« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月31日 (火)

【裁判員広告】今度は仲間由紀恵だ!

Dsc00011 【参考過去ログ】
 ハセキョーは裁判員制度を救う女神なのか(2005/10/13)

 

 「おまえらの犯行は、まるっとお見通しだ!」 (ドラマ「トリック」風に)

 いやぁ、驚きましたね。 この由紀恵ちゃんの右手に、チキンラーメンどんぶりが乗っかっていても決して違和感のない出来映えですが、まぎれもない裁判員制度PR第2弾なのです。

 また6億円使っちゃったんでしょうか。

 朝日新聞10月26日付朝刊よりの引用です。 最初は縦撮りをしていたんですが、どうやら私のパソコンが古すぎて、デジカメ画像の縦撮り情報が反映されないようですので、こんな不細工な形となりました。 ま、あんまりキレイに撮ったら撮ったで、著作権うんぬんを理由にオトナの人たちから怒られそうですし、これでイイのです。

 私が勝手に決めた「若手売れっこ女優 四天王」のうち、これでふたりが裁判員PRのモデルとして起用されたことになりますね。

 キョウコユキエときて……、もしかしたら来年はミサキあたりでしょうか。 オレの女たちがどんどん自分のもとを離れていき、最高裁というオジサマの胸の中へ飛び込んでいくことを、心の底から悔しく思いますが、その悔しさは案の定 気のせいでした。 秋は哀しい季節ですね。

 

 法律の素人が裁判員として審理に参加することに対して、疑問を抱き心配しておられる方が、まだまだ少なくないようですね。

 以前も書きましたとおり、皆さんにやっていただくのは、被告人や証人、鑑定人が言っていることに、おかしいところや矛盾は無いか、その点検作業に終始するものと思われます。 刑事事件で刑事法規の解釈が正面から問題になるケースというのは稀です。

 皆さんの日常生活なり職業なりで獲得してきた経験に照らしながら、証拠を目で見て、証言を耳で聞き、被告人・証人のしぐさや口調を法廷の場で感じて、そのうえで「検察官の主張(公訴事実)に少しでも疑わしい点があれば、無罪の評決をする」という鉄則さえ守っていただければいいのです。

 なので、裁判員をやりたくない人たちに、無理にやっていただく必要はありません。 気の進まなさや、やる気のなさが、証拠への認知に影響すれば台なしですので、そういった方々の参加を強制するのは、かえって有害だといえます。 意欲のある人たちだけを選んで、司法権の内部に入りこんでいただけばいいのです。

 そういった意欲を喚起するのは、「地域で起こる犯罪は他人事ではなく、自分たちの問題として考えろ」といった類の説教くさい啓蒙活動ではありませんし、ましてや国庫から支払われる日当でもありません。

 「裁判所が私のために、こんなに丁寧に対応してくれた。 こんなに懸命に動いてくれた。 ここまでしてくれた!」という、素朴な驚きや感動にこそカギがあるのではないか、と私は考えています。

 そうして一人ひとりの心が満たされた経験が、裁判員としての真摯な任務遂行につながるのでしょうし、良い評判が口コミで広がっていくことで、制度の成功にもつながるはずです。 「人を味方に付ける」とは、そういうことだと思います。
 なので、場合によっては、「接客のプロ」を招いて裁判員裁判の運営に携わっていただくことだって、アリかもしれません。

 現段階では「仕事が忙しくて参加できない」と敬遠していても、裁判所がそこまで心を尽くせば、万難を排してでも参加を表明する国民は少なくありませんよ。 日本人って基本的にお人好しですから。

 なお、長谷川さんや仲間さんの新聞広告が、そうした驚きや感動のカギになりうるかどうかに関しましては、ここではあえて問いません。 ただ、来年の第3弾広告として、伊東美咲を起用することについては、個人的に期待しております。 エビちゃんでもいいけど。

 

>>>>> いよいよ明後日に一斉発売ですね <<<<<
 

 中2のクリスマスプレゼントで、親父から「イミダス」を買い与えてもらい、「世の中には、こんな便利な本があったのかぁぁ!」との感動を覚えてから、はや幾とせ。 捨てるのが面倒なほどデカくて、毎年どんどん表紙が派手になっていく現代用語辞典です。

 来年の手帳は、もう買ってしまいましたので、手帳がおまけで付く「イミダス」や「知恵蔵」は、残念ながら選択肢から外そうかな、と。 たったそれだけの理由で選んでたら、自由国民社に失礼ですが。

 『現代用語の基礎知識』は、なんといっても項目のマニアックさとコンパクトサイズが特徴。 大ベストセラーとなった「経済のニュースがよくわかる本」の著者が、「参考資料は『現代用語の基礎知識』だけ」と語ったほど(その是非は別にして)、経済関係の解説にも定評があります。
 ただ、付録がなんとも中途半端なような気がして困ります。 今年は「生活スタイル事典」「マナーと常識事典」…… 読んでみないと判断できませんが、なんとか期待に応えていただきたい。

 ビジュアル面が充実しており一番人気の『イミダス』は、別冊付録の「国際比較『日本力』」に魅力を感じて、なんだか気になります。手帳は別に要らんけど、うーん、やっぱり迷いますね。 こうなったら、来年の手帳が2冊あってもいいか?

 政治に関連する項目にめっぽう強く、最近「現代用語の…」の収録項目数を超え始めたといわれる(4万語?)、今年の『知恵蔵』は、「一目でわかる裁判員制度」の特集が組まれているそうです。一方では「知恵蔵裁判」の行方も気になりますね。

 重たいものなので、ネットで買うのが吉かと思います。

 

現代用語の基礎知識2007
現代用語の基礎知識2007 現代用語編集部

自由国民社 2006-11-02


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

イミダス2007
イミダス2007
集英社 2006-11-02


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 

朝日現代用語 知恵蔵 2006
朝日現代用語 知恵蔵 2006 朝日新聞社

おすすめ平均
stars迷った挙句、知恵蔵に決定
stars今年こそ、日常の疑問を解決!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

※ この期におよんで、なぜか来年版「知恵蔵」だけはアマゾンで予約できないようです。 あしからずご了承ください。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年10月15日 (日)

【最高裁】新長官&新判事2名

>>> 町田最高裁長官、15日の退官を前に会見
 町田顕最高裁長官は11日、15日の定年退官を前に記者会見した。一般市民が重大事件の刑事裁判に参加する裁判員制度の開始を2009年に控え「司法制度改革の目玉。国民の期待に応えられるかどうか、司法全体の鼎(かなえ)の軽重が問われる。裁判所、弁護士会、検察庁の法曹三者が緊密に協力してほしい」と述べた。
 02年11月に長官就任。8件の大法廷判決で裁判長を務め、思い出に残る判決として、公職選挙法の規定を違憲とした在外投票訴訟(05年9月)、周辺住民の原告適格を認めた小田急線高架化訴訟(05年12月)などを挙げた。
 今月の参院選定数訴訟大法廷判決の際は「最後の法服と思うと感慨がわいた」と話し、「改革が順調に進む中で定年を迎えられ、ほっとしている。しばらくはのんびりしたい」と45年余の裁判官生活を振り返った。 2006/10/11 (21:00) 日本経済新聞

 

 隠れ長谷川京子ファンの(まだ言うか)町田長官。 どうもお疲れさまでした。

 次期長官。もう少し「若手」にいくのかと思いきや、島田判事かぁ。 ふーん、意外でしたね。 残りの任期は2年しかないんですけど。裁判員制度の開始を待たずに定年退官となりますが、頑張っていただきましょう。

 

  

【 第16代 最高裁判所長官 】
 2006/10/16~2008/11/21 

 島 田 仁 郎  (しまだ・にろう)

 昭和13(1938)年11月22日生  16期

 (出身)東京都・東京大学

 
 '64.4 東京地家裁 判事補

 '68.7 名古屋地家裁 判事補

 '71.4 <最高裁事務総局 刑事局付>

 '74.4 大阪地裁 判事

 '77.4 <司法研修所 教官>

 '81.4 東京地裁 判事

 '82.4 <最高裁 調査官>

 '83.4 <最高裁事務総局 刑事局1・3課長>

 '86.4 東京地裁 部総括判事

 '89.8 <最高裁事務総局 刑事局長 兼 図書館長>

 '94.3 <宇都宮地裁 所長>

 '96.11 <浦和地裁 所長>

 '98.9 東京高裁 部総括判事

 '99.4 <司法研修所 所長>

 '01.2 <仙台高裁 長官>

 '02.2 <大阪高裁 長官>

 '02.11 最高裁 判事

 

 ちなみに、先月下旬の段階で、全国紙、通信社がいっせいに「堀籠幸男判事、16代長官に内定」というニュースを報じていました。しかし、読売新聞だけは何も触れていません。スクープを逃したのかと思いました。

 しかし、今月2日になって、急に話が変わったんですよね。最初に「島田長官」の一報を打ち出したのは読売新聞でした。なるほど、読売の社会部記者は状況を静観していたんですね。

 なかなかやりますねぇ。読売。 野球チーム以外は。

 
 かつて、13代長官に関する人事で、当初は千種秀夫判事に内定していたのが、12代草場長官の退官3日前という段階になって、急遽、三好達判事に変更されたことがありました。ちなみに、三好長官の在任期間も2年足らずでした。

 なお、当時の事情を論ずる上では結果論になりますが、1997年愛媛玉串料訴訟(護国神社に公費を支出するのは政教分離原則に反しないか)最高裁判決で、千種判事は「違憲」、三好長官は「合憲」という意見を出されてます。

 ということは! と思い、今月4日に出されたてホヤホヤの参議院選挙「一票の格差」最高裁判決(15名中、違憲判断5名)をひもとくと…… うーむ、島田判事も堀籠判事も「合憲」の判断でした。

 あれれれ、今回は特に関係ありませんでしたね。 そりゃ、お二人とも特にリベラルだとは思えませんし。 だとすると、いったい何があったのでしょうか。

 民主的手続きゼロで、ひっそりと進められる最高裁長官人事。このあたりの事情は、なかなか生々しくて面白そうですね。まぁ、どうやって取材したらいいのか、さっぱりわからんですけど。

 あ、今から読売新聞社に入ればいいのかな?(無理)
 

 

【 就任なさる新判事 】
 2006/10/16~2012/02/10

 (※10月15日、町田顕長官退官に伴い)
 

 涌 井 紀 夫  (わくい・のりお)

 昭和17(1942)年2月11日生 18期

 (出身)兵庫県・京都大学

 
 '66.4 東京地裁 判事補

 '69.4 <最高裁 刑事局付>

 '72.4 旭川地家裁 判事補

 '75.4 東京地裁

 '76.4 <最高裁事務総局 行政局参事官>

 '77.5 <同 行政局2課長>

 '79.7 <同 行政局1・3課長>

 '83.4 東京高裁判事 職務代行

 '84.4 <最高裁事務総局 給与課長>

 '88.4 東京高裁 部総括判事

 '92.6 <最高裁 上席調査官>

 '93.11 <最高裁事務総局 総務局長>

 '98.1 <前橋地裁 所長>

 '99.2 東京高裁 部総括判事

 '01.2 <司法研修所 所長>

 '02.9 <福岡高裁 長官>

 '03.5 <大阪高裁 長官>

 

【 就任なさる新判事 】
 2006/10/31~2013/04/22

 (※10月30日、滝井繁男判事退官に伴い)
 

 田 原 睦 夫  (たはら・むつお)

 昭和18(1943)年4月23日生  21期

 大阪弁護士会 はばたき綜合法律事務所

 (出身) 京都府・京都大学

 (趣味) 山歩き・囲碁

 
 1969 弁護士登録

 1988 近畿弁護士会連合会 理事

 1990-96 法制審議会 民事訴訟法部会 幹事

 1993 近畿弁護士会連合会 理事

 1995- 最高裁 民事規則制定諮問委員会 幹事・委員

 1996- 法制審議会 倒産法部会 委員

 1997-99 京都大学大学院 法学研究科 講師・客員教授

 

>>>>>>> みそしるオススメ本 <<<<<<<

 ある方に「ライターになるんだったら買っとき」と勧められた本です。 日本の人口推移だけでも、さまざまな統計データが30ページにわたって載っています。 日本一の水揚げ高を誇る港は、私が小学校の頃には「釧路」だと習ったはずですが、今は完全に入れ替わっていたり。

 国民所得・資源エネルギー・農林水産業・工業建設・サービス業・貿易・物価財政・運輸通信・国民生活・国防に至るまで、日本国の過去100年を数字で雄弁に語ります。ひまつぶしにどうぞ。

数字でみる日本の100年―20世紀が分かるデータブック 数字でみる日本の100年―20世紀が分かるデータブック
矢野恒太記念会

国勢社 2000-12

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »