鈴木宗男議員ら、袴田死刑囚を救えるか? (衆議院16控室にて会見)
ワタクシ、田舎モノゆえ、「国会議事堂への社会科見学」というものを学童時代に体験していません。
本日生まれてはじめて国会議事堂というトコに入りました。
入構手続きにバタバタ手間取ってしまい、会見開始時間ギリギリで会場に入ったため、大理石や赤じゅうたんなど、豪華な設備を味わって感慨にふける余裕はありませんでした。
まぁ、発起人 兼 本日の司会の鈴木宗男さんが5分ほど遅れたので、結果的には急がなくても余裕はあったのですが。
とりあえず、国会議事堂への入り方を修得して、ライターとしての経験値が少し上がりました。
皆さん、袴田事件はご存知でしょうか。 念のため、以前の記事にリンクしておきます。
1966年8月18日、元プロボクサーの袴田さんが、味噌工場の一家4人惨殺事件の犯人として逮捕・起訴され、1980年に死刑判決が確定したという件です。
しかし、捜査機関が、袴田さんを有罪とする証拠を“捏造”した疑惑が浮上します。
袴田さんは、犯行後に証拠隠滅のため、着ていた服を味噌樽の中に投げ入れたとされていますが、その衣服、1年以上も味噌に漬かっていたにしては、汚れ方がえらく淡泊なのです。
それに、肋骨を切断するほどの、むごたらしい殺戮がなされたわりには、返り血の付着も大したことありません。
しかも、ズボンは小さすぎて、袴田さんの太ももすら入らない状態です。
味噌樽に漬かっているうちに縮んだのか、とも想像されますが、1994年ごろの弁護団申請の鑑定によると、ズボンのもともとのサイズが袴田さんに合わなかったことも明らかになっているそう。
しかも、犯行に使われた凶器だと認定されているのは、木工用の繰り小刀(刃渡り14センチ)です。
繰り小刀って、こんなヤツですよ。 これでどうやれば肋骨が切断されるのか。
袴田死刑囚は、現在74歳。 20年近くにわたる再審請求が一昨年に退けられ、今では身柄拘束が長すぎることによる精神障害をわずらっています。
奥さんとの面会中に「この中に電気を出しているやつがいる」と話しだすなど、家族との会話もまともに成り立たない状態です。
鈴木宗男さんは、「一刻も早く、死刑執行の停止を法務大臣に求めたい」としながらも、「こうした活動のスタートが遅れて、申し訳ない」とも話していました。
たしかに、時期は遅きに失した感はあるものの、その類い希なる人脈力を駆使して、設立時点ですでに50人以上の議員が、設立の趣旨に賛同し、参加しているそうです。
それも、すべての政党(ただし、新党「たちあがれ日本」は除くそうですが)からの参加が実現できているとのこと。
これからも、その動きに注目していきたいと思います。
会見の模様の記録に関しては “なんでもあり(フルオープン)” だといわれましたので、私はすべてボイスレコーダーに録りました。
もし時間に余裕があれば文字に起こして、有料マガジンなどで特別配信させていただく考えでおります。
▲ 袴田死刑囚への面会を希望する旨の要望書を、牧野聖修会長へ渡す、姉の秀子さん (※ブレ過ぎ注意)
そうです。 宗男さん(右端)は会長ではないのです。
連盟の「事務局長です」というような趣旨のことを話していましたが。
◆ 刑事訴訟法 第479条 【死刑執行の停止】
1 死刑の言渡を受けた者が心神喪失の状態に在るときは、法務大臣の命令によつて執行を停止する。
2 死刑の言渡を受けた女子が懐胎しているときは、法務大臣の命令によつて執行を停止する。
3 前二項の規定により死刑の執行を停止した場合には、心神喪失の状態が回復した後又は出産の後に法務大臣の命令がなければ、執行することはできない。
4 (略)
◆ 「袴田巖死刑囚救援議員連盟」規約
(会見で配られた資料より)
◆ 第1条(名称)
本連盟は、「袴田巖死刑囚救援議員連盟」と称する。
◆ 第2条(目的)
本連盟は、袴田巖死刑囚の処遇を改善させ、早期釈放を実現することを目的とする。
◆ 第3条(事業)
本連盟は、前条の目的を達成するため必要な事業を行う。
◆ 第4条(組織)
本連盟の会員は、第2条の目的に賛同する国会議員により構成される。
◆ 第5条(役員)
本連盟は、次の役員を置く。
1.会長1名
2.世話人若干名
3.事務局長1名
また、本連盟は、顧問その他の役職を置くことができる。
◆ 第6条(会議)
本連盟の会議は、総会及び役員会とし、会長が必要に応じて召集し開催する。
◆ 第7条(会費)
本連盟の会費は、月額100円とする。
◆ 第8条(その他)
この規約に定めるほか、本会の運営に関して必要な事項は別に定める。
附則
この規約は、平成22年4月22日より施行する。
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コメント
宗男議員自身の上告審の判決はいったいいつなのでしょうか?最近特に気になります。刑事被告人が現職の国会議員で、死刑囚の待遇改善に立ち上がるというのは私には理解できないです。
投稿: きたひろさとう | 2010年4月24日 (土) 17:31
>きたひろさとうさん
判決の確定までは無罪と推定されるのが建て前とはいえ、きたひろさとうさんのように、現時点で鈴木宗男議員に対して厳しく非難する声が上がるのも、至極当然だと思います。
ただ、近い将来に最高裁で判決が確定すれば、国会議員の職を失うことは明らかなわけです。
だから、議連の他議員の立場からは数歩退いて、『事務局』を預かると表明しているのでしょうし、自分はいつ議連から外れても構わないと、覚悟しているようにも受け取れます。
罪を犯したのなら、それはそれとして、しっかり刑務所で償うべきものと考えますが、現時点で国会議員資格を有する以上、こうした議員活動まで自重すべきだとは思いません。
有罪が確定するまでの間は、自分に一票を投じた有権者の意思を裏切らないよう、議員の権限で可能なことを全うする。
そうしたムネオ議員の働き自体、私は非難されるものではないと思うのですが、いかがでしょうか。
もちろん、意見や評価は分かれるでしょうけども、きたひろさとうさんはじめ、皆さんはどうお考えでしょう。
(※またしても、頂戴したコメントの確認や返答が遅れまして、大変失礼いたしました。 これを機に、皆さんからコメントを付けてくださった際には、私宛てにメール通知がされるよう、設定を変更しました)
投稿: みそしる | 2010年5月 7日 (金) 23:11