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2006年5月 5日 (金)

ホントに詐欺で立件できる? 耐震偽装 <2>

>>> 強度偽装 : 米で6人逮捕 トンネル工事で低品質コンクリ
 米連邦捜査局(FBI)は4日、マサチューセッツ州ボストン中心部の大規模トンネル工事で、水分の多い低品質のコンクリートを使った上、記録を偽造し強度を偽装していたとして、詐欺などの疑いで大手土木資材会社アグリゲート・インダストリーズの幹部6人を逮捕した。
 AP通信などによると、6人は担当した工事で、古くなったコンクリートを再利用して過度の水分を混ぜた、トラック5000台分以上のコンクリートを使うなどした疑い。
 トンネルは1991年着工。当初予算を大幅に上回る146億ドル(約1兆6600億円)を費やして、今年ほぼ開通した。当初、内部での水漏れが指摘されていたが、当局は使用に問題ないとしている。(ニューヨーク共同) 毎日新聞 2006年5月5日 11時26分

 なるほど。 アメリカでは、トンネルの強度偽装の疑いで、詐欺罪での立件がされています。 気になったので取り上げてみました。

 
 もちろん、日本の問題と直結して、パラレルに考えるのは、ちと強引で安易な気もします。
  •  日本の詐欺罪と、要件がどれだけ似ていて、どれだけ違うのか。
  •  アメリカの逮捕の要件は、日本よりだいぶゆるいらしい。
  •  日本の事件のように、複数の会社間にまたがった問題ではない。

 どうやら、ひとつの土木会社で計画・実行された偽装のようですからね。 この記事を読んだだけで断定はできませんが、日本の法律だと、「組織的詐欺罪」を適用して、最高懲役20年までいけそうです。

 

 鉄筋を減らして安くあげるという「経済設計」は、総研はもちろん、ヒューザー・木村建設・姉歯事務所、皆が念頭においていたはず。 その想念(?)を「スピード審査」のイーホームズが見逃していた。
 
 では、おのおのがどれだけ「連携」し、どこまで強度偽装プロジェクトの「分担」を意識していたのか。 裏を返すなら、どこまで自分のことしか考えていなかったか……。
 
 売り主のヒューザーについては、マンション引渡しの段階で強度が極端に足りないことを認識できていれば、わりかしナチュラルな詐欺罪が成立しそうです。 しかし、本当に無邪気で知らなかったのなら、社長がおっしゃるとおり「第一の被害者」なのかもしれません。
 
 その他は…… 難しいですね。
 
  もう少し考えさせてください。 (←へたれ)
 
 
 

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