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2007年12月22日 (土)

キャラ化するニュース

 やっぱり、ギックリ腰でした。

 水曜日にカイロプラクティックに行ってきて、そう診断してもらったんですけど、まだ神経の炎症がひいてなくて、骨の矯正ができないらしく、明日に延期してやってもらえます。

 今までは「絶望的」といっても大げさでないほど、ほとんど何もできずにいたんですが、腰痛の炎症をひかせるため、腰まわりに湿布を貼りまくったところ、まだ不安は残るものの、だいぶ日常生活に復帰できるようになりました。 

 それにしても、今週は腰痛で寝込み続けてたおかげで、もともと散らかってた部屋が、さらにトッ散らかってしまいましたな。 ゴミとか洗濯物とか茶碗とか……。

 私は、ひとりでいるのを寂しいとか悲しいと思ったことが全く無く、むしろ誰かとつるんでるときのほうが、たまに悲しさを感じてしまうタイプでございます。

 それこそが、32歳でいまだ独身である根本原因なのでしょうが、たとえばインフルエンザとか今回みたいな腰痛で、まともに身動きがとれず、身の回りのことができないときは、「あー、彼女が欲しいなー」と、なんとなく思ってしまいますね。

 こういう考え方は、恋人というより、自分専用の介護士が欲しいと願っているという、じつに最悪の発想なわけですが。
 
 

 いいんです。いいんです。

 私にだって、恋人ぐらいいます。

 私が恋する相手はねぇ……

 法律なんですよ。

 

 …

 ……

 って、そりゃたしかに、法律の仕組みを面白いと思ってた時期もありましたが、司法試験で7年も腐れ縁やってりゃ、倦怠期すら通り越してますよ。

 食欲ないときに、法律が、おかゆ作ってくれるか?
 

 うー。寒ぅ。 芯まで冷えるぜ。

 大学時代の友人が最近結婚したんですが、そのきっかけが、なんでも「お見合いパーティ」らしいんですね。 大学時代の友人が最近結婚したんですが、そのきっかけが、なんでも「お見合いパーティ」らしいんですね。

 ……へぇー。 けっこう厳つい野郎なんですけどね。 意外。

 そうなんですよね。 近ごろは恋愛が自由になりすぎて、逆に選択肢が狭まっているというか。 かえって手近な相手で済ませたりして、付き合った後に後悔したりしてる連中が多いような気がします。

 お見合いパーティかぁ……。 ちょっと他力本願なイメージが無きにしもあらずですが、連絡先を聞くまでの道のりは自力でやらなきゃいかんし、時間制限もあるんだから、むしろ自由恋愛より過酷な気もします。

 私も試しに、そういうやつに行ってみることにしました。 12月23日、日曜日に予約してます。

 

 世間は、やはり例年と変わらず、判で押したようにクリスマス気分で浮かれています。 世間が浮かれ果てた結果として、スイーツ業界やら玩具業界・宝石業界・ホテル業界・イルミネーション業界やらケンタッキーだとかが潤うわけです。

 いいんじゃないですか。 みんな、モノを介して幸せそうに振る舞って。

 あーあ、寒いなー。

 そんな時期に「彼氏がいません」と、堂々とお見合いパーティにやって来る女性って、個人的にわりとタイプですけどね。 むしろ素晴らしい。

 そうなんですよ。「クリスマス直前だから格好悪い、恥ずかしい」と、見栄を張って敬遠するようなツマラン女は、自動的に振り落とされてるでしょうから、12月23日という日程は、意外と正解チョイスかもしれません。

 あ、そう思ったら、けっこう楽しくなるかもしれんなぁ! 日曜日!

 
 さぁ、年末までもうひとふんばり、がんばるぜ。 彼女もおらんくせに腰を痛めている場合じゃないのです! 下ネタかよ!

 

>>> バービー、元恋人のケンと「復縁」へ

 世界で愛されている人形のバービーが、2年前に別れた元ボーイフレンドのケンと「復縁」することになった。米玩具大手マテルが9日、明らかにした。

 同社は先月、業績低迷の原因はバービーの売り上げ不振にあると発表しており、今回の復縁劇で売り上げ回復を図りたい考え。

 マテルは2004年2月、バービーとケンは互いに別々の時間を過ごしたいとして、43年間の交際にピリオドを打ったと発表していた。

 バービーと別れた後、ケンはジムに通ったり、スタイリストの手にかかるなどしていたもようで、ボードショーツに白いTシャツというビーチウエア姿を披露している。 [ニューヨーク 2006年2月9日 ロイター]

 

 「互いに別々の時間を過ごしたい」って、バービー人形と男は、セット売りじゃないですよね。 もともとパッケージは別々じゃないでしょうか。

 43年間の交際…… 内縁関係だったら金婚式も間近ですが、その関係にピリオドを打っておいて、結局ヨリ戻したんかい!

 すごいな、バービーちゃんは。 メーカーサイドが、どうして別れさせたのか、逆に聞きたい。 マーケティング戦略としては、とても有利な話題性とは思えないのですが。 恋人同士、「抱き合わせ」で買わせるほうが都合がいいですよね。

 それにしても、ビニール人形ですら幸せに恋愛しとるのに…… マジでねぇ、オレは何やっとるんかと。

 どうでもいいですけど、男子はなぜ、女子のバービー人形を脱がせようとするんでしょうか。 本能?

 

>>> 裁判所 誤ってミッキーマウスを証人として召喚

 イタリア・ナポリの裁判所が、ディズニーのキャラクターのコピー商品をつくった罪で起訴された中国人被告の公判に、誤ってミッキーマウスやドナルドダックなどを証人として召喚してしまった。

 裁判所書記官の書類作成ミスが原因で、書き直しのため公判は延期される見込みという。

 ディズニー側弁護士は「キャラクターたちが出廷しなかったからといって、罪に問われることはないだろうね」とチクリ。(AP/夕刊フジ) 2007/12/05

 

 いやいや、ミッキーやドナルドに出廷させてくださいよ。 裁判所の法廷をも、夢のワンダーランドに変えてみせてこそ、ディズニーイズムの本領発揮ではないでしょうか。

 
 「やぁみんな! ミッキーだよ!  ボクの良心にしたがって真実を述べるよ! そうだよな? ドナルド!」

 「クヮクヮクヮ、もちろんさ!  このドナルドだって、何ごとも隠さないし、偽りを言ったりしないさ」

 
……なるほど、おもしろい。 傍聴希望者が殺到しそうです。

 かの国のニセブランド商法にも困ったものですね。 まぁ、聖徳太子だって、随や唐の文化をパクることによって日本の文化を発展させてきたわけですけど。

 だから、心情的には、日本製の作品が中国に多少パクられても仕方がないのかなぁと思いますが、中国の場合は、オリジナルを吸収して「発展」させるという思想に欠けるため、知的財産法的に問題となってるんです。

 
 4月頃に、日本のアニメやディズニーのキャラクター作品を盗用している遊園地が世界的に報道され、話題となりました。

 22世紀どころか、まるで30世紀の異次元空間からやってきたような疑似ドラえもんが、園内を闊歩してたり、ひげがヨレヨレの、疑似キティちゃんもいましたね。 かわいそうに。

 盗用の仕方が、あまりにも中途半端で、かえって笑えたため、個人的には新たな価値を生み出したオリジナルだと評価したいと思います。 ウソです。

 

>>> キティちゃんJR止める

 15日午後7時55分ごろ、大阪市都島区中野町の大阪環状線桜ノ宮駅を出発しようとした、桜島発天王寺行きの外回り普通電車(8両編成、乗客約800人)の運転士が、ドアが閉まっていることを示す表示灯が点灯しないことに気付いた。確認したところ、5両目のドアに「キティちゃん」の人形(約2センチ)が挟まっているのを見つけた。

 運転士らは、乗客からドライバーを借り、人形を取り除いたうえ、運転を再開したが、大阪環状線の計11本が運休。最大18分の遅れが生じ、約2万人に影響した。

 JR西日本によると、人形は携帯電話のストラップの一部とみられ、持ち主は分かっていないという。同社は「携帯電話のストラップが挟まり、電車の運行に影響が出るのは聞いたことがない」と話している。 (産経Web)2007.11.15 23:47

 

 「アリの穴から堤が崩れる」といいますが、「猫のヒモが電車を止める」……ちょっとしたことから大事は起こってしまうものですね。 

 ドライバーを持ち歩いていた乗客はお手柄ですが、もし、それがマイナスドライバーなら、ピッキング防止法や軽犯罪法に引っかかるおそれもあるところです。 野暮なこと言えば。

 今年のはじめ、バイト帰りの午後11時、JR赤羽駅で、私の乗っていた電車が原因で緊急停車したことがありました。 ブルブルガタガタの震えた声で、乗客にお詫びしていた車掌さんの声がスピーカーから聞こえてきたのは印象的です。

 やはりJRのなかでは、電車の運行トラブルでダイヤが崩れることが、まるで犯罪であるかのように扱われている模様です。 運転手や車掌は生きた心地がしなかったのかも、とお察しします。

 以前に、ヘビやシカが電車を止めたニュースをご紹介したことがありましたが、今回はキティちゃんのおかげで、起こるはずだった何らかの事故が防がれたと考え、運命のいたずらと捉えたほうがいいのではないでしょうか。 精神衛生上。

 私たちは日常生活を送るなかで、つい慣れすぎて忘れがちになりますが、日本の電車における運行の正確さは異常なんですよね。 鉄道旅行で時間が読めるという状況は、世界的にみると考えられないことです。

 たぶん、電車が2,3分遅れたぐらいのことで、いちいちクレームをつけてくる輩がいるんでしょうね。

 もはや客観的には死語ですが、「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」といわれたコピーが、いまだ生き生きと皮肉に突き刺さります。

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