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2009年10月16日 (金)

山梨県「歯の健康条例」案を、いきなりつまずかせた元素

>>> “歯の健康条例”頓挫 県議会 「フッ素洗口」安全性で対立 委員辞任、検討会解散へ

 山梨県議会が制定を目指していた「歯と口腔(こうくう)の健康づくり推進条例(仮称)」の検討が暗礁に乗り上げている。子どもの虫歯予防を目的にフッ素で口内を洗う「フッ素洗口」推進をめぐり、県議間の意見が対立していることが原因。同条例の検討会は県議による条例案策定能力を高めようと、議会改革の一環として初めて設置されたが、第一歩で壁にぶつかった格好だ。(2009年10月10日(土) 山梨日日新聞から)


 

 歯の健康に重点を置いた地方条例というのは、少なくとも私は知りません。 全国初ですかね。

 まだ始まったばかりなのに、せっかく作った検討会を解散させんでも……、と思いますよね。

 山梨県議会の主要5会派にいる議員11人が「検討会」のメンバーとのことですが、各会派の代表による意見の「全会一致」を、検討会設置の原則としているため、今回は「設置の前提条件が崩れた」とのことです。

 

 水平リーベ ぼくの船。

 フッ素が、口中細菌の発する酸をしりぞけ、虫歯を予防するのに効果的な成分だという事実は、わりと古くから知られています。

 ただし、小さい子どもがフッ素を摂取しすぎると、歯の表面が茶色く変色したり、デコボコになったりしてしまう健康被害がみられるらしいんです。

 いわば「諸刃の剣」なんですね。

 虫歯を予防するのに効果があるフッ素の量と、歯を変色に至らせるフッ素の量が、かなり近いところにあるため、調整が難しいとされています。

 フッ素は健康にいいけれども、過ぎたるは及ばざるがごとし。 山梨県議会の検討会が揉めたのは、そこに原因があるんでしょう。

 ただ、アメリカでは水道水に最初から微量のフッ素を入れてしまうという政策が、一般的に行われていて、虫歯予防に一定の効果をあげているようですね。

 かの国では、フッ素の適正値は1ppm(1リットルあたり1ミリグラム)とされています。

 一方、日本では、0.8ppmと定められています。

 
 

◆ 水道法 第4条(水質基準)
1 水道により供給される水は、次の各号に掲げる要件を備えるものでなければならない。
  一  病原生物に汚染され、又は病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を含むものでないこと。
  二  シアン、水銀その他の有毒物質を含まないこと。
  三  銅、鉄、弗素、フェノールその他の物質をその許容量をこえて含まないこと。
  四  異常な酸性又はアルカリ性を呈しないこと。
  五  異常な臭味がないこと。ただし、消毒による臭味を除く。
  六  外観は、ほとんど無色透明であること。
2 前項各号の基準に関して必要な事項は、厚生労働省令で定める。

 
 

◆ 水質基準に関する省令 (厚生労働省)

 水道により供給される水は、次の表の上欄に掲げる事項につき厚生労働大臣が定める方法によって行う検査において、同表の下欄に掲げる基準に適合するものでなければならない。

 十一     フッ素及びその化合物    フッ素の量に関して、〇・八mg/l以下であること。

  

 

 私は明日、歯医者に行ってきます。

 8月に親知らずを抜いたついでに、奥歯に4本の虫歯が見つかってしまい、それキッカケで歯医者通いが続いているのでした。

 数えてみたら、明日で12回目ですね……。

 かなり面倒くさいですし、歯ぐきに麻酔を打たれる違和感がたまらないのですが、女性の歯科衛生士さんのまなざしに、毎回ひそかにドキドキして治療を受けております。

 鼻と口にはマスクをしていて、パッチリ目元しか窺い知れないので、いろいろ楽しい想像力を掻き立てられますなぁ~~~。

 むふ。

 彼女たちも出勤前、アイメイクにメチャクチャ凝ってたりして!?

 むふふふ。

 
 

フッ素で虫歯予防 (歯チャンネル88)

フッ素は歯にいいの? (ハーネット)

フッ素毒警告ネットワーク (村上 徹 氏)

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コメント

歯科衛生士さん…ではなくって、“水平リーベ ぼくの船”に反応しました(笑)

この条例、おもしろそうですから、鋭意研究の上、実現してほしいですね。
その結果、県民のみなさんの歯が変色しても、自分達の選良の行為の結果だからあきらめよう!

もっとも、歯の変色であれば、選良の知恵の質が目に見えるのですが、国の場合はなかなか見えないのがやっかい。見えたときには、手遅れだったりして。

投稿: 戒石 | 2009年10月16日 (金) 21:36

>戒石さま

毎度ありがとうございます。

フッ素の採りすぎで変色したりマダラ模様ができたりしても、やはり虫歯はできにくいんですよ。

歯が茶色くなるか、それとも虫歯になるかという、ある意味で究極の選択。

まぁ、歯をすみずみまでしっかり磨いていれば大丈夫なのですが。

私も、ここ数カ月の歯医者がよいが続いて、これから奥歯を気をつけて磨こうと反省しています。

また、水道水のフッ素混入に関して、選良が絶妙な割合を採用しても、個々の庶民が水道水を飲みすぎれば、結局はフッ素の採りすぎになりますのでね……。

最近は浄水器を使う家庭も増えていますし、もし浄水器がフッ素化合物も浄化するのなら、せっかくフッ素を入れても意味がないことになりますので、難しいところです。

投稿: みそしる | 2009年10月18日 (日) 12:36

マスクの下に隠された素顔に想いを馳せるのは、男性諸氏なら誰しも同じ。。。煩悩を捨て、真面目に治療に取り組みましょう。参考までに、今度その歯医者さん紹介して下さい!! むふっ。

さて、ふっ素でもう一つ気になるのは、やはり温泉に含まれるふっ素です。温泉旅館に対する規制強化で、業界団体から激しい反対もあり、法律の施行は先送りがされています。

来年6月末に、暫定基準の期限を迎えるこの法律はどこで軟着陸するのでしょうか。

投稿: にしざわ | 2009年10月19日 (月) 13:01

虫歯が四本ですか。時間がかかりそうですね。ところで親知らずの痕は冬にかけて、風邪をひいたりしたしたときに突如として痛むことがあるので要注意です。

投稿: きたひろさとう | 2009年10月19日 (月) 20:04

>にしざわさま

にしざわさんと一緒だと、○分○千円みたいな、薄暗くて楽しい特殊な歯医者さんに行ってしまいそうですが(そんなのあるか?)、

まぁ、それはそれとしまして…………。

温泉のフッ素問題は知りませんでした。温泉の湯には最初からたくさんのフッ素が含まれているんですね。

さすがは水のエキスパート。助かります。


>きたひろさとう さま

毎度、歯に関する的確なコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。

風邪をひくと、親知らずの痕が痛み出すことがあるんですね。存じませんでした。

まずは、風邪を引かないよう、体調管理に気をつけます。もう、季節の変わり目でもありますし。

寒さが身にしみる冬の夜には、心もシクシク痛み出すかも知れませんが、それは放っておくことにします。

投稿: みそしる | 2009年10月20日 (火) 18:22

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