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2009年11月28日 (土)

『47都道府県 これマジ!?条例集』(第1刷)誤りのお知らせとお詫び

 やっちまいました。

 不覚なことに、早くも読者の方から、内容の誤りのご指摘を頂戴しました。

 

 『47都道府県 これマジ!?条例集』(幻冬舎新書) 26ページの4行目から5行目にかけて、

 

「さすが、歌手の松山千春さんを育んだ名寄市の皆さんはパワフルですね」と書きましたが、

 松山さんは足寄町のご出身だそうです。  

 

 ここに慎んでお詫びし、訂正いたします。

 私の勘違いによりまして、松山千春さん、そして、足寄町や名寄市を故郷にお持ち、あるいは現在お住まいの全ての皆さまに、とても失礼なことをしました。 申し訳ありません。

 

 別に書く必要のない余計なことを、知ったかぶりして書いて、わざわざ自分から地雷を踏みに行くという、ドジの真骨頂のような誤りです。

 読者の皆さんには、その部分を苦笑いしながら読み飛ばしていただきたいと存じます。

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2009年11月24日 (火)

もうすぐ刊行! 『これマジ!?条例集』のもくじ

Photo  

 
< もくじ >

■ はじめに
 ・ 知事が大きな力を持ってきた
 ・ 国の便利な出張所から、対等なパートナーへ
 ・ 全国一律の法律には「仕立て直し」が必要
 ・ 大量の「似たり寄ったり」条例の中に
 ・ ローカルルールの基礎知識 ― 条例
 ・ ローカルルールの基礎知識 ― 条例以外

■ 北海道・東北地方
 北海道/写真の町宣言(東川町)
 青森県/朝ごはん条例(鶴田町)
 岩手県/循環型まちづくり条例(紫波町)
 宮城県/救命胴衣着用都市宣言(石巻市)
 秋田県/非核・平和都市宣言(大館市)
 山形県/個性ある地域情報産業をつくる白鷹ソフト小村条例(白鷹町)
 福島県/市町村合併をしない矢祭町宣言(矢祭町)
 (コラム)条例に「絵文字」は入れられるか?

■ 関東地方
 茨城県/ふるさと農園に関する条例(大子町)
 栃木県/サル餌付け禁止条例(日光市)
 群馬県/水源村宣言(桐生市)
 埼玉県/自然再生条例(志木市)
 千葉県/市民あま水条例(市川市)
 東京都/地球温暖化対策条例(千代田区)
 神奈川県/美の条例(真鶴町)
 (コラム)クリスマス・イブの日限定の条例があった!

■ 北陸・中部地方
 新潟県/食の循環によるまちづくり条例(新発田市)
 富山県/フラワー都市宣言(砺波市)
 石川県/愛と和の都市宣言(野々市町)
 福井県/食のまちづくり条例(小浜市)
 山梨県/富士山世界文化遺産候補条例(富士吉田市)
 長野県/パートナーシップのまちづくり基本条例(茅野市)
 岐阜県/ギフチョウ保護条例(飛騨市)
 静岡県/音・かおり・光環境創造条例(浜松市)
 愛知県/地球環境保護宣言(扶桑町)
 三重県/モータースポーツ都市宣言(鈴鹿市)
 (コラム)「雪国はつらいよ」条例

■ 近畿地方
 滋賀県/愛する地球のために約束する草津市条例(草津市)
 京都府/水源の里条例(綾部市)
 大阪府/風格あるゆたかな都市宣言(池田市)
 兵庫県/大阪国際空港と共生する都市宣言(伊丹市)
 奈良県/山癒の里寄付金条例(天川村)
 和歌山県/色抜き条例(和歌山市)
 (コラム)条例で死亡を禁止する?

■ 中国・四国地方
 鳥取県/二十世紀梨を大切にする条例(湯梨浜町)
 島根県/21世紀出雲「神在月」文化振興条例(出雲市)
 岡山県/美しい星空を守る井原市光害防止条例(井原市)
 広島県/まち・ゆめ基本条例(三次市)
 山口県/おっぱい都市宣言(光市)
 徳島県/ごみゼロ宣言(上勝町)
 香川県/環境にやさしい事業所登録事業実施要綱(丸亀市)
 愛媛県/市税に関する文書の様式を定める規則(松山市)
 高知県/まちづくり一緒にやろうや条例(高知市)
 (コラム)晩酌チャンピオンを認定していた町

■ 九州・沖縄地方
 福岡県/屋台指導要綱(福岡市)
 佐賀県/テレビドラマ誘致推進業務に係る職員希望昇任に関する規程(武雄市)
 長崎県/ほんもの体験日本一のまちづくり宣言(松浦市)
 熊本県/子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例(人吉市)
 大分県/温泉(炭酸泉)資源涵養条例(竹田市)
 宮崎県/家族読書条例(高千穂町)
 鹿児島県/子ほめ条例(志布志市)
 沖縄県/ハンドボール王国都市宣言(浦添市)
 (コラム)「迷惑防止」「青少年保護育成」の豆知識

■ おわりに

 

     ◇

 

 この夏をぶっつぶして、ナガミネが調べまくり書きまくり、校正担当さんに負担かけまくりの最新刊『47都道府県これマジ!?条例集』は、各都道府県ごとに、4~7個ほどの珍条例(珍ルール)をご紹介しています。

 もくじで挙げておりますのは、各都道府県の代表格(だと私が勝手に認定させていただいた)珍ルールです。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 いつもの黄色い表紙の幻冬舎新書(3周年記念)にラインナップです。 

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2009年11月23日 (月)

もし、クローン人間が誕生したら?

 バタバタしていたスケジュールも、先週いっぱいの集中攻勢により、とりあえず一段落。

 きのうは友人と、カンニング竹山さんのライブ『放送禁止2009』を鑑賞。 9月の頭にチケットを取ったので、前から3列目という、業界関係者並みのイイ席をゲット。

 今年は、所属事務所サンミュージックがらみで、重大な不祥事があったものの、舞台の上の竹山さんは「アノ件」を、様々な角度からイジリ倒していまして、

 痛々しいのですが、言っている本人が腹をくくっているので、遠慮なく笑わせてもらいました。

 しかし、それ以上に自分自身の不甲斐なさなどを、執拗なまでにさらけ出し、完全に開き直ってネタに仕上げて……。

 たしかに、絶対に放送できませんね。

 この人にとっては、「格好つける」という選択肢が格好悪いものとして把握されているのかも。 それが竹山さんの人望の厚さとなって現れているのでしょう。

 でも、竹山さんは台本どおりの展開より、テレビでのアドリブ的な瞬発力で繰り出す発言のほうが、魅力を感じますけどねぇ。

 ……と書いたら、あのライブの存在意義、全否定になっちゃいますが。


 

 今、私の中で検証したいテーマに、「クローン人間をめぐっての法律問題」があります。

 世間の話題として、まったく熱くなっておらず、また冷めてもいないテーマ。

 つまり、無関心・無風のテーマですが、一時期、「ラエリアン」なる集団の言動によって、クローン人間の問題がクローズアップされたことがあります。

 もし今後、「クローン人間」という話題がホットになってしまった場合に、慌てて考えるのも、なんとも泥縄的でミジメですので、今のうちに少しずつ考えておきたいと思います。 

 クローン技術を人間に応用することは、犯罪として禁じられています。

 


ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律 第3条(禁止行為)
 何人も、人クローン胚、ヒト動物交雑胚、ヒト性融合胚又はヒト性集合胚を人又は動物の胎内に移植してはならない。

ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律 第16条(罰則)
 第3条の規定に違反した者は、10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

 

 ただ、「10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金」(併科あり)という罰則は、たとえば著作権法違反(映像・音楽作品の海賊版DVD販売や無断ネット配信など)と同等でして、決して重いものではないのです。

 まぁ、最高刑を極刑並みに重くしたとしても、「絶対」はありえません。

 人クローンが誕生して、自律的に生きられる状態に至った場合、社会的にどう手当てするのかを考えるのは、ムダなことではなかろうと思います。

 差別の禁止など、基本的人権を享有させるのは当然だとして、

 今までの民法は、「産んだ女性が当然に母親になり、その女性と結婚している男性は父親になる。 結婚していない男性なら、認知をなして父親になる」という大原則がありました。

 体細胞クローンが人間に応用された場合は、男女の遺伝子の交わりが不要で赤ん坊が誕生することになります。

 今まで、「子孫繁栄に関わらない」という事情もあって差別されてきた同性愛者も、子孫を残すことが可能になると……

 たとえば男性2人の遺伝子を引き継いだ子どもは、誰の親になるのか?

 母親なし、父親が2人という家族もありえます。(それはそれでアリかも)

 

 特に、人クローン規制法3条は「胎内に移植してはならない」という規制の仕方をしているため、そこに引っかかるのを避けるため、母胎以外のなんらかの装置、SF的な言い回しでは「人工子宮」のような装置を使ってクローン人間を誕生させる動機も十分です。

 人工子宮で誕生したクローン人間は、法律上誰が保護者になるのか不明になります。

 事実上、その人工子宮を管理していた科学者が世話をするのでしょうが、法律的な義務はないので、なんらかの制度構築は必要かもしれませんね。

 また、現在の法律の解釈で、胎児が人になるのは、「母体から身体が露出したか否か」が基準になります。

 民法の世界だと「全部露出」を、刑法の世界だと「一部露出」を、人として認めるキッカケとするのが通説です。

 人工子宮だと、母体そのものが関係なくなるので、基準の修正が求められるでしょうね。 もっとも、「全部露出」「一部露出」は条文に書いてあるわけではなく、あくまで解釈の学説ですから、修正は比較的柔軟に行われそうな印象。
 

 こう書きながら考えてみたら、人工子宮とクローン人間は、必ずしもセットで問題になるわけではありませんし、以上は人工子宮に固有の法律問題ともいえそうです。

 なんだか、頭がこんがらがりそうなので、とりあえず今日は問題提起だけにさせてください。

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2009年11月13日 (金)

司法試験浪人から、自動車学校の社長へ

 

■ 株式会社南福岡自動車学校 江上 嘉実 代表(福岡の社長.tv)
   ↑ こちらで、江上社長のインタビュー映像を観ることができますが……

 

 このお方、淡々とした口調ながら、かなりユニークなことをおっしゃってますねぇ。

 壁や塀には囲まれていないが、毎日毎日受験勉強に張り付いていなければならない司法浪人生活を「解放刑務所」と表現。

 身柄こそ拘束されていないが、精神が縛られている感覚。 しかも、自分で選択した道だからこそ、簡単には逃げ出せない、遊んでいられない、という強い心理的圧迫感。

 最低でも毎日8時間は集中して頑張り続けないと、就職した社会人の同級生に負けてしまう!

 ……と、グイグイ追い込まれた感じを示す、じつに的確な表現です。

 ということは、私は「懲役7年」の刑に処せられたわけですが(笑)。

 強盗致傷ぐらいの重罪を犯した償いに匹敵します。 この人生選択ミスの罪は。

 

 しかし、江上社長の「服役歴」は、そんなものではありません。

 なんと「懲役13,4年」という「心痛む」年数を経て、お父様の助言で、あきらめて自動車学校に就職します。

 1、2年ぐらい働いて、再び司法試験を受ければいいやと軽く構えていたところ(まだ受験しようと考えていたところが、この方のタフネス)、自動車学校の校舎や職員の考え方が、どうにも古くさく感じられ、

 司法試験で溜め込んでいたマグマが噴出し(笑)、学校改革の道へと突き進もうと決めたそう。

 

 何なんだ、この方。  面白いなぁ~。

 どうにか、江上社長へのインタビュー取材の口実を作れないモノか。

 冗談半分で、『司法試験Zファイル』(Zは、挫折者[zasetsusha]の頭文字)というマニアックな出版企画を、以前から周囲に言いふらしていますが、

 「受験勉強の才能が足りず、人生にしくじっても、ちゃんと元気に立ち直れるぞ!」という暑苦しいエネルギーを発する本として作れば、広く一般向けにもアピールできそうですね。

 もし、キャラの濃い司法試験挫折者が15人ぐらい集まれば、1冊に仕上がるかもしれません。(別に薄味のキャラでも構わないのですが)

 どなたか心当たりのある方は、ぜひ私にご紹介くださいね。

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2009年11月 6日 (金)

「被害者と共に泣く検察」を実践?

 ご無沙汰しておりました。

 去る10月22日に、「仕事ジャンジャンください!」と書いたからなのか、それとも偶然なのか、ここのところ、原稿執筆のご依頼を続々と頂戴しております。

 どうもありがとうございます。 助かります。

 ちょっと〆切りがタイトなご依頼もありますが、頑張ってまいります。

 

 コンプライアンス・株価操縦・職場の法律問題・冤罪……。

 法律ネタって、マイナーなようで、需要は掘り起こせば意外と埋もれているものかもしれません。

 次回作『47都道府県 これマジ!?条例集』(幻冬舎新書)を脱稿したばかりの時期でして、まだ、当方のスケジュールには若干の余裕がございます。

 法律・裁判などに関する文章の書き手にお困りの方は、プロフィール欄からお入りになって、メールにてご依頼くださいますようお願いいたします。 どうぞお気軽に。

 

 結局、愛車の板金塗装費用の見積もりは、約18万円。 これは、だいぶ以前に、車体右前方をこすってほっといた箇所につき、自費で修理することにしたぶんです。

 こないだ、栃木へ出発するときに、朝っぱらにガソリンを入れようとしたところ、寝ぼけて内輪差を忘れ、後輪を思いっきりこすったぶん(先日の写真参照)の原状回復費については、保険を使わなきゃ恐ろしい金額になるそうで……。

 あきらめて、修理屋さんの言うとおりにしました。



Photo  
 

 ついに手元に届いちゃいました。 台湾版の爆笑お言葉集。

 ありがたいことです。 かの国じゃ、まだ日本ブームは続いてるんでしょうか。

 もちろん読めやしませんが、『不快的』って……?

 けっこう、裁判官批判といいますか、辛口な印象の漢字が並んでいますねぇ。

 やっぱり、裁判官は世間知らずだと、ステロタイプに叩いておいたほうが、ウケがいいのかね?

 

 

>>> 松江地裁で検察官が涙の求刑 「感極まった」

 仮免許中に乗用車を運転し、同乗の男女3人を死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われた女性被告=当時(19)=の公判が5日、松江地裁であり、遺族らの心情を気遣う松江地検の男性検察官が泣きながら求刑する一幕があった。

 公判では、結婚間もない夫を亡くした妻が「生きる希望をなくした」と号泣しながら意見陳述。その後の論告求刑で、検察官は「遺族の方々の心中は察するに余りある」と涙を流し、傍聴席からもすすり泣きが漏れた。公判終了後、検察官は記者の問い掛けに「遺族からずっと話を聞いていたので、感極まった。お恥ずかしい」と振り返った。

 検察側は禁固6年を求刑、弁護側は寛大な刑を求めた。論告では被告は平成20年8月、松江市の国道で乗用車を時速約100キロで運転、街路灯に激突し後部座席の10~20代の3人を死亡させたとされる。(2009.11.5 22:13 産経ニュース)

 
 

 「被害者と共に泣く検察」というキャッチコピーがありますけど、ホントに感極まって泣いちゃったみたいですね。
 

 よほど感受性が強い方なのか?

 あるいは、

 たまたま自らの境遇と重なる部分があるからなのか?

 
 私も先日、足利事件の再審初公判 (オリジナル傍聴記録はこちら) のやりとりを見聞きしながら、菅家利和さんの境遇を思い、傍聴席でメモを取りながらボロボロ涙を流してしまいました。

 その一方、周囲のマスメディア記者の皆さんは、変わらぬ様子で淡々と記録を取り続けていましたので、やっぱりその場は「お恥ずかしい」感じがありましたね。

 私のメンタリティは、どうやら今回の松江地検の検事さんに近いようです。

 
 常識的に、男の涙は「みっともない」とされています。

 まぁ、私が書いたら言い訳になっちゃいますけども、

 他人の心情や境遇を思って泣くのであれば、

 男の涙だって、“アリ”だと確信しています。

 

 検事が法廷でポロポロ涙を流している場面を、私は実際に目撃したことはないのですが(春先、花粉症の検事が、のどぬーるスプレーを口に噴射しつつ、目を腫らしながら冒頭陳述を朗読しているのなら見たことありますが)、

 過去の新聞記事の検索をかけてみると、わりと珍しくない出来事のようです。

 2002年8月には神戸地裁(大学院生の殺害事件)で、犠牲者の母親の供述調書を朗読していた検察官が、途中、涙で声をつまらせて読めなくなり、審理が数分間ストップしたことがあるそう。

 調書には、「妊娠中毒に苦しみながら、息子を帝王切開で産んだ」こと、「知人から話を聞いて、息子は殺されたのではないかと思った」こと、「息子は親孝行で、私にとって宝物だった」ことなどが、つづられていた模様です。

 さらに、2002年11月のさいたま地裁(会社員男性の殺害・死体損壊事件)でも、今回と同様、検察官が論告求刑中に涙を流したと報じられています。

 犠牲者が死を前にした心情に思いをはせた箇所で、検事の目に涙がこみ上げてきたといい、さらに、「4歳の娘が『パパがいなくても寂しくない』と母親を励ましている」と読み上げながら、何度も声を詰まらせたそうですね。

 

 拙著『裁判官の爆笑お言葉集』18ページでは、被告人に死刑を言いわたしながら控訴を勧めた裁判長が涙を流した場面を収録しました。

 以前、この裁判長ご本人に直接お話を伺ったことがあるのですが、当時はマスコミに相当叩かれたようで、さらに私の本を読んで過去のバッシングを思い出し、心を痛められたそうです。

 私へ諭すように「いろいろあるんですよ」と言われました。

 「泣いて控訴を勧めるなら、どうして死刑を決めたのだろう?」と、単純に疑問に思っていたのですが、判決公判の裏側には、筆舌に尽くしがたい、さまざまな苦悩が隠されているみたいですよ。

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