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2009年7月24日 (金)

裁判員制度を輝かす 100の改善案 〔No.11-15〕

【11】 まず「われこそは!」という人だけが参加する、志願制にしてください。

 ここまで負担の重いことを一般国民にやらせるからには、まず、志願者に試してもらって、うまくいくのかどうか検証すべきです。それが本来のスジでしょう。

 裁判員制度って、「自分も裁判員やりたい!」と希望されることもあれば、「絶対やりたくねえ」と、強烈に拒否される場合もあります。

 もし、裁判員制度が人間だったら、かなり魅力的な人物になりそうですね。 きっとモテモテなんだろうなぁ。 いいなぁ~。

 

【12】 裁判員候補から外す必要のない職種が混ざってませんか?

 

 一般庶民の素朴な感覚を刑事裁判に取り入れるという目的からは、弁護士などの法律家や警察官を、裁判員の候補からあらかじめ外すのも、わかる気がします。

 ただ、国会議員や地方議会議員などの政治家、高級官僚、自衛官などを本当に外す必要があるのか、どうしても理解できません。

 彼らにだって、心理的・時間的負担の大きい裁判員になれるチャンスを、平等に与えるべきです。

 なお、2005年のアメリカでは、ブッシュ前大統領のもとに「あなたが陪審員の候補になりました」という通知が届いたそうです。 結局は辞退したようですが、司法が行政に対して遠慮がない、この感じはステキだなと思います。

 

【13】 候補者に、その思想や信条を尋ねるような問診は、やっても仕方ないのでは?

 「警察を信用するか?」「死刑制度に賛成か?」などは、裁判員をやりたい人は「はい」と答えるし、やりたくない人は「いいえ」と答えるもので、別にウソなんていくらでもつけるわけです。

 「国家による思想介入」なんて、デカイ話にする以前に、やっても意味がないと考えます。せいぜい、そういう心の根深い問題を把握し、候補者たちを手玉に取ったような気分にひたるための、問診票作成者の自己満足にすぎないでしょう。

 

【14】 そもそも、裁判員制度を導入する根拠がハッキリしません

 「裁判に、一般市民の感覚を取り入れる」というのも、なぜ取り入れるのか? 取り入れることによって何を実現するのか? が明かされていません。

 裁判官が市民と話し合うことで、裁判官の判断の「誤り」「思い込み」「クセ」などがあぶり出され、そうした誤りを修正・冤罪を防ぐ方向に働くよう期待しているのでしょうか。

 それとも、真実に近づく判断を期待するというより、「自分たちに近い立場の一般市民が、裁判所に関わって決めたんだから、最終判断を受け入れよう」という、世間の“納得”を期待する根拠なのか。

 ふつう、新しい制度が始まるにあたっては、どういう理由で始まるのか、なんとなくわかるものですが、これほど立法趣旨のわからない制度も珍しいです。

 

【15】 10万円の過料なんか、廃止!

 金銭的な罰則ぐらいじゃ、来ない人は来ない。

 それとも、「出頭命令に応じなかったら10万円の過料」というのは、10万円さえ払えば、裁判員候補から外してもらえるという意味なのだろうか? (※罰金と違って、過料は前科にならないため)

 そもそも、10万円の過料なんて、実際に適用できるんだろうか?

 ハッキリ言って、意味なし規定。

 むしろ、裁判員経験者の満足度を上げる方向で、力を尽くすべきだろう。 そのほうが、「自分も裁判員をやってみてもいいかな」と、国民の心を氷解させるようなPRとなりうる。

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