「午後0時」という表記は違法!?
この「午前・午後」の呼び方の定義を調べると、明治5年11月9日に出された「太政官達(だじょうかんたっし)第337号」にまで遡らなければなりませ ん。「太政官達」とは、今で言うと内閣からの通達のことです。この中には、時刻の呼び方の表が載っています。この表を見ると、真夜中に対しては「午前0 時」「午後12時」という2つの言い方が書かれていますが、正午に対しては「午前12時」という言い方だけしか書かれていません。「午後0時」という言い 方は、この中には定義されていないのです。
つまり、「午後の紅茶」は、正午に飲んじゃ まだ早いんですよ! めっ!!
えーと、「午後0時」というのは、通達に反した表記ということですね。 通達とは、国民に対してはもとより、各行政機関に対しても法的な強制力はなく、あくまで「見解」とか「ガイドライン」という位置づけです。
なので、「違法」というのは大げさな見出しでした。 正確には「通達違反」ですな。
……なんだか、以前「満員電車は違法です」と断言したときのように、また揉め揉めになっちゃうんでしょうか。
先に謝っておきます。 お……、おれが悪かったっっ!
これってむしろ、太政官達を出した人の単純ミスのような…… 気もしますね。
私だって単純ミスは毎日のようにしてますが、そんなミスが時代を超えて引き継がれていくとしたら、なかなか恥ずかしいものがあります。
よし決めた!
時代を超えて語り継がれていくようなものは書かないことにしよう!!
そんなもん最初から書けんばってん!!!
アナログ時計なら問題ないですが、デジタル時計では「12:00」と出るものと「0:00」と出るものの両方があります。 双方に切り替えられるタイプのもあるでしょうね。
なんとなく「0:00」という表示のほうが、COOoooL!な感じがしませんか。 で、「12:00」は、なんとなくヤボったぁ~~い感じ。
もちろん私は、ヤボったぁぁあぁ~~いほうが好みです。
そうそう、たまに、たとえば午後7時のことを「午後19時」とか書いてくる人、いません?
あれは太政官達どころか、もっと重大な足場を踏み外しているような気もします。 ああいうのを見るたびに、ちょっと胸の奥がモヤモヤッとするんですよね~。
まぁ、O型なもんで、たいして気にしてないんですけど。
……と書いたら、全国のO型血液の持ち主から「オマエと一緒にすんな」なんて、物言いを付けてもらえたりするんでしょうか。
よし! どんとこい!! なかよくしようぜ!!!
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