「罪と罰の事典」(初版1刷)一部誤りの訂正とお詫び、ほか
現在発売中の「罪と罰の事典」ですが、289ページ『飲酒運転の罪(車両などに同乗した者)』の 表・グラフに付した、「※3」「※4」の注釈は誤っています。
「※3:運転者の酒酔い状態を認識していた場合のみ。」
「※4:運転者の酒酔い状態を見て、それを酒気帯び状態だと認識していた場合も含む。」
と、それぞれ訂正させてください。
本当に申し訳ありません。
なお、この箇所は、監修者である落合洋司弁護士のチェックが済んだ後に、私の判断で書き換えております。よって、落合先生に校閲責任はございません。
間違いの修正に関しては、できるかぎりの万全の態勢をとっておりました。
担当編集の方も、本書の校正が進んでいくにつれ、法律の条文を完璧に読み取って、微に入り細に入り、間違いを指摘してくださっていました。
内容の正確性には妥協を許さないその姿勢から、「小学館から辞典を出す」ということの意味を痛感した私も、その熱気に応え、誤りの発見・訂正に全力を注いできています。
「罪と罰の事典」のなかでは、「どうしてこのような罰則が誕生したのか」というキッカケや経緯も説明しています。 また、判決の実例や具体例も充実させました。
これらは担当編集の方が提案してくださったコンテンツなんです。
へたをすると法律上の理屈だけ並べて、上っ滑りした内容になりそうな本なのですが、これら現実社会での動向の説明も加わったおかげで、法の現実と理論が交わり、ずいぶんと幅や奥行きが生まれました。
説明文は、読みやすさと正確さの両立を追求しながら、何度となく書き直し、磨きをかけてきました。 「書いた」というよりは、「作った」という感覚です。
どうしても「法律書」の棚に置かれてしまいがちな、この最新作ですが、一般の方でも十分に「読み物」として楽しんでいただけます。
◆ 「○○罪」「○○法違反」の犯罪が、どういうものなのか、どれだけ重い刑罰が科される可能性があるのか、時効は何年なのか、ニュースで報道されたときに、すぐに知りたい方へ。
◆ 雑談やブログなどで、いろんな事件や社会現象について、正確な知識をもとに意見を述べたい方へ。
◆ この春、大学の法学部や法科大学院へ進学する新入生の方へ。
◆ 今年5月から、どの犯罪で裁判員が招集されるのか知りたい方へ。
◆ 日常生活で、うっかり犯罪をおかしていないか心配な方へ。
◆ 裁判所での法廷傍聴のおともに。
◆ 「政治経済」「科学技術」等とは別の視点から、世の中を俯瞰してみたい方へ。
◆ 今までに読んだ経験のないタイプの本を読んでみたい方へ。
……著者の私が自信を持ってお勧めします。 どうぞよろしくお願いいたします。
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