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2008年2月 1日 (金)

オーストラリアの大地が育んだ、トホホな強盗 (裁判官のお言葉つき)

 えー、恥ずかしながら、わたくしは先日、朝日新聞の記者の方から、最高裁の本に関連してインタビュー取材を受けまして、その記事を、あさって2月3日(日曜日)の読書面『著者に会いたい』のコーナーに載せていただく運びとなりました。

 なんと、担当してくださった記者の方は熊本出身で、出身高校が同じ。 20年先輩でした。

 ゆるゆるフリーライターの分際で、かっちりスーツ姿で肖像写真を撮っていただきましたので、ナガミネの魅せるそういうパターンを見たいぞ、というマニアの方は、ぜひご覧ください。

 自慢じゃありませんが、スーツは、それ1着しか持ってないんですよ。

 

>>> 強盗が盗んだ「現金袋」、中身はパンの山 豪州

 オーストラリア南部メルボルン市内の飲食店に昨年4月1日、銃を持った2人組の強盗が押し入り、店にあった袋を奪って逃走した。

 ベンジャミン・ジョルゲンセン被告(38)とドンナ・ヘイズ被告(36)は、袋の中身が3万オーストラリアドル(約270万円)の現金だと思い込んでいた。しかし犯行後に袋を開けてみたところ、中には大量のロールパンが詰まっていた。

 事件の公判は22日にビクトリアン郡裁判所で開かれ、被告2人は罪状を認めた。ジョルゲンセン被告が犯行の最中、誤ってヘイズ被告のでん部を銃撃したことも明るみになった。(メルボルン発AP 2008/01/22)


 

 す、すごすぎる……! 超一流のオッチョコチョイが、ここにいました。 さすがに世界は広いぜ。

 さらに、オーストラリアのAAP通信が伝えたところによると、彼らは犯行後、逃走用に準備していた車とは別の車両に乗り込んだといいます。 慌てすぎですよ。

 いやぁ、そんじょそこらのドジ野郎とはワケが違いますね。 まさしく、プロ仕様のドジ。

 犯行において首尾一貫して、自らの性格を存分に発露させるという、ドジ界におけるプロフェッショナルの流儀を見せつけられ、私たちは寒気がします。

 彼らが問われた罪は、オーストラリア刑法の「武装強盗罪」。

 そして、特にジョルゲンゼン被告については、相棒・ヘイズ被告のお尻に全治1カ月の重傷を負わせたことに関して「過失傷害罪」でも起訴されている模様です。

 ……もう、あんまり笑わせないでくれますかね。

 

 ジョルゲンセン被告には実刑8年、ヘイズ被告には実刑7年が言い渡された。判事は事件がエイプリルフールに発生したことにちなみ、被告2人を「フール(愚か者)と呼んではばらからなかった。 (同上)

 

 惜しいなぁ~。 この判事のお名前がわかってたら、次回のお言葉集に収録させていただきたいのに、いくら調べても出てきません。 無念。

 ところで、エイプリルフールって、バカを実行する日でしたっけ?

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コメント

バカなフリをしても許される日であって、本物の馬鹿が許される日ではなかったでござるな>エイプリルフール。
犯人たちは身をもって教えてくれたのだね♪

投稿: | 2008年2月 2日 (土) 01:49

  
さようでござるな。

ホンモノのバカを許してくれるのは、神か仏ぐらいしかないのかもしれぬ。

少なくとも、法は許さなかった模様でございます。

投稿: みそしる | 2008年2月 3日 (日) 00:32

はじめまして。
だいぶ前から訪問はしてたんですが…
うざいほど足跡を残したのはたぶん私だと思います。
えー長嶺さんのブログがおもしろすぎて、あちこち覗いてしまいました。

長峰さんが載ってる新聞記事を見ました。
かっちりスーツ姿をもちろん想像してたので、コートもプラスされているのを見て、ややもったいなかったですsweat02
なんとなく、コート脱いでほしかったです。

『裁判官の爆笑お言葉集』は、裁判官の法服についてネットで検索してたところひっかかり、出会った本で、しぶとく購入せず(汗)地元図書館で争奪戦のもと何度も読んでいるのですが(いい加減買おうと思います)、ひさびさに面白い本を読んだと思いました。
今まで裁判官=天上人(=ぱっと見いハリーポッター?)っていうイメージが私の中にあったのですが、長嶺さんの本を読んで、裁判官を違う切り口でしかも真面目に見るようになりました。

新書のほうですが、大学の生協にはまだなく、どんなものか内容は把握できていないのですが、おもしろそうですね。
ただ、関西に住んでいるせいか最高裁にお世話になること、なった人が周りにおらず、知ったところでどうなる? という疑問&期待があります。
個人的にはお言葉集第二弾のほうが早く読んでみたいです。

投稿: さよ | 2008年2月 7日 (木) 22:37

つづき

うおー。長い(↑)……

お言葉集第二弾ですが、「裁判官」で確定なんですか?
最近、検察官も負けじと(?)いろんな意味でおもしろい人たちだなと気付いたので、検察官の本もあるとどうなんでしょうか? 私は勝手に(?)検察官の華麗なる七変化を追ってます(笑)。
第一弾は、長峰さんが探してきたというより、新聞などで取り上げられた名言が多いようですが、第二弾は他のマスコミが知らないのをどどん!! と期待しています。

投稿: さよ | 2008年2月 7日 (木) 22:43

アサヒコムにも紙面と同じ内容がでていますね。
http://book.asahi.com/author/TKY200802060200.html

投稿: トクメイキボウ | 2008年2月 8日 (金) 01:06

>さよさま

はじめまして。応援ありがとうございます!

おもしろすぎましたか。いやぁ、励みになりますよ。おかげで、もう少し頑張れそうです。

スーツの上にコートをはおるのは、あまりよくないんですね。スーツ姿に慣れてないため、つい寒くて着用してしまいます。気をつけます。

 

「サイコーですか」の本ですが、おっしゃるとおり、いっさい生活の役には立ちません。実際にそう書いてますし。知ってトクする法律本は、弁護士さんが出すジャンルですので、法曹の方々の職域を犯してはいけないと私は思ってます。

たしかに、あれは「国民審査の判断資料本」としての性格もございますので、ある程度の実用性は備えてるんですが、今の時点で手にとっていただくのは難しいですね。

私は「2008年1月解散説」を信じて、そのタイミングに刊行を間に合わせようと必死だったのですが、いつまで経っても民主党が問責決議を出さず、内閣にプレッシャーをかけないし、福田さんがどうしてもサミットを主宰してカッコつけたいということで、解散時期は延び延びになってますね。

やはり、衆議院の解散が近づかないと、国民審査の資料を手に取る動機が弱いですし、マスメディアの皆さんにも採り上げていただく理由が乏しいということです。

衆議院が解散しても動きがなければ、今回の企画は失敗かもしれませんね。本来は1800円ぐらいの定価でもいい体裁のものを、光文社さんのご厚意で破格の1300円+税にしていただいているので、なんとか軌道に乗せたいのですが、力不足で申し訳なく思います。

総選挙が近づいたなら、国民審査資料の簡略版をつくって、ネット上に載せようと思います。 そこに集まってくださった有権者の10~20人に1人でも本をお求めくださればいいかなと。前回は期間中に延べ20万アクセスほどありましたので。 あとは口コミ頼みで…。(甘)
 

「検察官のお言葉集」というご提案ですね。私は昨年、某出版社からの「弁護士お言葉集」の打診をお断りしておりまして、それは法廷における「立場」とか「役割」が言わしめる発言が大半になるのではないかという判断からです。生意気を申しまして恐縮ですが、おそらく検察官も事情は同じではないかなと思います。

弁護人なら「フォローする」、検察官なら「責め立てる」という役割分担のなかに、ほぼ収まってしまうのではないかと。たとえば、その役割分担からハミだした発言に着目するなら、興味はありますし、それが数十個集まれば、出版企画として目鼻が付くかもしれません。

おそらくは、珍発言を探す旅になるでしょうね。弁護人が被告人を責め立てる場合は結構ありますが、ただ、多くは作戦の範囲内かと思われますので、一般の方にとってはつまらない話題かもしれません。

過去に、児童買春事件の法廷で、被告人に「あなたは遊び人の風上にも置けませんね」と言っていた弁護人がいましたけど、残念ながら氏名は知りません。一部の裁判所をのぞいて、弁護人の名前が貼り出されてませんしね。

逆に、検察官が被告人をかばったりするかどうかも、よくわからないですね。過去に目撃したかもしれませんが、あまり印象に残ってないのは、私の記憶力不足が原因です。

一方、裁判官のお言葉には、その両者の主張をいかに調整するか、という「悩み」が含まれるために、どう転ぶかのバリエーションが複数あって興味深いのではないか、というのが私の考えです。

個人的に、検察官という職業に対する思い入れが無いため、あいにく想像がつかない部分が多いのです。さよさんなりに、彼らの発言の魅力などを教えていただけると嬉しいです。

第2弾にご期待を寄せてくださいまして、ありがとうございます。たしかに、採り上げるすべての「お言葉」を私ひとりで仕入れるのが究極のかたちとは思いますが、私が「こう言ってくれ」と裁判官に要求するわけにはまいりません。出会いは運命ですので。あと20年から30年ほどお待ちいただければ幸いです。

投稿: みそしる | 2008年2月 8日 (金) 05:07

>トクメイキボウさま

もうネット上に載ったのですね。教えてくださいまして、ありがとうございます。来週と聞いてましたので。

それは何年間もネットに残るらしいので、ここから「国民審査の判断資料」なる存在の認識が、少しでも広がっていけばと願います。

投稿: みそしる | 2008年2月 8日 (金) 05:11

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