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2009年6月 6日 (土)

「一人一票」アンケートにご協力を!

 先日、なんとアノ升永英俊弁護士からメールが届きました!!

 当時は風邪ひいて具合が悪かったんですが、大物法律家からのお便りに驚き、変なテンションになってしまいました。

 どうやら、このエントリを読んでくださったようです。

 升永さんは、「一票の格差」問題について、広く有権者の意識を問うため、ネット上でアンケートを実施中で、その存在を私にも紹介してほしいとのこと。

 おやすい御用です。

 

 皆さん!

 こちらへどうぞ!!

 

 

 たとえば、ある商業施設で「2000円以上お買い上げの方に、ケーキを1個プレゼント!」というイベントが行われたとします。

 「1人1個」です。

 しかし、ある客には、小さなショートケーキを1個あげ、

 別の客には、切らずに丸ごとホールで1個(実質的には12個ぐらい)差し上げ、

 かと思えば、また別の客には、干からびたホットケーキ1切れを配ったりしていたら、

 「ふざけんな!」「あたしにもホールで1個ちょうだいよ!」「何の理由もなく、そんな不公平なことするなら、最初からやめろ!」と、クレームが噴出するでしょう。

 「1人1個」と、サービス内容を決めた中には、どのケーキ1個の大きさも、できるだけみんな揃うようにしなければならないという要請が含まれています。

 同様に、

 「1人1票」というルールには、「その1票の価値は、全員平等だ」というルールもすでに含まれています。

 ケーキのサービスと違って、有権者ごとに格差を付けられている事実が体感できないので、「1人1票」にインチキが隠されているのに気づかされていないだけです。

 「投票価値の平等」というのは、裏を返せば、有権者の人口が多い選挙区には、それ相応の数の当選議席を用意すべきだという、当たり前のことを言っているだけなのです。

 そういうフェアなルールの下で、日本はまだ一度も国政選挙をやったことがないのです。 慢性的な政治不信がはびこるのも仕方がありません。

 

 ……と書いちゃうと、まるでアンケート結果を誘導しているみたいですが、非法律家の言っていることですので、納得できなければ無視していただいて構いません。

 あくまで皆さんの感覚を投じてください。

 もちろん、升永弁護士が実施されているネットアンケートに、1票の格差はなく、平等に集計されていますので安心です。

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