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2009年2月25日 (水)

「ありがとう」は、ステキな言葉

 

>>> コンビニ強盗が「ありがとう」…大阪、5万5000円奪い徒歩で逃走

 「ありがとう」強盗が大阪に現れた。23日午前1時30分ごろ、大阪市西成区のコンビニ「ファミリーマート山王店」で男が、男性アルバイト2人にハサミを突きつけ「金を出せ」と脅迫。現金約5万5000円を奪うと「ありがとう」と言い残して徒歩で逃げ去った。 (2009年2月24日 スポーツ報知)


 

 大阪だからといって、お礼は「おおきに!」じゃないのか。

 まあ、ファミリーマートで、「サンクス!」と言うのも変だし。


 でも、素晴らしいですね。

 「ありがとう」と言えちゃうコンビニ強盗。

 このすさんだご時世に、「ありがとう」と素直にお礼を言えるだけで、情状酌量で刑期を1~2カ月ぐらい差し引いてもいいぐらいです。

 

 コンビニ店員ですら「ありがとうございました」の一言が言えないヤツがいますからね。

 少しは強盗を見習えよ。

 

 嗚呼、「ありがとう強盗」よ!

 夢と感動をありがとう!

 でも、金は返してやれ。

 

 記事によると、お札だけでなく小銭まで、レジの釣り銭を1円残らず持ち去ったんだそうです。

 なんだか律儀!

 

 この人に向いている真っ当な職業が、なにか必ずあるはずです。

 「ありがとう」 → 接客業

 「細かい性格」 → 事務・経理

 したがって、銀行員をオススメ…… できないか。

 そうなると、次は「ありがとう銀行強盗」が誕生しそうですからね。

 

◆ 刑法 第236条(強盗)
 暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。

 

◆ 銃砲刀剣類所持等取締法 第31条の18(罰則)
 次の各号のいずれかに該当する者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
  三  第22条の規定に違反した者

 

◆ 銃砲刀剣類所持等取締法 第22条(刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物の携帯の禁止)
 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない。ただし、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが8センチメートル以下のはさみ若しくは折りたたみ式のナイフ又はこれらの刃物以外の刃物で、政令で定める種類又は形状のものについては、この限りでない。

 

◆ 銃砲刀剣類所持等取締法施行令 第9条(刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物で携帯が禁止されないもの)
 法第22条ただし書の政令で定める種類又は形状の刃物は、次の各号に掲げるものとする。
  一  刃体の先端部が著しく鋭く、かつ、刃が鋭利なはさみ以外のはさみ

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訪問者の皆さんにお尋ね

 発売1週目の「罪と罰の事典」(小学館)が、おかげさまで、ジンワリとした感じで売れています。

 

 構想から1年半を超える制作期間をムダにしたくない一心で、私は発売1カ月前から、自腹を切って、雑誌や新聞などのマスメディア約600社に向けて、FAXでリリースを送付するなどのプロモーションをかけていました。

 しかし、そんな著者の気合いが空回り。 本の魅力がなかなか先方さまへ伝わらず、ほろ苦い結果に。

 こんなことは格好悪いので、あんまり書きたくないですが、あえて反省点として記録しておきます。

 それでも唯一、TBSラジオの番組「アクセス」が、公共の電波で、書名と発売日を告知してくださいました。 ありがたかったです。

 

 明日からいよいよ、朝日新聞と毎日新聞と週刊ポストに広告が載る予定です。 ドキドキするな~。

 とにかく、世間さまに広く認知してもらえれば、それなりにご支持を頂戴できる本に仕上げたつもりです。 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 何も役に立つことを書いていない当ブログに、いつも訪問してくださっている皆さんにも、あらためまして感謝の意を表します。

 ところで、皆さんに質問です。

 書店で、以下のタイトルが書かれた装丁(表紙)を目にしたとして、どの本をまっさきに手にとって読んでみたくなるような気がしますか?

 選択肢は5つ用意してみました。

 

「正義の法律用語辞典」
(↑ タテマエばかりの法律用語に、良い意味で喝を入れる本であることを示します)

「悪魔の法律用語辞典」
(↑ アンブローズ・ビアス著の名パロディ「悪魔の辞典」のパロディであることが、一番わかりやすい書名でしょうか)

「正しすぎる法律用語辞典」

(↑ 法律用語について、身もフタもないホンネの解釈をしていることを示します)

「笑ぅ法律用語辞典」
(↑ マンガ「笑ゥせぇるすまん」の、プチパクリ)

「おかしな法律用語辞典」
(↑ 「おかしな」という修飾語は、「変な」と「笑える」という、ふたつの意味で使ってみました)

 

 インパクト勝負なら、前の3つ。 わかりやすさ優先なら、後の2つでしょうかね。

 

 そのタイトルを選んだ根拠については、書いても書かなくても、どちらでも構いません。 

 オリジナル案のご提示も大歓迎です。

 もちろん、多数決で決めるわけではないのですが、自分の出した案に対してどういう反応をいただけるのか、見届けたいとも思っているのです。

 

 ちなみに、本の中身は、このページから、特におもしろそうな項目を50個ほど厳選して採り上げて、それぞれの項目に、法律に詳しくない一般の方でも入りやすいような前置きの解説文を付けるようなものだとします。

 

 アンケート期間は…… そうですねぇ、5月の連休明けぐらいまで?

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2009年2月22日 (日)

「罪と罰の事典」(初版1刷)一部誤りの訂正とお詫び、ほか

 現在発売中の「罪と罰の事典」ですが、289ページ『飲酒運転の罪(車両などに同乗した者)の 表・グラフに付した、「※3」「※4」の注釈は誤っています。

 

 「※3:運転者の酒酔い状態を認識していた場合のみ。」

 「※4:運転者の酒酔い状態を見て、それを酒気帯び状態だと認識していた場合も含む。」

 と、それぞれ訂正させてください。

 本当に申し訳ありません。

 

 なお、この箇所は、監修者である落合洋司弁護士のチェックが済んだ後に、私の判断で書き換えております。よって、落合先生に校閲責任はございません。

 

 間違いの修正に関しては、できるかぎりの万全の態勢をとっておりました。

 担当編集の方も、本書の校正が進んでいくにつれ、法律の条文を完璧に読み取って、微に入り細に入り、間違いを指摘してくださっていました。

 内容の正確性には妥協を許さないその姿勢から、「小学館から辞典を出す」ということの意味を痛感した私も、その熱気に応え、誤りの発見・訂正に全力を注いできています。


 
 

 「罪と罰の事典」のなかでは、「どうしてこのような罰則が誕生したのか」というキッカケや経緯も説明しています。 また、判決の実例や具体例も充実させました。

 これらは担当編集の方が提案してくださったコンテンツなんです。

 へたをすると法律上の理屈だけ並べて、上っ滑りした内容になりそうな本なのですが、これら現実社会での動向の説明も加わったおかげで、法の現実と理論が交わり、ずいぶんと幅や奥行きが生まれました。

 説明文は、読みやすさと正確さの両立を追求しながら、何度となく書き直し、磨きをかけてきました。 「書いた」というよりは、「作った」という感覚です。

 どうしても「法律書」の棚に置かれてしまいがちな、この最新作ですが、一般の方でも十分に「読み物」として楽しんでいただけます。

 

◆ 「○○罪」「○○法違反」の犯罪が、どういうものなのか、どれだけ重い刑罰が科される可能性があるのか、時効は何年なのか、ニュースで報道されたときに、すぐに知りたい方へ。

◆ 雑談やブログなどで、いろんな事件や社会現象について、正確な知識をもとに意見を述べたい方へ。

◆ この春、大学の法学部や法科大学院へ進学する新入生の方へ。

◆ 今年5月から、どの犯罪で裁判員が招集されるのか知りたい方へ。

◆ 日常生活で、うっかり犯罪をおかしていないか心配な方へ。

◆ 裁判所での法廷傍聴のおともに。

◆ 「政治経済」「科学技術」等とは別の視点から、世の中を俯瞰してみたい方へ。

◆ 今までに読んだ経験のないタイプの本を読んでみたい方へ。

 

……著者の私が自信を持ってお勧めします。 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 
罪と罰の事典-「裁判員時代」の法律ガイド
罪と罰の事典-「裁判員時代」の法律ガイド 長嶺 超輝 
落合 洋司

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2009年2月17日 (火)

【マイナー罰則(6)】 人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律

 いよいよ今週末に発売の「罪と罰の事典」(小学館)に、残念ながら紹介できなかった罰則たちを、ここでひっそりと紹介しております。

 なお、早くも公式サイトにて、「罪と罰の事典」が、ちょっとだけ立ち読みできるようになっていますので、わずかでも興味のある方はのぞいてみてくださいね。

  


公害罪 (人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律)

<緊急逮捕が可能>※過失公害を除く
<時効7年>※公害致死傷のみ
<時効3年>※その他

■どんな犯罪?

 工場や事業場の事業活動によって、人の健康を害する物質(身体に蓄積した場合に人の健康を害することとなる物質を含む)を排出し、公衆の生命や身体に危険を生じさせること。

■どんな刑罰?

 1カ月~3年(懲役)
 1万円~300万円(罰金)
※[両罰規定あり] 法人に300万円以下の罰金。

(公害致死傷罪)

 1カ月~7年(懲役)
 1万円~500万円(罰金)
※[両罰規定あり] 法人に500万円以下の罰金。

 

(過失公害罪) ※うっかり

 1カ月~2年(懲役・禁錮)
 1万円~200万円(罰金)
※[両罰規定あり] 法人に200万円以下の罰金。

(過失公害致死傷罪) ※うっかり

 1カ月~5年(懲役・禁錮)
 1万円~300万円(罰金)
※[両罰規定あり] 法人に300万円以下の罰金。


 

 この法律は、高度経済成長にともなう大気汚染や水質汚濁が大きな社会問題となった1970年代、鳴り物入りで成立しました。

 損害賠償の問題はともかく、公害の発生を犯罪として処罰する法律は、当時世界初だったそうです。

 しかし、この法律が施行されて約40年、適用は非常に低調で、実際に公害罪で処罰された業者は、ほとんどいません。 キッチリ調べてはいませんが、有罪の裁判例は1件か2件ぐらいじゃないでしょうか。

 そのほかは、通常の業務上過失致死傷で有罪になっているようです。 こっちのほうが使いやすいんでしょうかね。

 公害を法的に取り締まる上で、大きな問題は「因果関係」です。

 ある工場で、ある有害物質が排出されていた。 同じ有害物質が原因で、ある人が健康を害した。 この2つの事実があったとして、だからといって、その健康被害の法的責任を、その工場に負わせてよいと断定することは極めて難しいのです。 よっぽど特殊な有害物質でない限りは。

 そうなれば、被告人の有罪を立証しなければならない検察官は、とてもストレスがたまるのですね。

 この「公害罪法」の5条には、 「工場又は事業場における事業活動に伴い、当該排出のみによつても公衆の生命又は身体に危険が生じうる程度に人の健康を害する物質を排出した者がある場合において、その排出によりそのような危険が生じうる地域内に同種の物質による公衆の生命又は身体の危険が生じているときは、その危険は、その者の排出した物質によつて生じたものと推定する」 ……とあります。

 これは、検察側が、因果関係を立証する負担を軽くして、全体のバランスをとるための規定です。 有害物質をかなり出している事実があって、実際に周りの地域で健康被害のリスクが生じているなら、「その工場が悪い」と考えるわけです。

 あとは弁護側が「そんなことはない」と反論・反証する責任を負います。 それができなければ自動的に有罪になります。

 しかし、裁判所(最高裁)が、この法律を極めて限定的に適用するよう、厳格に解釈しているのです。 これはこれで、司法が独自にバランス感覚を発揮している結果なのでしょう。

 いまは、大気汚染・水質汚濁どころか「エコブーム」の時代ですので、この公害罪法が今後適用される可能性だって、ますます下がっているかもしれません。

 とはいえ、せっかく多くの時間的・政治的リソースを費やして制定された法律が、いつの間にか「宝の持ち腐れ」になっている現状も、もったいない話です。

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2009年2月15日 (日)

【マイナー罰則(5)】 生活環境侵害系の罪

 スポーツ報知の裁判員制度特集(第5回)にコメントを寄せております。 スポーツ新聞の社会記事だからと侮るなかれ。 骨太の連載ですので、皆さんにも最初から通読することをオススメさせてもらいます。

 

 さて、いよいよ来週発売の『罪と罰の事典』(小学館)に収録しきれなかった罰則たち、まだまだご紹介しますよ。

 個人的にも、今後どこでネタとして採り上げて書くことになるかわかりませんので、念のため、ここにストックして眠らせておきます。

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工業汚染水の排出罪
 (水質汚濁防止法12条、31条)

<時効3年>

■どんな犯罪?

 工場などが、環境省の定める基準を超えた汚染状態の排水を出すこと

■どんな刑罰?

 【わざとやった場合】
 1カ月~6カ月(懲役)
 1万円~50万円(罰金)

(両罰規定あり)
 会社に1万円~50万円(罰金)

 【うっかりやった場合】
 1カ月~3カ月(禁錮)
 1万円~30万円(罰金)

(両罰規定あり)
 会社に1万円~30万円(罰金)

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港にゴミを捨てる罪 (港則法24条、41条)

<時効3年>

■どんな犯罪?

 港の中、または港の境界の外1万メートル以内の水面へ、みだりに、バラスト(船を安定させるために積む重り)、廃油、石炭から、ゴミなどの廃物を捨てること

■どんな刑罰?
 1カ月~3カ月(懲役)
 1万円~3万円(罰金)

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事業所が、温室効果ガスの排出量を報告しない罪 (地球温暖化対策の推進に関する法律21条の2、50条)

 

■どんな犯罪?
 二酸化炭素などの温室ガスの排出量が多いと認められる大きな事業所が、毎年ごとに国に報告しなければならない「温室効果ガス算定排出量」を報告しないこと

■どんな刑罰?
 1万円~20万円(過料)

===================================================================================

事業所が、温室効果ガス排出量の削減義務を守らない罪 (都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 5条の11[新設]、159条[改正])

<時効3年>

■どんな犯罪?

 二酸化炭素などの温室ガスの排出量が多いと認められる大きな事業所が、都に提出した「温室効果ガス削減対策計画」を守らないこと

■どんな刑罰?

 1万円~50万円(罰金)
 ※東京都のみ、2010年4月から施行

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積雪や凍結のない道路でのスパイクタイヤ使用罪 (スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律7、8条)

<時効3年>

■どんな犯罪?

 住宅が集まっているところなど、環境大臣が指定する地域内の舗装道路で、雪が積もっても凍ってもいない状態において、排気量125ccを超える自動車を走行させるときに、スパイクタイヤを使用すること。大気汚染や健康被害を防止するための罰則。

■どんな刑罰?

 1万円~10万円(罰金)

※ スパイクタイヤの周りには、多くの鋲が取りつけられていて、氷の上でのすべり止めに有効ですが、通常の路面上では、摩擦によって鋲が削られ、金属などの非常に細かい粉が飛び散りやすいのです。なるべく、スタッドレスのタイヤを使ってください。

===================================================================================

遺伝子組み換え生物の乱用罪 (遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律4条、39条)

<時効3年>

■どんな犯罪?

 施設内から自然界へ拡散するのを防止する措置をとらないまま、遺伝子組み換え植物などを育成したり、食用などに製造・加工したり、保管・運搬・廃棄すること

■どんな刑罰?

 1カ月~6カ月(懲役)
 1万円~50万円(罰金)<併科あり>

 (両罰規定あり)
 会社に1万円~50万円(罰金)

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人への感染症を持ちうる動物の無許可輸入罪 (感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律54条、77条)

<時効3年>

■どんな犯罪
 感染症を人にうつすおそれが高いとされる「指定動物」を、感染症が蔓延しているものと厚生労働省や農林水産省が定める地域から、あるいはその地域を経由して、許可なく輸入すること

(「指定動物」の具体例)
イタチアナグマ、コウモリ、サル、タヌキ、ハクビシン、プレーリードッグ、ヤワゲネズミ

■どんな刑罰?

1万円~50万円(罰金)
※[両罰規定あり] 法人に50万円以下の罰金

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極めて危険な病原体の発散罪など (感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律69条など)

<裁判員を召集>※発散のみ
<緊急逮捕が可能>
<未遂と予備を罰する>※発散、輸入
<未遂を罰する>
<時効15年>※発散
<国外犯:すべての犯人を本法で処罰>※発散

■どんな犯罪?

 「一種病原体等」(エボラ出血熱ウイルス、コンゴ出血熱ウイルスなど、国民の生命及び健康に極めて重大な影響を与えるおそれがある病原体等)を、みだりに発散させて公共の危険を生じさせること。

■どんな刑罰?

 (発散)
 2年~20年・無期(懲役)
 1万円~1000万円(罰金)

 (発散目的の輸入)
 1カ月~15年(懲役)
 1万円~700万円(罰金)

 (発散目的の所持・譲り渡し・譲り受け / 単純輸入)
 1カ月~10年(懲役)
 1万円~500万円(罰金)

 (単純所持・譲り渡し・譲り受け)
 1カ月~7年(懲役)
 1万円~300万円(罰金)

 (発散予備罪)
 1カ月~5年(懲役)
 1万円~250万円(罰金)
 ※ただし、予備段階で自首した場合の刑の減免あり。

 (発散目的輸入予備罪/単純輸入予備罪)
 1カ月~3年(懲役)
 1万円~200万円(罰金)

 ※以上、いずれも[両罰規定あり] 法人に各罰金刑。

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2009年2月13日 (金)

【マイナー罰則(4)】 権力の中心で、いろんなことを叫ぶ

 今月20日発売の「罪と罰の事典」(小学館)は386ページあり、この分厚さが、本を読み慣れていない方を遠ざけないか心配なぐらいのボリュームがあるのですが、それでも入らないため、仕方なくお引き取りいただいた罰則たちを、ここでひっそりと紹介してみます。

 

国家機構の中枢エリアで、拡声器を使う罪 (国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律)

<時効3年>

■どんな犯罪?
 国会議事堂等周辺地域(首相官邸・議員会館・外務省・財務省・国土交通省・警視庁あたりを含む)や、外国公館等周辺地域(各地の大使館や総領事館あたり)で、その地域の静穏を害するような方法で、マイクやアンプ、スピーカーなどを使ったため、警察官が命令を出したのに、それに従わないこと。

 ※ ただし、公職選挙運動、災害や事故発生時の緊急呼びかけ、国や地方自治体の業務による場合を除く。

■どんな刑罰?
 1カ月~6カ月(懲役)
 1万円~20万円(罰金)


 1988年に、この法律ができたキッカケとしては、いわゆる右翼団体の街宣車活動について規制するため、ということなのですが、もちろん右翼の人々でなきゃ捕まらないわけではありません。

 国会議事堂や大使館の周辺で拡声器を使って叫び、あるいは録音した音声などを流し、それを警察官に注意されてもやめない場合は、ライトもレフトもノンポリも関係なく検挙の対象となります。

 お気づきの方も多いかと思いますけれども、この罰則は、国民の「表現の自由」と正面からぶつかり合いますよね。

 そのため、同法8条には、「国民の権利を不当に侵害しないように留意しなければならない」「請願のための集団行進について何らの影響を及ぼすものではない」という注意書きがなされています。

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2009年2月12日 (木)

【マイナー罰則(3)】 麻薬特例法違反の罪

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 今月20日発売の「罪と罰の事典」(小学館)は386ページあり、なかなか分厚い本なのですが、それでも物理的にハミ出してしまうため、やむをえず別れを告げた、だけど忘れられない、嫌いになれない罰則たちを、ここでひっそりと紹介してみます。


依存性薬物をはびこらせようとする罪 (麻薬特例法5条)

<裁判員を召集>
<緊急逮捕が可能>
<減軽1回で執行猶予>
<時効15年>
<国外犯:すべての者をこの法律で罰する>

■どんな犯罪?
 覚せい剤、麻薬、向精神薬、大麻、アヘンなどの依存性薬物を、何度も繰り返して密輸出入、譲り受け、譲り受け(密売買など)すること。

■どんな刑罰?
 5年~20年・無期(懲役)
 1万円~1000万円(罰金) [必ず併科]
 ※[両罰規定あり] 法人に1000万円以下の罰金。


 「麻薬特例法」は略称・通称でして、正式名称は「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律」といいます。 じゅげむじゅげむ。

 「罪と罰の事典」p.168~169にかけて、<密売して利益をあげるための輸出入等>という項目を、いくつか設けているんですが、それらは「1回きり」の犯行でも成立します。

 一方で、さきほどの罰則は、さらにワンランク上の悪質さを持つ犯行を示しているんですね。 「何度も繰り返し」という要素が含まれますので。

 この「麻薬取締法違反(業として行う不法輸出入等)」にあたる事件で起訴されたら、裁判員も呼ばれますので注意です。

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2009年2月10日 (火)

今夜、TBSラジオ「アクセス」生出演です!

 とつぜんですが、今夜、TBSラジオ「アクセス」に出演します。 評論家の宮崎哲弥さんとの共演です。

 前々から「そのうち出てくださいね」と打診されていたのですが、さきほど番組から電話がかかってきて、お願いしてくださいました。

 テーマは『裁判官のお言葉』。夜10時からの放送ですが、出演は10時45分くらいからでしょうか。

 基本的に関東圏のみの放送みたいですが、今は「インターネット生放送」の期間中のようですので、パソコンを使えば世界じゅうで聴けるんですかね。 皆さん、よかったら「アクセス」してみてください。

 テーマとは直接関係ないですが、「罪と罰の事典」(未発売)の告知もさせていただきます!

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2009年2月 9日 (月)

【マイナー罰則(2)】 子どもに飲酒・喫煙させる罪 / 酔っぱらい迷惑行為罪

 今月20日発売の「罪と罰の事典」(小学館)は386ページと、たっぷり読み応えのある本なのですが、それでも物理的に入りきらないので、やむをえず「さようなら」を告げた罰則たちを、ここでひっそりと紹介してみます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

未成年者にタバコや酒を売った業者の罪 (未成年者喫煙禁止法5条、未成年者飲酒禁止法3条)

<時効3年>

■どんな犯罪?
 19歳以下の客が、自分のために酒やタバコを買っていることを知りながら、販売すること。

■どんな刑罰?
 1万円~50万円(罰金)
 ※[両罰規定あり] 法人に50万円以下の罰金。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

未成年者に飲酒・喫煙をさせた親たちの罪 (未成年者喫煙禁止法3条、未成年者飲酒禁止法3条)

<時効1年>
<逮捕に制限あり>

■どんな犯罪?
 19歳以下の子どもが飲酒や喫煙をしていることを、保護者(親権者・監護権者・後見人など)が知っていながら、それを止めないこと。

■どんな刑罰?
 (科料)※1000円~9999円の強制徴収

 ※ この場合、子どもが吸っていたタバコやライターなどは、行政処分で没収すると規定(未成年者喫煙禁止法2条)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

酔っぱらい迷惑行為罪 (酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律)

<時効1年>
<逮捕に制限あり>

■どんな犯罪?
 酔っぱらいが、公共の場所や乗り物で、みんなに迷惑がかかるような、非常に荒っぽく乱暴な言動をすること。また、そういう言動をするように、酔っぱらいをそそのかしたり、補助したりすること。

■どんな刑罰?
 (拘留)※1日~29日の身柄拘束
 (科料)
 [併科あり]

>>> これが「卑わいな言動」「みだらな言動」だった場合は、酔っぱらいかどうかは関係なしに、各都道府県の迷惑防止条例により、最高で懲役6カ月(東京都の場合)に処せられる可能性があります。

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2009年2月 7日 (土)

【マイナー罰則(1)】 臓器売買罪

 今月20日発売の「罪と罰の事典」(小学館)は386ページあり、けっこうボリュームのある本なのですが、それでも収録しきれず、泣く泣く削ろうと決めた罰則たちを、ここでひっそりと紹介してみます。


臓器売買罪(臓器の移植に関する法律11条、20条)

<緊急逮捕が可能>
<時効5年>
<国外犯:日本国民による犯行なら、この法律で処罰>

■どんな犯罪?

 移植手術に使われる人間の臓器(心臓・肺・肝臓などの内臓、および眼球)を、勝手に他人へ譲り渡したり、他人から譲り受けたり、またはその間を取りもったり、これらの対価や謝礼などとしてお金などを授受したり(その約束や要求も含む)すること。

■どんな罰則?

 1カ月~5年(懲役)
 1万円~500万円(罰金) [併科あり]

 ※[両罰規定あり] 法人に500万円以下の罰金。

 ※授受されたお金は没収される。



 

 植物状態と違って「脳死」は、人工呼吸器が実用化されたことによって初めて生じた状態であり、新しい問題です。

 現代医学による回復は無理だけれども、心臓が動き、呼吸もある人を、はたして「死者」として扱うべきか、生き死にに関わる価値観は人それぞれで、一概に処理するのは難しいところです。

 10年前にできたこの法律に基づき、脳死者からの臓器移植手術が、今までに80例ほど実施されているとのこと。

 日本国内では、昭和40年代に起こった衝撃的な「和田心臓移植事件」の後遺症をまだ引きずっているともいわれ、臓器移植手術の実施は低調です。

 心停止後の腎臓移植の場合は別として、脳死臓器移植に至るまでに「脳死者が15歳以上」「脳死者が記入済みのドナーカードを所持」「脳死者の親族の同意」など、さまざまな条件が課されています。

 

 なお、移植用というわけでない臓器が売買される可能性もあります。 物騒な話ですが、多額の借金をかかえ、返せなくなって、取り立て人から「カラダで返せ。お前の腎臓売るぞ」と脅される場面ですかね。

 この場合は、そうした臓器を取り出す目的で、人をさらったり売り買いした時点で、加害目的の略取誘拐罪(刑法225条)や、加害目的の人身売買罪(刑法226条の2)が成立するようです。

 これらの最高刑は懲役10年。 臓器売買罪よりも重い法定刑が設定されています。

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2009年2月 5日 (木)

今年の通常国会 注目の法案たち

■民法の改正案

 

 <婚姻適齢>
 日本国内で結婚できる年齢は「男18、女16」です。これは常識になってますよね。この常識が近いうちに変わるかもしれません。 女性の婚姻適齢を引き上げ、いずれも「18歳以上」が条件とするのが、本法案のまず一つ目。

 <待婚期間>
 また、現行の民法で、女性は離婚後6カ月経たないと再婚しちゃいかんと定められています。 この待婚(再婚禁止)期間は、離婚した女性に子どもが産まれた場合、誰の父親なのかをハッキリさせるために空白を設けるものとされていますが、これを「100日」(3カ月チョイ)に縮める案も出ています。
 こちらの根拠も、「両性の本質的平等」(憲法24条)に立脚するのでしょう。

 ただ、100日間どころか、待婚期間の規定すらない(廃止された)国もあるようですね。 時代の流れにより、DNA鑑定など、客観的に父子関係を推認する手段が出てきましたし、社会常識やライフスタイルも変化しています。

 いま、性行為の根拠は、婚姻関係に基づくモノだけでしょうか。 婚姻関係が破綻寸前になっている人が、その関係修復を半ばあきらめ、配偶者以外の者と性行為に及ぶことも十分にありえます。 そのことを「不貞」「ふしだら」と非難する声だって、もはや日本国内においてもそう大きくないような気がしています。(私見)

 

 <選択的夫婦別姓>
 ほかには、選択的に夫婦別姓を認める条文も提出されています。 個人的にはこの件について保守的な意識でして、自分のかみさんになる人には「長嶺」の姓としてほしいのが本音です。

 もちろん、いろんな事情で別姓を選択する夫婦は、それはそれでいいのでしょう。 ただ、すんごい中途半端ですよね。 そんなら同棲ないし事実婚でよかろうと。

 情緒的な話ですが、苗字が統一されているために家族や親戚一同が一体性を保てる、という心理的効果は軽視できないなと思います。

 「たとえ苗字は別々でも、互いを思う感情はバッチリ溶け合ってるのよ」と、強く思いこめる人々は幸せですが、人間って、けっこうカタチから入っちゃうものだと思うので。

 いや、「苗字は一緒でも、墓は別」という夫婦もいるそうですし、一概にはいえないのかも。 いずれにせよ、これからますます、婚姻制度の意味そのものが薄れていくのは確実な流れです。

 

 <非嫡出子の法定相続分における差別規定>
 さらに、嫡出子(結婚している夫婦の間で生まれた子)と、非嫡出子(そうでない子)との間で、法定相続分が違っていましたが、それを同じに扱う案も提出されています。この問題につき最高裁はまだ違憲判決を出していませんが、少数ながら違憲とする判事がいる現状も無視できませんな。


 

■刑事訴訟法の改正案

 なんといっても、「取り調べの場に、弁護人が立ち会える」という提案は大きいですね。 ハリウッド映画などではよく見かける場面ですが、今の日本ではありえません。

 日本の弁護人は、被疑者・被告人と接見して、透明プラスチックの壁ごしに「キミはひとりじゃないからガンバレ」と励ましたり、「これに取り調べの状況を毎日メモしなさい」と、ノートを渡したりするのが精一杯。

 いや、被疑者の取り調べ段階で弁護人が就いているなら、むしろ幸せなほうです。自力で弁護士に頼めない被疑者には国選弁護人が就くことになりますが、それはさんざん取り調べが行われ、起訴された後にようやく、ですからね。

 取り調べを担当する警察官や検察官は、いったい何をやっているのか、誰も客観的に検証することはできません。
 手がかりになるのは、被告人が法廷で話した内容ぐらいのもの。もちろん、被告人が何と弁解しても、裁判官からは疑いの目で見られるのが現実です。取調官が作成した供述調書の内容も、被疑者が話した内容をどこまで忠実に再現していることやら。

 
 
 

■刑法の改正案

 大きな目玉は、「不正指令電磁的記録作成・取得罪」(いわゆるコンピュータウイルス罪)の導入案です。これはおそらく可決成立するのでしょう。

 今の法律上、コンピュータウイルスを作ること自体は犯罪じゃありません。それどころか、わざと他人のパソコンに送り込むことも、その人の仕事(業務)を妨害しない限りは、原則として罪に問えません。その規制の穴をふさごうというんですね。

 ただ、この改正をもってしても、「他人の携帯電話の番号メモリーを勝手に消去すること」や「他人のテレビゲームのセーブデータを勝手に消去すること」などは、依然として犯罪にはなりません。ご注意を。(※民事上の損害賠償責任は負うかもしれませんが)

 
 

■ 児童買春、児童ポルノ処罰法の改正案

 一時期さわがれた「児童ポルノの単純所持罪」法案です。本来は、去年の11月に成立している予定だったのですが、いろいろあって延びているみたいですね。

 ここでいう児童ポルノには、「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの」(同法2条3項3号)まで広く含まれます。

 蒸し暑い夏の日の昼下がり、家の庭のビニールプールで無邪気に遊んでいる、わが幼い娘の写真まで、ヘタしたら「児童ポルノ」として扱われ、それをパソコン内に保存している父親に対する別件逮捕の口実に使われるのではないか?と懸念する声もあります。

 また、他人からメールなどでムリヤリ、大量の「児童ポルノ」画像を送りつけられた人も、所持罪として取り締まりの対象にするのでしょうか。

 「警察も、さすがにそこまではしないだろう」と信用したいところですが、何かの間違いで万が一でも逮捕の矛先が向けられたら、私たちは逆らえませんよね。逆らったら公務執行妨害ですからね。

 安全装置は徹底して取りつけておくに越したことはありません。 そこで当法案には「自己の性的好奇心を満たす目的で、児童ポルノを所持した者」という限定が付いています。

 性的好奇心を満たす目的というのも、非常にあいまいな表現ですので、100%の安全弁にはなりえませんが、捜査機関に対し、まったく限定なくフリーハンドの権限を託してしまうよりはマシなのでしょう。

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2009年2月 2日 (月)

強引! キーロガー空き巣

 ついつい飲み会で盛り上がりすぎ、終電を逃して、仕方なくネットカフェやマンガ喫茶で寝泊まり……という経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

 そんな皆さんのなかで、ネットカフェ等のパソコンでメールチェックしたり、ネットオークションで商品を落札したり、ネットバンクでお金を振り込んだりした経験のある方はいませんか? 

 そりゃあ、か~な~り~キケンですよ!

 これらの遠隔サービスは、自分のIDやパスワードを入力して利用しますよね。ただし、ネットカフェなどに置かれている不特定多数の顧客が共有するパソコンには、誰が「キーロガー」を仕込んでいるかわかりません。

 キーロガーとは、キーボードから入力された文字をすべて記録するシステムのこと。 わが子が妙なことをネット掲示板に書き込んでいないか監視するような、教育ママ向けのマシーンとしても使われることがあるそうです。

 それを悪用して、IDやパスワードらしきアルファベットの羅列を抽出し、不正アクセスに利用する輩が、ここにきて増えているんですよ。

 

 (※ なお、どうしてもネットカフェのパソコンでIDやパスワードを入力せざるをえない場合は、こんなサイトを利用すれば、キーボードに触らず文字を入力できます。 ただ、完全な安全性は保障できません。 マウス操作すら把握するキーロガーが存在しないとも限りませんので)


 

 キーロガーは、ソフトウェア型とハードウェア型があるそう。 ソフトウェア型は目に見えない形でパソコン内に仕込まれ、ネット回線を通じて密かにパスワード等を盗み取るわけです。

 ただし、ウイルス検出やファイヤーウォールのソフトも、そのパソコンに入っていれば、パスワード情報の流出を「不審な通信」として見つけてくれることがあります。

 最近は、ネット回線を経由してパスワードを盗み取るのも、ネットサービス業者や同接続業者の努力によって相当難しくなっている模様。

 そこで、よからぬことを企む輩はどうするかというと、なんと、ターゲットの家に侵入して、直接パソコンにキーロガーを入れ、ウイルス検出ソフトを外してしまうのです。

 そうして何日か経過し、持ち主がある程度パソを使用したのを見計らい、また侵入してキーロガーに記録されたデータを回収するとのこと。

 こういう身もフタもないムリヤリな感じは、先日にお送りした「振り込め空き巣」に似ていますかね。

 クールでデジタルな犯行も、行き着くところまで行けば、強引な身体行動を伴うアナログな攻撃になっちゃうのでしょうか。 そうした間違ったアクティブさは、カンベンしていただきたいものです。

 

 キーロガーのハードウェア型は、パソコンに物理的な形でつなげてしまう装置です。

 ウイルス検出ソフトでは見つかりませんが、人間の目で見つかってしまう可能性がありますから、こうしたキーロガー空き巣の手口で使うと、持ち主にすぐ気づかれてしまうでしょうね。

 ただ、なんでもないパソコン部品や周辺機器のように見せかけるものも出回っています。たとえば、単なるUSBコードにしか見えない中に、キーロガーの精細な機械が仕込まれたりしていたらマズいですよね。コードが1本増えただけでは、いくら自分のパソコンでも、さすがに気づけませんもん。

 まるで色とりどりのスパゲッティのごとく、パソ裏におびただしい本数のコードを散らばらせているような方々(私も含む)は、不審な部品と区別が付くよう、まとめて束ねて整理したほうが賢明かもしれませんね。

 

 キーロガー空き巣は、他人の物品を盗まないので、窃盗罪に該当しません。また、ID・パスワードのような情報を盗むだけでは、罪には問われません。

 ただし、他人のID・パスワードを別の第三者に教えるような行為は不正アクセス禁止法違反(不正アクセス助長罪)ですし、他人のパスワードを使ってサイトにログインする行為も同法違反(不正アクセス罪)になります。

 さらに、他人のネット銀行口座から自分の口座への振り込みを指令すれば、電子計算機使用詐欺罪になると考えられます。

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