あなた色には染まりません
>>> 裁判員も黒い法服 最高裁前向き検討
2009年にスタートする裁判員制度の本格準備を進める最高裁に「裁判員をやると、被告らからの仕返しが怖い」と脅迫や報復を恐れる市民の声が多く寄せられ、担当者を悩ませている。外見上の個性を消すため、裁判官と同じ「法服」を着用させる案も浮上。裁判員の不安解消は、円滑な制度導入に不可欠な重要課題になりそうだ。
市民が黒い法服を羽織るアイデアは、最高裁が全国で開いた裁判員制度フォーラムの会場で提案された。
被告らと向き合う裁判員6人が中央の裁判官3人と同じ服を着ることによって、法廷外で特定されにくくする一方、裁判員に自覚を与える効果も期待できるという。最高裁刑事局も「十分検討に値する」と前向きだ。(共同通信) - 5月6日
戦隊ヒーローものとは逆の発想ですね。 服装を黒で統一して、区別を付けられないようにするとは。
いくぞぉっ! トォォォォーー!
「裁判長ブラーック!」
「右陪席ブラーック!」
「左陪席ブラーック!」
「裁判員ブラーック!」
「裁判員ブラーック!」
「裁判員ブラーック!」
「裁判員ブラーック!」
「裁判員ブラーック!」
「裁判員ブラーック!」
『9人合わせて、合議体!!』
やかましいわ!
「おのれ、 怪人ヒコクニンめ! 今日がオマエの命日だ!」
こんな葬列みたいな色味の戦隊ヒーローもの。 テレビ朝日が日曜の朝に放送しても、子どもはまったく食いつかないでしょうね。 もちろん、死刑判決という「必殺ワザ」だって、たまに炸裂するのですが、
「えー、ぜんぶ黒だー。 おもしろくなーい」
おそらく反射的にチャンネルを変えられます。
法壇に並んだ黒9人の、微妙な『違いがわかる人物』になるには(宮本輝の域まで達するには)それ相応の人生修行が必要なのです。 しゃばだーー だーば しゃばだーーー♪ (古っ)
それにしても、参加そのものを罰金で強制したうえで、黒い法服を着るのも強制で。 たとえ、青木さんでも白石さんでも、裁判員になったら黒を着なければなりません。
服装に関する長年のポリシーをかなぐり捨ててまで、はたして林家ペーパー夫妻は、素直にピンク色を捨てて、黒を着こんで裁判員に参加してくださるのでしょうか。
それよりも、ペーパー夫妻は、つい法廷にカメラを持ち込んでしまって、退廷命令食らわないか、むしろそっちのほうが心配です。
なぜ法服は黒色なのか、皆さんはご存知でしょうか。 それは「何ものにも染まらない」という覚悟の意味が込められているのだそうです。
誰ですか? 「黒い墨汁に牛乳混ぜたらグレーになる」なんて、ふざけたことを言っている人は! ダメでしょ、そんなもったいないことしたら。
ちなみに素材は100%シルク。 となると、当然お値段は1着ウン十万円になるでしょうか。 うーむ、「テロテロ素材の服」といったら、1,900円ぐらいでジャスコの2階に吊るしてある合成繊維のシャツぐらいしか、庶民の脳裏には思い浮かびませんが、裁判員になると、そういう高貴なお召しものを着用できるチャンスもあります。
1991年4月には、女性用の法服も新たにつくられました。 右前合わせで、左にポケットが付いていたりする他、「シャーベット・グリーン」のスカーフも用意されているらしいですね。
そのスカーフを付けるか付けないかは任意ですし、どんな付け方をするかも、個人のセンスに委ねられていますので、女性の裁判員は、そこでささやかな自由を楽しめるでしょう。 ただし、頭に巻いたりしたら怒られると思いますので、気をつけましょう。
2005年2月に内閣府が行った「裁判員制度に関する世論調査」によると、国民が『裁判員制度に関して知りたいこと 上位3つ』は、以下のとおりです。
1.裁判員の安全やプライバシー …… 42.1%
2.裁判員の具体的な役目 …… 40.7%
3.裁判員が導入される意義 …… 35.1%
やはり、一番の不安材料は、「身の安全」です。
そういえば、12年前の松本サリン事件も、オウムの狙いは、現場となった駐車場付近の裁判官宿舎(長野地裁 松本支部)だったといわれていますね。
託された力が強大であるだけに、裁く者に対する危害や圧力の可能性は、つねに付きまといます。
◆ 裁判員の参加する刑事裁判に関する法律 第3条(対象事件からの除外)
1 地方裁判所は、前条第1項各号に掲げる事件について、被告人の言動、被告人がその構成員である団体の主張若しくは当該団体の他の構成員の言動又は現に裁判員候補者若しくは裁判員に対する加害若しくはその告知が行われたことその他の事情により、裁判員候補者、裁判員若しくは裁判員であった者若しくはその親族若しくはこれに準ずる者の生命、身体若しくは財産に危害が加えられるおそれ又はこれらの者の生活の平穏が著しく侵害されるおそれがあり、そのため裁判員候補者又は裁判員が畏怖し、裁判員候補者の出頭を確保することが困難な状況にあり又は裁判員の職務の遂行ができずこれに代わる裁判員の選任も困難であると認めるときは、検察官、被告人若しくは弁護人の請求により又は職権で、これを裁判官の合議体で取り扱う決定をしなければならない。
この裁判員法3条にあるように、裁判員に危害が加わるおそれの高い種類の事件は、いくら重罪でも裁判員は召集されず、通常どおり裁判官のみで行われることになります。具体的には、「テロ事件」や「組織的な粗暴事件」が除外対象になる見込みらしいです。
もちろん、それでも私たちの不安を、完全に払拭するのは難しいでしょう。
それでも、他の有効と思われる対策と複合的に連携させて、わざわざ時間を割いて裁判員として参加してくださる方々の、身の安全を確保できるように、ギリギリまで知恵を出していくのが至上命題です。
少しでも、裁判員制度への理解を…… 少なくとも最高裁の「努力の姿勢」は、国民へ素朴にアピールすることができます。
いくら素人といえども、法律の規定上、裁判員にも事実認定・法律適用・量刑の、権限ないし責務があります。 やることは、裁判官とあんまり変わらないんですから、服装も統一したほうがわかりやすいと思いますね。
服装の問題もそうですけど、金髪にピアスで眉を剃っちゃってるような人が裁判員になった場合、どうしましょう。 被告人や証人に対し無言の圧力になったりしないでしょうか。
……ま、そういう場合は、事前に検察側か弁護側が「理由なし不選任」にしてしまうのかもしれませんが。
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「瞬間瞬間っ! バクハツして生きろっっ!」
汐留で「明日の神話」が本邦初公開される縁なのか、日テレさんが大々的に、岡本太郎をフィーチャーしてくださるそうで。
Be TARO……か。
この夏、太郎さんのブームが来るんでしょうか? 本当?
へぇー、倖田來未ちゃんも一枚噛んでくるの? そういえば、岡本太郎もエロカッコイイ男なのである。
「下手でいいじゃないか。 誤解されたっていいじゃないか」
「個性とは、自己にこだわることじゃない。 他と溶け合うことだ」
「自分を殺せということは、自分を活かせということなんだ」
司法浪人時代、なかなか思うようにいかず、数多くの壁にぶちあたったとき、ムチャクチャに思えながら、妙に論理的な岡本太郎の言葉には、たびたび助けられ、勇気づけられました。
「法隆寺は、燃えて無くなって結構。 自分が法隆寺になればいい」
科学技術の粋を集めた万博会場の真ん中に、あえて打ち立てた「太陽の塔」。 前衛のはずなのに大衆から支持され、アバンギャルドでありながら、伝統の本質を鋭く見ぬいていく。 日本の原点を「縄文」や「沖縄」に見た、世界に誇れる芸術家。
システムにどうしても適応できない人間は、その劣等感をプラス方向に突き出せばいい。 自分は岡本太郎ほど強くない、組織の中でしか生きられない、と悩むなら、そういった自らの特徴に積極的に賭けていけばいい。
のんびり癒されている場合じゃない、すべての方へ。
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コメント
どうでもいいことでしょうが、最新バージョンの法服はポリエステルだったりします。
シルクのお召し物でなくて残念。
投稿: きゃんた | 2006年5月 8日 (月) 11:33
きゃんた様、どうもいらっしゃいませ。
あー、残念! 絹100%の法服というのは過去の遺物だったんですね。
なるほど、ポリエステルなのか。さすがにユニクロ製ではないですよね。
投稿: みそしる | 2006年5月 8日 (月) 21:50
はじめまして!時々ロムしてる者です。
法服は高島屋製であるとの噂です。
投稿: こにゃ | 2006年5月 9日 (火) 16:13
こにゃ様
高島屋! 貴重な情報ありがとうございます。
ただ、東京や京都ならわかるんですが、全国すべての裁判官が高島屋製の法服をお召しなのでしょうか。 そうなると、全国のぶんを最高裁の事務総局がまとめて発注?
……すいません、調子に乗りました。どうでもいいことが大好きなもので。
これからも、当ブログの悪ふざけを温かく見守ってください。よろしくお願いいたします。
投稿: みそしる | 2006年5月10日 (水) 01:04