者の施設に乗り込んでいくという新たな仕事を得たのだ。 どれだけ多くのジャーナリストが、そしてマスメディアが、そして警察と検察と裁判所と弁護士が、オウム事件により職を得、利益を得たのか」(P.41)

  •  1998年12月、顧問を務めていた中国系不動産会社の資産隠しを指南したとする、強制執行妨害容疑で逮捕される。 それにともない、尊師の国選弁護人としての職務も解任される。
     しかし、2003年12月、東京地裁は無罪判決を言い渡す。 現在、控訴審にて審理中で、今年2月にようやく初公判が開かれたばかり。
     
  •  1998年7月「和歌山毒物カレー事件」の上告審主任弁護人。
     
  •  「ヒューザー」社長の提訴する民事訴訟における代理人。

 

■ 「週刊現代」2006/03/11 「ライブドア事件『検察の暴走』」より

 「私は今回の事件は、戦前の二・二六事件と同じような匂いを感じています。 つまり、二・二六事件で青年将校が世直ししようとしたように、今回のホリエモン逮捕は、特捜検事の彼らなりの世直し、国体護持のための運動ではないかと」

 「株価暴落で損をした人たちは、ホリエモンの株価操作で被害を受けたと錯覚しています。この間の検察の情報操作は、実に見事です。 株主は検察に対してではなく、ライブドアに対して損害賠償請求を打とうとしている始末ですからね。 これで株が上がったのは特捜ですし、ヤメ検と言われている弁護士集団の株も上がったんですね。これこそ偽計取引ですよ」

 「ホリエモンの調書がもし本当に作成されていないとしたら、私は逆に、検事がまともに取調べも何もしていないんじゃないかと思う。 むしろ喜んで否認させている。 それによって憎らしくてふてぶてしいホリエモンというイメージを作り上げているわけです」

================ 

 検察という権力組織をお嫌いなのも結構なことですし、近ごろでは最高裁の口頭弁論よりも、週刊誌の座談会のほうを重く見てらっしゃるということも、よくわかりました。 それにしても、「名古屋女子学生殺人事件」を担当なさってた頃の情熱や行動力は、どこへ行ってしまったんでしょうかね。

 次は、事件現場である山口・光市に程近い、広島弁護士会所属の足立修一弁護士について特集してみます。 今日、国会図書館で調べてみたんですが、通り一遍のプロフィールぐらいしか見つかりませんでした。 なにかご存知の方、情報をお寄せください。

 

>>>>>>>> みそしるオススメ本 <<<<<<<<<

 「頭の良くなる薬を、ほんとうに見つけてしまった…… どうしよう?」

 東大薬学博士の著者が、「おいしい生活」という名フレーズを編み出してブレイクした(古っ。いつの話や)コピーライター 糸井重里氏との対談形式で、目からウロコの脳科学を楽しく解説。

 糸井さんの、それとない発言の中から「糸井さんが嫌いなタイプの人」というのも、いくつか見えてきます。 それがわかってどうだ、ってこともないんですが。

 頭は30歳を過ぎてから良くなる? 「頭がいいと思う人=自分の好きな人」? センスも記憶のなせるワザ??

 私たちが気にすべきなのは、脳機能の低下よりも、まわりの世界に慣れずに新鮮な気持ちで見ることができているかどうか、だといいます。 最近「脳年齢ゲーム」がブームですけど、ああいうのを繰り返しこなして、パターン慣れで叩き出した「脳年齢」というハイスコアに一喜一憂しとる場合じゃないかもよ。

海馬 ― 脳は疲れない
海馬―脳は疲れない 池谷 裕二 糸井 重里

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コメント

どうしたわけかトラックバックができないので、ここに書き込ませていただきます。
みそしるさんとはまた違う視点から、安田弁護士の行動について意見を述べてみました。
http://yukky0ape.blog62.fc2.com/blog-entry-11.html

「軽妙に」「分かりやすく」司法のことを一般人に語るのは、とても大切なことと思います。
しかし、情報をもっと深く探っておくことも重要ではないでしょうか。
読者が増えたブログ、メルマガには、ある程度の社会的責任も生ずるように思えます。

メルマガ、楽しみに読んでおります。それでは。

投稿: yukky | 2006年6月 2日 (金) 14:25

>yukkyさま

私とは異なる、新たな視点から情報を深くえぐっていらっしゃる方からのコメント、ありがたく頂戴いたします。

ところで、最初の口頭弁論開廷日が、まるで急に弁護側へ通告されたような書き方をしておいでですね。「3月14日」と決まったのが、いつの段階なのかご承知のうえで書いていらっしゃるんですよね?

投稿: みそしる | 2006年6月 2日 (金) 20:32

>yukkyさま

6月4日付け 最新エントリにて、現時点で私が今握っている情報や、考えていることについて、すべて公開いたしました。

これで社会的責任を果たしたなどとは思いませんが、いつものふざけたエントリと変わらず、yukkyさんはじめ、皆様に読んでいただければ、それ以上にうれしいことはありません。

最近、定期的にメルマガを配信できずに、申し訳ありません。これからもよろしくお願いします。

投稿: みそしる | 2006年6月 4日 (日) 00:22

投稿: | 2008年4月22日 (火) 19:39

※ コメント削除のご報告 ※

=== この書き込みは、安田弁護士個人に対する誹謗中傷ないし人格否定に該当すると、当ウェブログ管理人が判断しましたので、削除いたしました ====

2008.4.23 16:07

投稿: みそしる | 2008年4月22日 (火) 23:42

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受信: 2006年3月24日 (金) 22:54

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数日前の記事「最高裁公判に安田好弘弁護人欠席(山口母子殺害事件)」で書いた件について、あちらこちらのブログを覗いているが、あるブログ(複数)が炎上している。いや、この「炎上」と言う用語をここで使用してよいものかいささか疑問なのだが、日頃巡回して読ませていただいている「踊る新聞屋ー。」さんが(内容は異なるけれども)取り上げておられたので、状況的に似ているであろう?と解釈して使用させていただいた。 で話題の「炎上」しているブログだが、反論コメントの殺到で既にオーナーが手の付けられない?状況も一部に... [続きを読む]

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