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2009年2月 2日 (月)

強引! キーロガー空き巣

 ついつい飲み会で盛り上がりすぎ、終電を逃して、仕方なくネットカフェやマンガ喫茶で寝泊まり……という経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

 そんな皆さんのなかで、ネットカフェ等のパソコンでメールチェックしたり、ネットオークションで商品を落札したり、ネットバンクでお金を振り込んだりした経験のある方はいませんか? 

 そりゃあ、か~な~り~キケンですよ!

 これらの遠隔サービスは、自分のIDやパスワードを入力して利用しますよね。ただし、ネットカフェなどに置かれている不特定多数の顧客が共有するパソコンには、誰が「キーロガー」を仕込んでいるかわかりません。

 キーロガーとは、キーボードから入力された文字をすべて記録するシステムのこと。 わが子が妙なことをネット掲示板に書き込んでいないか監視するような、教育ママ向けのマシーンとしても使われることがあるそうです。

 それを悪用して、IDやパスワードらしきアルファベットの羅列を抽出し、不正アクセスに利用する輩が、ここにきて増えているんですよ。

 

 (※ なお、どうしてもネットカフェのパソコンでIDやパスワードを入力せざるをえない場合は、こんなサイトを利用すれば、キーボードに触らず文字を入力できます。 ただ、完全な安全性は保障できません。 マウス操作すら把握するキーロガーが存在しないとも限りませんので)


 

 キーロガーは、ソフトウェア型とハードウェア型があるそう。 ソフトウェア型は目に見えない形でパソコン内に仕込まれ、ネット回線を通じて密かにパスワード等を盗み取るわけです。

 ただし、ウイルス検出やファイヤーウォールのソフトも、そのパソコンに入っていれば、パスワード情報の流出を「不審な通信」として見つけてくれることがあります。

 最近は、ネット回線を経由してパスワードを盗み取るのも、ネットサービス業者や同接続業者の努力によって相当難しくなっている模様。

 そこで、よからぬことを企む輩はどうするかというと、なんと、ターゲットの家に侵入して、直接パソコンにキーロガーを入れ、ウイルス検出ソフトを外してしまうのです。

 そうして何日か経過し、持ち主がある程度パソを使用したのを見計らい、また侵入してキーロガーに記録されたデータを回収するとのこと。

 こういう身もフタもないムリヤリな感じは、先日にお送りした「振り込め空き巣」に似ていますかね。

 クールでデジタルな犯行も、行き着くところまで行けば、強引な身体行動を伴うアナログな攻撃になっちゃうのでしょうか。 そうした間違ったアクティブさは、カンベンしていただきたいものです。

 

 キーロガーのハードウェア型は、パソコンに物理的な形でつなげてしまう装置です。

 ウイルス検出ソフトでは見つかりませんが、人間の目で見つかってしまう可能性がありますから、こうしたキーロガー空き巣の手口で使うと、持ち主にすぐ気づかれてしまうでしょうね。

 ただ、なんでもないパソコン部品や周辺機器のように見せかけるものも出回っています。たとえば、単なるUSBコードにしか見えない中に、キーロガーの精細な機械が仕込まれたりしていたらマズいですよね。コードが1本増えただけでは、いくら自分のパソコンでも、さすがに気づけませんもん。

 まるで色とりどりのスパゲッティのごとく、パソ裏におびただしい本数のコードを散らばらせているような方々(私も含む)は、不審な部品と区別が付くよう、まとめて束ねて整理したほうが賢明かもしれませんね。

 

 キーロガー空き巣は、他人の物品を盗まないので、窃盗罪に該当しません。また、ID・パスワードのような情報を盗むだけでは、罪には問われません。

 ただし、他人のID・パスワードを別の第三者に教えるような行為は不正アクセス禁止法違反(不正アクセス助長罪)ですし、他人のパスワードを使ってサイトにログインする行為も同法違反(不正アクセス罪)になります。

 さらに、他人のネット銀行口座から自分の口座への振り込みを指令すれば、電子計算機使用詐欺罪になると考えられます。

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