« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月19日 (火)

サイバンに飢えた男が、徳島より愛をこめて 【2月2・3週】

 きのうから、四国・徳島地裁で傍聴をしてるんですが…… お目当ての裁判官に、お目にかかれずじまいでですねぇ。

 それなら他を傍聴していれば済む話なのですが、なにせ裁判そのものの数が少ないのです。 今日の刑事事件は、地裁でゼロ。 簡易裁判所のみで、「審理」1件と「判決」2件。

 10時からあった審理は、キャッシュカードの窃盗など余罪が40件ぐらいある男の続審らしく、とりあえず追起訴ぶんの起訴状3件を朗読して、10分程度で終わりましたね。 ふと時計を見たら、時刻は案の定、10時10分でした。

 裁判が少ないということは、犯罪や揉め事も少ないということで、本来は喜ばしいことなのですが、なぜかナミダが止まらない。

 

 なぜ私は、徳島の平和を素直に喜べないのだろう。 情けない。 さらにナミダがあふれてきます。

 ナミダがこぼれないように、上を向いて歩きつつ、仕方がないので、近所の図書館に行ったら、なんと火曜日に休館!? 徳島というところは、どうしてこうも、私にイタズラばかりするのでしょう。

 

 今回、徳島まで来たのは……

 も、もしや、ムダ足!?

 あーあ、書いちゃった。 うすうす感づいてたコトを書いちゃった。

 まぁ、明日があるさ。

 それにしても、なにが悲しくて、昼の1時半にホテルに戻らなきゃいけないのだろうか。 生まれながらにして周りから浮いてる私でも、さすがに少し恥ずかしいわ。

 そうか! たまってる原稿を、もっともっと書き進めろってことか! なるほど! えらい事実に気づいてしまった!

 

 木曜日からは神戸地裁の傍聴をする予定でしたが、こんな調子だと、金曜の朝に早起きして、徳島へ再び舞い戻るかもしれません。 いや、舞い戻らざるをえまい!

 

168  

 これは、先週滞在していました、富山市内の様子ですね。

 すごくキレイでしょ、雪化粧した富山城。

 シャッターを押す私の右手指は、寒さで真っ赤でございました。

 小さい折りたたみ傘をさす私にめがけて、ほぼ真横から雪に打たれ、足元をすくわれるなか、なんとか裁判所までたどりついても……

 やはり「あれあれぇ? こんなもん?」ってことが続きました。

 裁判所より、図書館のほうが長居したなぁ~。(しみじみ)

 前回の「お言葉集」でご紹介した手崎政人裁判官ですが、実際に現地取材してみると、ちょっとイメージとは違いましたね。 どうやら、小さな事件の被告人にまでコンコンと諭すようなタイプではなさそう。

 

171  

 裁判員制度のマスコットキャラの、おもいっきり中心を外しているヘタクソ写真です。

 沖縄がシーサーなら、富山は雷鳥がモチーフ。

 徳島は…… そういえば、裁判所庁舎の表に出ていませんでしたねぇ。 明日、意識して探してみます。

 それにしても、沖縄に続く取材成果がなかなか出せませんねぇ。

 開廷表をチェックし、今日もお目当てを外したと気づくたびにロビーで慟哭し、毎晩のようにマクラをぬらし、そろそろナミダも枯れ果てそうですが、めげずにガンバです!

 仕方がないので、だいぶ前に観た裁判についてメモしておきますね。

 

■ とある覚せい剤使用事件 〔2月4日 東京地裁〕

 被告人は、曹洞宗の由緒ある寺院の三男。 僧籍ある身だが、修行に耐えられず脱走したこともあるという。やくざと知り合い、いったん覚せい剤の味を知るも、ふたたび寺に戻り、コンピュータの専門学校に通ったこともあった。しかし、これも長くは続かなかった模様。

 「調理師を目指す」ということで、また上京したが、本件犯行におよんでしまった。 再犯である。

 父親は元公務員の住職。 袈裟を羽織るなど、お坊さんとしての正装で情状証人として出廷。

 被告人は実の息子だが、弟子にした時点で親子の縁を切っているのだという。

 ゆったりとした口調で弁護人からの質問に答えるも、裁判システムが求めるような合理的で短い回答ではないため、裁判官から繰り返し注意を受けてしまう。

 

 弁護人「被告人、息子さんは、証人の課す修行が厳しくて出て行ったのではないですか」

 証人 「修行はすでに終えているのです!」

 弁護人「では、その後のお務めが苦痛だったのではありませんか」

 証人 「苦痛ではありません」

 弁護人「調理師になることには賛成してらっしゃいましたか」

 証人 「反対をしておりました」

 弁護人「ご家族みんな反対だったのですか」

 証人 「私のみ反対しておりました」

 弁護人「被告人の調理師学校の費用は、どなたが出したんですか」

 証人 「私が出しました」

 弁護人「お父さんが100万円出したのですか」

 証人 「そうです」

 

 つづいて、裁判官からの補充質問。

 裁判官「裁判所としてはですね、被告人、息子さんが二度と覚せい剤を使ったりしないよう、指導監督をしていただけるのか、そこが気になるのですが、いかがですか」

 証人 「裁判長は……、よくわかっておられないようですが、師匠の言うことは絶対なのです。 弟子にとって独裁者のようなものなのです」

 裁判官「もし、被告人が、証人の言うことを聞かないようなことがあれば、どうしますか」

 証人 「聞かなかったら、破門です」

 裁判官「そういうふうに二者択一を迫るところが、息子さんを追い詰めていったのではないですか」

 証人 「そんなことはありません。師匠と弟子とは、そういうものなのです」

 裁判官「被告人が東京にいるときの動向というのは、知っていましたか」

 証人 「私どもは、父と子という縁は切っているものです。出て行った後も、うちの者と連絡は取り合っていたようですが、学校に通っているかですとか……」

 裁判官「お父さんは、息子さんの動向は知らなかったのですか。 イエスかノーで」

 証人 「ノーです」

 裁判官「では、奥さんからある程度聞いて知っていたと、そういうふうに聞いておきますね」

 証人 「仏門に戻るということであれば、私は受け入れるつもりです」

 

 仏門の絶対的存在と、刑事法廷の主宰者…… まさに竜虎相打つという感じで、いずれも一歩も譲る気配が見られなかった。

 その迫力に押され、直後の被告人質問が完全に霞んでしまった。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年2月11日 (月)

「キモイ恋ごころ」を、法はどこまで規制できるか?

>>> ドイツの男、性器の画像を携帯で送信して有罪に

 ドイツで自身の性器を写した画像を携帯電話で知らない女性に送りつけた男(21)が、裁判で有罪判決を受けた。当局者らが6日に明らかにした。

 同国東部ゾンデルスハウゼンの法廷で、裁判長は「それを見たときは全員が少し笑った」と語った。

 裁判所によると、被害女性は、画像が添付されたメッセージの送り主を警察に通報。当局は、男が別の複数の女性にも同様の画像を送った可能性を示す証拠を確認した。

 男には150ユーロ(約2万3000円)の罰金が科せられた。男は動機について明らかにしていないが、反省を示しているという。

 [ベルリン 2008年2月6日 ロイター]


 

 このお言葉は、有罪判決より、だいぶキツいっすねぇ。

 さらに… 女性の裁判長が言うと、より効果的といえましょう。

 さらに「全員があざ笑った」「物笑いにした」などの感想を浴びせると、さらに再犯のおそれは低下するかね?

 いや! それで逆に興奮するタイプの人もいるのか……。 難しいのぉ。 そのへんは被告人質問などを工夫して見極めないといけませんかねー。 わたしゃ、ブログになに書いとんだ。

 

 うーむ…… ところで、こういう類の事件が日本で起こると、どうなるんでしょうか?

 

◆ 刑法 第174条(公然わいせつ)
 公然とわいせつな行為をした者は、6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

 

 

 ここにいう「公然と」とは、不特定多数の人たちを相手にする場合をいいますから、特定の人に対して、わいせつ画像を送った場合は該当しないことになります。

 「それはおかしい!」と思う人もいるかもしれませんが、国民の代表者である国会議員たちが、話し合いの結果として可決した条文にそう書いてあるんですから、仕方がないのです。 法治国家って、そういうモンなんです。

 どうしても問題が生じる場合には、裁判所や刑事法学者が、条文に書いてある意味の拡張について考えていく「法解釈」の出番なんですけどね。

 では、ストーカー規制法ですとか、各都道府県等の迷惑防止条例による規制はどうでしょうか。

 いずれも「懲役6カ月~1カ月」または「罰金50万円~1万円」の範囲が法定刑です。 迷惑防止条例の法定刑に関しては、東京都のモノしか調べてませんが(手抜き)。

 法定刑は同じなんですけども、ただ、両者は機能がビミョーに違うんですね。

 迷惑防止条例における、つきまといの構成要件は「専ら、特定の者に対するねたみ、恨みその他の悪意の感情を充足する目的で」という始まりとなっています。

 一方、ストーカー規制法のつきまとい行為は「特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で」とありますね。

 迷惑防止条例は「いやがらせ目的」、ストーカー規制法は「恋愛がらみ目的」というふうに、使い分けられているのです。

 そして、(詳しい説明は、またの機会にさせてもらいますが) 恋愛がらみのストーカー規制法のほうが、犯罪として取り締まるための条件が、より厳しくなっているといえます。

 なぜなら、プライバシーのなかへ、国家がモロに踏み込む場面だからです。

 

子曰く、

人の恋路をジャマするヤツは、馬に蹴られて死んじまえ。


 

 ……おなじみ「論語」より引用させていただきましたが、今に孔子のバチが当たりますが、私たちの恋愛感情に対して国家の規制を発動させる場面は、できるだけ抑制してもらわなければ困ります。

 だって、憧れの女の子が住んでるマンションがね、見える公園に寄ってね、なんとなくボーッと座ってるとか。 暗くなっても部屋の明かりが付かないので、懲りて帰るとか。 留守電に「あのー、今度おもしろそうな映画があるので…… 今度時間があれば観に行かないかなと、思って電話しました」って身勝手に吹き込むとか。

 ……やったことないスか? 皆さん! わたしゃ、キモイっスか?

 いーや! オレは誰にも謝らん。 たしかに極めてヘタクソだったのは認めるが。

 異性の目から見て、ちょっと「キモイ」言動があったからといって、いちいち110番に通報するような風潮がはびこれば、まぁ、潔癖な人々にとってはキレイキレイな理想郷なんでしょうが、そんなもん、究極につまらん、生き甲斐の欠落した社会だと断言します。

 そのことを前提に、条文をご覧ください。

 

 

◆ ストーカー行為等の規制等に関する法律 第2条(定義)
1 この法律において「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、次の各号のいずれかに掲げる行為をすることをいう。
  一  つきまとい、待ち伏せし、進路に立ちふさがり、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所(以下「住居等」という。)の付近において見張りをし、又は住居等に押し掛けること。
  二  その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。
  三  面会、交際その他の義務のないことを行うことを要求すること。
  四  著しく粗野又は乱暴な言動をすること。
  五  電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ若しくはファクシミリ装置を用いて送信すること。
  六  汚物、動物の死体その他の著しく不快又は嫌悪の情を催させるような物を送付し、又はその知り得る状態に置くこと。
  七  その名誉を害する事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。
  八  その性的羞恥心を害する事項を告げ若しくはその知り得る状態に置き、又はその性的羞恥心を害する文書、図画その他の物を送付し若しくはその知り得る状態に置くこと。
2  この法律において「ストーカー行為」とは、同一の者に対し、つきまとい等(前項第一号から第四号までに掲げる行為については、身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限る。)を反復してすることをいう。

 

◆ 東京都 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例 第5条の2 (つきまとい行為等の禁止)
 何人も、正当な理由なく、専ら、特定の者に対するねたみ、恨みその他の悪意の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、不安を覚えさせるような行為であつて、次の各号のいずれかに掲げるもの(ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成十二年法律第八十一号)第二条第一項に規定するつきまとい等及び同条第二項に規定するストーカー行為を除く。)を反復して行つてはならない。この場合において、第一号及び第二号に掲げる行為については、身体の安全、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所(以下この項において「住居等」という。)の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限るものとする。
  一 つきまとい、待ち伏せし、進路に立ちふさがり、住居等の付近において見張りをし、又は住居等に押し掛けること。
  二 著しく粗野又は乱暴な言動をすること。
  三 連続して電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ若しくはファクシミリ装置を用いて送信すること。
  四 汚物、動物の死体その他の著しく不快又は嫌悪の情を催させるような物を送付し、又はその知り得る状態に置くこと。
2 警視総監又は警察署長は、前項の規定に違反する行為により被害を受けた者又はその保護者から、当該違反行為の再発の防止を図るため、援助を受けたい旨の申出があつたときは、東京都公安委員会規則で定めるところにより、当該申出をした者に対し、必要な援助を行うことができる。
3 本条の規定の適用に当たつては、都民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあつてはならない。

 


 いずれも「電話をかけて」とか「ファクシミリ」としか書かれてませんねぇ。 メールはどうよ。

 もし、「『電話をかけて』には、メールを出す行為をも含むんだぜ」などという勝手な類推解釈をほどこして取り締まることが起これば、ふつうに生活している国民にとって不意打ちとなり、気軽にメールなんて出せなくなります。

 「じゃあ、チャットは? 手旗信号は? 気になるあのコに毎晩送ってる熱いテレパシーは?(←キモイ) どれぐらいの頻度までゆるされるの?」と、余計な心配をさせられ、日常生活が萎縮させられる可能性が無きにしもあらず、なのです。

 この熱い想いを強権的に取り締まりたければ、あらかじめ、ちゃんと書いとけ。

 というより、条文に書けるもんなら書いてみろ、コラ。

 ……これを難しいコトバで「罪刑法定主義」と呼びます。

 

 

◆ 奈良県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例 第10条 (電話等による嫌がらせ行為等の禁止)
 何人も、正当な理由がないのに、電話その他の電気通信の手段、文書又は図画により、他人に対し、反復して、虚偽の事項、卑わいな事項等を告げ、粗野若しくは乱暴な言語を用いて、又は電話で何も告げず、著しく不安又は迷惑を覚えさせるような行為をしてはならない。

 

 あっ、しまったぁ! 奈良県には、まんまと書かれてしまったぁぁ!

 この条文にいう「電気通信の手段」の文言は、まさしく電子メールの添付ファイルも含む!

 一方で、手旗信号やテレパシーは含まないと読み取れます。

 また、添付されたわいせつ画像は、「卑猥な事項等」に含む趣旨なのでしょう。 で、それを送信するのは「告げ」に含むってことでOKなんですかね? そうなんですかね?

 ただ、「反復して」という要件も付いてますね。 1回のみの送信だった場合、「間違いメールだった」という言い訳がありうるのを考慮してのことでしょうか?

 ともかく、失笑しまうような下半身の写メを1回送られただけじゃ、警察は動いてくれないみたいですけど、いちおう交番で相談しておくのは構わないかも。

 こういう条文が備えてある迷惑防止条例って、奈良以外の都道府県にもあるんですかねぇ? だれか、し・ら・べ・てkissmark

 

 

 そんな他力本願はともかくとして、本日、東京よりもずっと寒かろう、日本海側の豪雪地帯、富山市に向かいます。snow

 こないだ「来週、富山に行くけん。さむそー!」と、実家の母にメールしたら、いきなり電話かかってきて、「あんた富士山行くと? ちょっと大丈夫ね?」と……。

 相変わらずお元気そうで、なによりでございます。母上さま。

 

 シロートが、真冬の富士山に登ったら、fuji

  ……いくら楽観的に見積もっても、死にます。ng

 

 わたしゃ、肉親すらネタにしてますぜ。 ふふふふふthunder

 

 この母親の遺伝子を受け継いでいるので、きっと私が弁護士になってたら……、つまらんミスを連発してたんでしょうなぁ。 それを思えば、結果オーライだったのかも。

 半面、このオッチョコチョイの女性から育てられて影響を受けているからこそ、少しは他人様に「おもしろいですね」と言ってもらえるコトが書けるのかなぁ……とも思ってます。pen

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年2月 8日 (金)

拘置所では、「お守り」を差し入れできないらしいゾ

 映画「陰日向に咲く」を観てまいりました。じつは原作をまだ読んでおらず、「短編集のような小説」だという予備知識だけで行ったのでした。失礼な話です。

 最初のほうでトイレに行きたくなって、途中で一時退席するなど、さらに観客として失礼な行為を繰り返していたのですが、物語が進むにつれ……

 泣かされたっ! くっそー、劇団ひとりに泣かされた!!

 全体としては、とても人情味あふれる話なのですが、その裏ではかなり緻密な計算が尽くされています。よくもまぁ、あんな話をつくったなぁ。 逆にあきれました。いい意味で。

 おすすめです。

 

 (( 参考過去ログ ))

 疑わしきは、被告人の利益に (2007.12.17)

 

 今日は、葛飾区小菅の東京拘置所に行ってきました。 昨年末、東京高裁で有罪判決を支持され、最高裁に上告中の韓国人男性に会いに行くためです。 ひとりで向かうのは初めて。 ちょっとドキドキです。

 私の出した1通の年賀状に対して、便せん6枚のお返事が来て、かなりビックリ。 「日本を嫌いにならないでください」とのお願いに答えて、「嫌いというより怖いです」と。

 そりゃ怖いわよ。 犠牲者にとって一番近くにいた存在だったばっかりに。

 外の景色どころか、動くモノすらない閉鎖空間のなかでジッとしながら、有罪判決の確定を待っているかと思えば、これは私が話をしに行かねば!

 

 差し入れは、あの問題作「サイコーですか? 最高裁!」1冊。 この原稿を書いているときは、まさか彼が最高裁のお世話になるとは思ってなかったですし、「いかに最高裁は、多くの上告を門前払いにするか」を説明した本ですので、心境は複雑というか……。

 ただ、少しでも参考になればと。

 

 あのねぇ……、面会時間8分て! 足りるかーい!

 不法滞在していた外国人の立場で言うことではないが……と前置きしたうえで、彼は言ってましたよ。

 日本は世界有数の先進国だと思っていたが、人権に対する配慮は足りないと。

 事件の前は、埼玉の韓国人コミュニティのなかだけで生活し、日本人とふれあう機会など無かったが、今は、こうして日本人と話すことができると。

 皮肉やなぁ。

 私も、外国人が暮らす板橋のゲストハウスで3年間暮らしてましたけど、そこで外国人と積極的に会話を交わしたのって、最初の1カ月ぐらいですから……。 「恥ずかしがり屋の国民性」では済まされません。

 冷たくしているつもりはないけど、この高度国際化時代には、どうしても相対的にみて「外国人に冷たい国」という位置に甘んじてるのかなぁ。

 日本人が被害にあった冤罪事件は積極的に報道されるけれども、こういう外国人がからむ事件の大半は無視ないし軽視されていることは象徴的です。 というより、外国人に対して無罪判決をどれくらい出してるの? この国の裁判所は。

 彼はすごく知的な人だと思いますよ。 しかも、エネルギッシュなほど筆まめ。 こういう人が、同居女性から「セックスがへたくそ」と言われたぐらいで短絡的に殺すの? ホントなの?

 控訴審判決の前に、私が安易に告げてしまった「原田國男裁判長には期待してもいいのでは」という気休めに対して、目を赤くしてうなずいてくれたり。

 有罪判決が維持された事実を知って、我を忘れて怒りをあらわにしたり。

 ああいう振る舞いは、自分が犯した重罪をヒタ隠すために見せている、彼なりの迫真の演技なんでしょうか。

 

 きっと「そうだ、追いつめられたら感情的に反発するのが、韓国人の文化的側面なんだ」という人もいるんでしょうけど、どうなんですか? その思索を節約した単純な切り口。

 人種的・文化的偏見を乗り越えるだけの個人的差異は、必ず見られるものです。 女性に対してシャイなイタリアおやじもいるでしょう。 サッカーが苦手でサンバを踊れないブラジル人もいます。 集団に溶け込めない日本人も、ここにいます。

 だったら、ヒステリックな演技でアピールしたりするのを慎む韓国人だって……

 ……そうですね。 こんなもん、合理的な論拠ではありませんね。

 

 でも、裁判を通じて彼と知り合えたのも、なにかの縁でしょう。 裁判を通じないと知り合えないのも情けないけど。

 来週から、しばらく東京を離れますし、近いうち、取材旅行先でまた手紙を書こうと思います。 だって、向こうから「また手紙書きます」って言われちゃったもん。

 

 あまりにも、私が彼に対して力になれることが無さ過ぎて、「次は、お守りを差し入れしましょうか。日本の神様」と言ってみると、過去に同じことを考えた面会者がいたらしく、結果としてお守りは差し入れが許されなかったとのこと。 拘置所が預かってるんだそうです。

 その理由は「お守りに付いているヒモの部分が問題だから」……なんですって! 奥様!

 あんなオマケみたいな頼りないヒモ使って、どうやって自分を殺めるの? たくさん集めてつなげるんですか?

 ふーん、  そこまで面倒くさいことをやる情熱があるんなら、 生きろ!

 強度的にも不可能じゃないですかねぇ。 実験はしませんけど。

 

 じゃ、じゃあ、お守りのヒモの部分を切って持ってけばいいのかね?

 差し入れはできても、バチ当たりそうやな。


◆ 刑事施設及び被収容者等の処遇に関する法律 第44条 (金品の検査)
 刑事施設の職員は、次に掲げる金品について、検査を行うことができる。
 三 被収容者に交付するため当該被収容者以外の者が刑事施設に持参し、又は送付した現金及び物品

◆ 同 第46条(差入物の引取り等)
 刑事施設の長は、第四十四条第三号に掲げる現金又は物品が次の各号のいずれかに該当するときは、その現金又は物品を持参し、又は送付した者(以下「差入人」という。)に対し、その引取りを求めるものとする。
 一 被収容者に交付することにより、刑事施設の規律及び秩序を害するおそれがあるものであるとき。
(※以下略)

◆ 同 第47条(物品の引渡し及び領置)
2 次に掲げる金品は、刑事施設の長が領置する。
 一 前項各号に掲げる物品のうち、この法律の規定により被収容者が使用し、又は摂取することができるもの以外のもの
(※以下略)

◆ 同 第52条(領置物の引渡し)
 刑事施設の長は、被収容者の釈放の際、領置している金品をその者に引き渡すものとする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 7日 (木)

オバマ市がオバマ氏支持 (早口言葉)

>>>選挙権ないのに…福井県小浜市がオバマ支持のナゼ
米大統領候補者争い大注目

 黒人初の米国大統領を目指すバラク・オバマ上院議員(46)の民主党候補者指名争いでの戦いぶりを、福井県小浜市の人々が注目している。名前の発音が同じで、オバマ氏が来日した際に「小浜市から来ました~」とギャグを飛ばしたという都市伝説めいた噂も広まり、市民の間で“支持率”が急上昇中なのだ。単なるダジャレではなく、「オバマ大統領」が実現すれば「宣伝効果は計り知れない」(大手広告代理店関係者)だけに期待が高まっている。(夕刊フジ) 2008.02.04


 なんだ? このニュース?coldsweats02  すごく、ワタシ好みheart04

 えーと……最近、この@niftyのブログで絵文字artが使えるようになったということで、さっそく使わせていただいております。foot

 たしかに「OBAMA」の文字が、テレビ画面に何度も露出すれば、OBAMA市民としては、素朴に嬉しいでしょうねぇ。wheelchair

 そういえば、鳥取に「羽合(ハワイ)温泉」ってありましたっけ。spa 

 もっと言うなら、大分には宇佐市があります。cancer

 あの水曜どうでしょう陣もmovie、「サイコロの旅3」(だったっけ?)で一瞬目撃した、JR宇佐駅の看板「USA」の文字……。hospital

 ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメーリカー!!chick

 USAの3文字は、OBAMAよりもはるか昔から露出度は極めて高いはずですよ。chair

 そうそう、例の同時多発テロ直後にだって、ミサイル使った報復攻撃を正当化すべく、みんなで連呼して盛り上がってたじゃないですか。 USA! USA!って。ban

 そういうことを考えに入れますと、仮に「OBAMA」の連日露出に経済効果・宣伝効果があるとすれば、いまごろ大分のUSA市民はウハウハのはずですな。kissmark

 

 

 市にメールを送ったという十一面観音菩薩立像で有名な羽賀寺(同市羽賀)の玉川正隆住職に聞いてみると、事情は少し違っていたようだ。

 「オバマさんが日本のテレビの取材に応じ、過去に来日したとき空港の税関職員から『私は福井県の小浜という市の出身です』と声をかけられ、そのこともあって日本に親しみを感じる、と話していたんです。いくらなんでもオバマ氏がそんなことを言うわけがない」と苦笑する。(同)


 そりゃそうですよねぇ。 そんなデーブ・スペクター(埼玉出身)みたいな調子のいいこと、OBAMA氏が言うわけないでしょう。 いくらなんでも。rain

 由緒正しきお寺の住職さんがおっしゃっているんですから、間違いありません。24hours

 そんな古い歴史のある街、福井県オバマ市は、1000年以上前より宮廷に食材を供給した「御食国(みけつくに)」としての伝統とプライドから、2001年に「食のまちづくり条例」を制定しました。eyeglass

 

 

○福井県小浜市 食のまちづくり条例
平成13年9月26日

条例第30号

<前文>

 小浜市に暮らす私たちは、先人が守り育ててきた優れた自然環境と伝統文化に感謝し、さらに磨きをかけ、未来につなげていくことが必要です。
 若狭おばまには、古く、飛鳥・奈良の時代から、宮廷に食材を供給した、全国でも数少ない「御食国(みけつくに)」としての歴史があります。平安時代以降は、「若狭もの」という呼称のもとに、京都の食卓をも支えました。その歴史と伝統は、今も脈々と受け継がれており、若狭おばまは、食に豊かなまちとして発展してきています。
 地方分権時代の中で、特色あるまちづくりが求められていますが、小浜にないものを外から取り入れたり、急進的にまちづくりを行うのではなく、もともとある資源を活用し、市民意識の高揚の中で持続的に進めていくことが必要です。
 小浜市がまちづくりを推進する上で活用すべき資源は、歴史と伝統を誇る「食」です。持続可能な「食のまちづくり」を創造し、展開していくことが小浜市の将来にとって最も価値の高いものとなります。
 私たちは、若狭おばまの歴史や風土を理解し、たぐいまれな「御食国みけつくに」としての伝統を重んじるとともに、「食のまちづくり」を共通した認識のもとに、自由な発想と絶え間ない学習の中で推進していかなければなりません。
 市、市民および事業者が主体的に参画し、協働して「食のまちづくり」に取り組むことによって、さらにいきいきとした市民意識をはぐくみ、個性的で表情豊かな小浜市を形成することを目標に、この条例を制定します。

 

◆ 第2条(定義)
 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 食   食材の生産、加工および流通に始まり、料理、食事に至るまでの広範な食に関わる様相ならびに食に関連して代々受け継がれてきた物心両面での習俗である食文化および食に関する歴史、伝統をいう。
(2) 食のまちづくり   食を守り、はぐくみ、および活かすまちづくりをいう。
(3) 身土不二(しんどふじ)   人は、生まれ育った土地および環境と密接なつながりを持っており、その土地で生産されたものを食することが最も身体に良いということをいう。
(4) 地産地消(ちさんちしょう)   地元で生産されたものを食することをいう。

 
 

 熱い定義だな~。sun

 国が食育基本法を制定したのが2005年ですので、ずっと早くから食育教育を推進してきたわけです。snail

 ……あのー、「食育教育」っていうコトバ、違和感ありません?fuji

 「育」がしつこいんですよね。 「市川市」「四日市市」みたいな。leo 「御御御付け」みたいな。bullettrain

 こういう取って付けたような感じのモノ、法律用語でも何かあったような気もしますね。 パッとは思い出せないですが。xmas

 たとえば、「名前みたいな苗字」の人を見たときのような……「由美かおる」とか「奈美悦子」とか「真弓明信(阪神タイガース)」とか。banana

 どーでもいいわ。オレのほうがしつこいnote

 それはともかく、OBAMA市の食育で特徴的なのは、市内のすべての幼稚園・保育園児を対象とした幼児料理教室「キッズ・キッチン」。

 たしかに、実際に食材を扱って料理をつくれば、子どもたちの好き嫌いも減りそうですね。

 おととしから内閣府が始めた「食育推進全国大会」。2006年の第1回は大阪で開催されたそうですが、昨年の第2回大会は、OBAMAを擁する福井県で開かれました。

 群馬も第2回大会の開催地に名乗りをあげていて、最後まで候補に残っていた模様ですが、結局は福井に敗れています。 しかし、今年の第3回開催県になって、群馬はリベンジを果たしたかたちですね。

 群馬県は、食育をテーマにした幼児向けのカルタ・絵本・紙芝居・替え歌CDなどを積極的に制作しているという話でして、いまに、福井・オバマ市ぐらい気合いの入った「食育」自治体が出現することも期待されています。 両者はライバル関係なんですねぇ。

 

 つまり! 小浜がオバマだとすると、群馬は、ヒラリー・クリントンだと!shine

 ……今日は、単にそれが書きたかっただけです。 すいません。お許しください。scissors

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年2月 4日 (月)

気になった裁判ダイジェスト【1月5週】

■ とある窃盗事件 〔1月29日 東京地裁〕

 

 刑務所を出た翌日に自転車を盗んだという、身寄りなき50代の男。

 当時の所持金は約3500円。犯行動機について「遠距離を移動するのに荷物を運ぶために盗った。自転車はゴミだと思っていた」と供述。

 どの程度の荷物なのか問われ、「ボストンバッグを1個」と答えたため、「それは着替えの類ですか? じゃあ、2~3キロといったところですね」と裁判官にツッコまれる。

 弁護人からの質問には、マジメそうに答えている。決して刑務所に入りたい目的で盗んだのではなく、保護会に行って働こうと思っていると何度も繰り返す。

 一方、検察官からの反対質問に対しては、ぶっきらぼうな口調に。「前刑のときに、工場長が残業代払ってくれなかった」と、本件と関係ないことを繰り返し。「その弁解はもう終わりね」と、たしなめられる。

 どんな仕事に就くのか? という質問には「向いている仕事があればやりたい」と答えるも、今までの人生でまともに続いた仕事は無い模様。

 【 被告人の最終陳述 】
  「まず、工場長が残業代払ってくれなかったのが、今でも納得いってないこと、そして、裁判長が刑務所に入れるつもりなら、こんどは沖縄の刑務所が良いです」

 

 

■ とある窃盗事件  〔1月30日 東京地裁〕

 スーツ姿の34歳の男が出廷。自信ありげな立ち振る舞いで、えらく歯切れよいハキハキした口調。 会社員であるというが、電車内(東京メトロ東西線)でスリをはたらいて捕まっている。

 車内の座席に座っていると、前に立っていた若い女性のカバンから、財布がのぞいていたため、隙を見て抜き取ったのだという。

 被害女性が気づき、「財布がない!」声を上げると、被告人は「みんな足を上げて、下を探して」と指示しながら、急に次の駅で下車。

 女性が追いかけ、駅員を呼ぶが、とたんに暴れだし、その駅員に対して、柔道技の大外刈りをかけて転倒させ、めがねを壊すなどする暴行。強盗罪に切り替えられていてもおかしくない事件である。

 暴れたことについては「あまり覚えていない」といい、大外刈りについては「ケガを負わせるつもりはなかった。 柔道の心得があるので、しりもちをつかせる程度に調整した」と主張したため、検察官から「記憶がないほど暴れていたのに、そこだけ冷静だったんですか?」と、矛盾を指摘される。

 犯行動機については「妻が難病にかかって心配だった。職場では昼メシも食べられない忙しさで、しかも経済的に困窮していた。自分の弱さに勝てなかった」と供述。

 しかし、検察官から、東京近郊にマンションを購入しており、200万円の自家用車も売り払っておらず「それで困窮するのは当然ですよね」と指摘され、返答に詰まる場面も。

 被害弁償もしておらず、めがねを割った駅員に謝罪すらしていないことについて、「保釈条件である『東西線の利用禁止』が切れてから行こうと思っていた」とテキトーに答えたため、「別に地下鉄でなくても、クルマで行けばいいでしょう」と、さらにツッコまれていた。

 【 被告人の最終陳述 】
  「私、思いますに、もう一度、私に再スタートのチャンスを与える判決をくださってもいいのではないかと思います(涙)」

 

 【 即日判決 】
  懲役1年6カ月 (4年間の執行猶予)

 

 裁判官 「あなたの法廷での話を信じて、執行猶予の判決としました」

 

======================================================================

 閉廷後、一般待合室で座っていると、執行猶予を言いわたされたばかりの被告人が、弁護人とともに入ってきた。

 弁護人 「ふつう、相場は執行猶予3年だよ。 4年にしたのは、実質的に処罰する意図だね」

 被告人 「ホントですよね。 あの裁判官、ひどいですよ! 『私はケンカするときは、いつも冷静なんだ』って検察官に反論しようと思ってたんですけど、言っとけばよかった」

 

 私はただ傍聴していたにすぎない立場だが、えらく傷つけられた気もした。 あの被告人は、妙に演じたり強がったりしていたのが鼻についたが、あそこまで露骨に「たねあかし」をされると萎える。

 刑事裁判の法廷で、虚勢を張ったり演技をしたがる人間は いったい全体の何割ぐらいいるのだろう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年2月 1日 (金)

オーストラリアの大地が育んだ、トホホな強盗 (裁判官のお言葉つき)

 えー、恥ずかしながら、わたくしは先日、朝日新聞の記者の方から、最高裁の本に関連してインタビュー取材を受けまして、その記事を、あさって2月3日(日曜日)の読書面『著者に会いたい』のコーナーに載せていただく運びとなりました。

 なんと、担当してくださった記者の方は熊本出身で、出身高校が同じ。 20年先輩でした。

 ゆるゆるフリーライターの分際で、かっちりスーツ姿で肖像写真を撮っていただきましたので、ナガミネの魅せるそういうパターンを見たいぞ、というマニアの方は、ぜひご覧ください。

 自慢じゃありませんが、スーツは、それ1着しか持ってないんですよ。

 

>>> 強盗が盗んだ「現金袋」、中身はパンの山 豪州

 オーストラリア南部メルボルン市内の飲食店に昨年4月1日、銃を持った2人組の強盗が押し入り、店にあった袋を奪って逃走した。

 ベンジャミン・ジョルゲンセン被告(38)とドンナ・ヘイズ被告(36)は、袋の中身が3万オーストラリアドル(約270万円)の現金だと思い込んでいた。しかし犯行後に袋を開けてみたところ、中には大量のロールパンが詰まっていた。

 事件の公判は22日にビクトリアン郡裁判所で開かれ、被告2人は罪状を認めた。ジョルゲンセン被告が犯行の最中、誤ってヘイズ被告のでん部を銃撃したことも明るみになった。(メルボルン発AP 2008/01/22)


 

 す、すごすぎる……! 超一流のオッチョコチョイが、ここにいました。 さすがに世界は広いぜ。

 さらに、オーストラリアのAAP通信が伝えたところによると、彼らは犯行後、逃走用に準備していた車とは別の車両に乗り込んだといいます。 慌てすぎですよ。

 いやぁ、そんじょそこらのドジ野郎とはワケが違いますね。 まさしく、プロ仕様のドジ。

 犯行において首尾一貫して、自らの性格を存分に発露させるという、ドジ界におけるプロフェッショナルの流儀を見せつけられ、私たちは寒気がします。

 彼らが問われた罪は、オーストラリア刑法の「武装強盗罪」。

 そして、特にジョルゲンゼン被告については、相棒・ヘイズ被告のお尻に全治1カ月の重傷を負わせたことに関して「過失傷害罪」でも起訴されている模様です。

 ……もう、あんまり笑わせないでくれますかね。

 

 ジョルゲンセン被告には実刑8年、ヘイズ被告には実刑7年が言い渡された。判事は事件がエイプリルフールに発生したことにちなみ、被告2人を「フール(愚か者)と呼んではばらからなかった。 (同上)

 

 惜しいなぁ~。 この判事のお名前がわかってたら、次回のお言葉集に収録させていただきたいのに、いくら調べても出てきません。 無念。

 ところで、エイプリルフールって、バカを実行する日でしたっけ?

| | コメント (7) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »