誕生日プレゼントは傍聴券?
今日は、史上初の裁判員裁判が行われる日 兼 私の34歳の誕生日ということで、自分への誕生日プレゼントとして、「初公判の傍聴券」を自力でゲットすべく、東京地裁へ。
すると……!
ご覧のとおりの大行列です。
マスコミ取材陣や、裁判員制度反対運動の皆さんもゴチャゴチャ入り乱れて、正門前はゴッタ煮状態。
ツレにも一緒に並んでもらって、クジ引き当選確率の向上を狙ったのですが……、
30分行列に並んで、見事にボウズ!!
あーあ。
やっぱり誕生日プレゼントは、素直に友人らからもらおうと思います。
そんなドジに引き替え、記者クラブ所属の大マスコミの皆さんや、彼らとコネがある人物は、自動的にしっかりと傍聴券をキープしていますからね。
最初から傍聴席に座れる確約がある代わりに、書ける内容の自由度や分量は限られるでしょうが、そんな制約に負けず、彼らが責任感をもって伝えてくださる傍聴レポートに期待しています。
やっぱり「裁判員裁判第1号」というニュース性や話題性は大事で、テレビや新聞としては採り上げないわけにはいかないネタですからね。
目の色を変えて、たくさんの傍聴席をかっさらっていく。 それは仕方ありません。 「社会の公器」として当然の行動です。
その点、私にとっては、初めて一般人が法壇にあがる「裁判員裁判第1号」だって、数ある刑事法廷のうちのひとつでしかありませんしね。
だから、一般のジャーナリストや社会部記者の皆さんとは、やっぱり意気込みの熱さが違うんです。
正直いって、殺人など凄惨な事件の裁判より、万引きや置き引きの裁判のほうが、人間味があって見応えありますし。
ただ、司法ライターとして、裁判員裁判を一度でもナマで観ていたほうが、世間様へ向けて裁判員制度についてコメントしやすくなるだろう。 だから、できるだけ早い時期に裁判員法廷に居合わせておきたい。
……その程度のことは考えていますが、私にとって今回の裁判、あいにくそれ以上にもそれ以下にも位置づけていません。
なので、ソコソコのレベルの意気込みで、明日も明後日も行列に並び続けます。
何十倍もの倍率を乗り越え、自分の持つ「運」だけで引き当てた傍聴券の「味」を、いちおう知っていますから。
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コメント
おめでとう!!!
今度、ビールおごるわ~。
投稿: SH | 2009年8月 3日 (月) 19:58
サンクス!
とりあえず2日目、雨の中、今から行列に並びに行ってくるわ。
投稿: みそしる | 2009年8月 4日 (火) 07:59