本来の「ビジネス弁護士」?
昨日の続きです。
社会的に追い詰められた人に手を差し伸べて、自分を犠牲にし、すべてを投げ捨てたはいいが、大きなストレスを抱え、それでもかろうじて精神的な支えになってるのが、弁護士としてのプライドだけ…… という人たちは、ハッキリ言ってうっとうしいです。
それは「自らが努力したり苦悩している姿を、あちこち平気で見せびらかす作家やクリエイター」にも通ずるうっとうしさですね。 そんな人の作品は、純粋に楽しめないでしょ。
ただ単に好みの問題かもしれませんが、同じ「人権活動」なら、優しさと逞しさを両方兼ね備えるかたちで継続させているほうが、個人的にずっと尊敬できますね。
大企業を相手にビジネスローヤーとして腹いっぱい稼いで、他方で、稼いだぶんを採算が合わせにくい業態(刑事弁護や行政・労働事件など?)にもまわすという手もあります。 ……わりとオーソドックスでしょうか。
でも、「人権活動」そのもので採算が合うようにして、むしろ拡大路線にすら乗せてしまうほうに魅力を感じます。 そういう驚異的な弁護士さんこそ、本来は「ビジネスローヤー」の名に値するのではないでしょうか。
そんな法律事務所があったら、ぜひご一報ください。 「すげぇすげぇ」と言いながら、24時間追いかけまわしたいですねぇ。
これから弁護士業界で競争が激化していくにつれ、今まで清貧的・自己犠牲的・孤高の感じでやってきた分野にこそ、きっちりチームを組み、クールに黒字を出していく弁護士法人は求められるべきだと思います。
具体的なアイデアについては、私もこれから勉強したいですが、偉い人が決めた答えに向けて、即興で寄り添ってみせる司法試験とは、違うアタマを使って考える必要があります。
ひとりの依頼人からガッポリお金を取ることもできないでしょうし、今の段階で思いつくとすれば、全国各地を細かくネットワークでつないで、その種の事件に巻き込まれた大勢の依頼人を集約させることで、一人あたりにかかる経費を削減する「薄利多売」にも似たビジネスモデルでしょうか。
ただ、ケータイ料金じゃあるまいし、安けりゃいいってもんじゃありません。 いくらなんでもマズいですよね。
それぞれの依頼人としっかり向き合い、「しっかり働いてもらった」と納得してもらえる態度も必要です。 そのへんの「顧客満足」要素との両立という、きわめて難しい課題を突きつけられることになります。
まぁ、経営学に詳しかったり、企業経営の実践に長けた人も含めて、年間3000人合格させてるうちに、さすがに1人ぐらいは混じってそうですけど。 そうした問題を解決してみせる「完全体弁護士」の卵が。
こんなこと書いていると、「オマエがまた司法試験受けろよ」とか言われそうですが…… カンベンしてください。 もう、あの試験に振り回されるのはコリゴリです。
私に弁護士の適性はありません。 その事実を、すでに心身ともに痛感させられております。 しっかりした適性を持つ人々に、願いを託すしかないのです。
外野から勝手なことを書いているのは重々承知しております。
弁護士の個性に依存する「人権活動」なんて…… もちろん全く無いよりはましですし、見る人が見れば美しいんでしょうが、行き着く先は無責任だと思いますね。 弁護士という業界全体の将来を考えるうえでは。
たぶん、自分に「正義」があると信じこめる人たちでしょうし、その正義に対して反対意見を言う者を、無条件に不正義とみなして、黙殺か逆ギレでもしてきたんでしょうが、一度、どう落とし前をつける気なのか尋ねてみたいものです。
困っている人のために私財を投げ打つ、どんなに優しさあふれる弁護士だって、いつかはお亡くなりになるのですから。 そしたらどうするんですか? その後は。 素朴な疑問です。
お金は、物事を継続させていくための基本要素だということを、前回に強調した真意は、そこにあります。
以前に載せていた、私の妄想らくがきである「巣鴨とげぬき法律事務所」の図を再アップすることにしましたけど、「庶民の味方」を本気で名乗りたいなら、まず商店街の中、それも1階に事務所を構えてみてはと。
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コメント
休刊ですかい…。
投稿: 建コン一擲 | 2007年12月 5日 (水) 17:16
すみません。6カ月出さないと自動的に休刊となるみたいです。私も「あっ、しまった」と思ったのは確かです。
裁判の傍聴は変わらずに続けていまして、有料メルマガは6月末まで踏ん張って毎週出してたんですが、それでも読者数は2人~4人をフラフラ推移していた状況なので、もう限界です。
自分の思いつきを形にする場所を持っていなかった昨年までとは、取り巻く環境が変わっているため、どうしても出版社から依頼を受けた原稿執筆を優先させるかたちになってしまうのです。ご容赦ください。
正直、なんでもありで事後修正も効くブログのほうが、構えずにラクに書けますしね……。
こうして、マガジン休刊に対してガッカリしてくれたのは、建コンさんだけです。ありがとうございます。残念ですが需要がないのだと思います。
投稿: みそしる | 2007年12月 5日 (水) 23:18
自由と正義の番人がいますよ(@@)
コモンロー普及委員会事務局長みたいな、勿論得意法理は人権と外国人の擁護、意見書として提出致します、相手にしてくれたら、勿論国家が(^^)
投稿: rikutan88 | 2009年5月28日 (木) 16:41
コメントありがとうございます。
この窮屈な世の中を救ってくださるよう、期待します。
投稿: みそしる | 2009年5月28日 (木) 20:25