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2010年6月 7日 (月)

世の中には2種類の人間しかいない

「世の中には、2種類の人間しかいない。覚せい剤の味を知っている人間と、知らない人間。いったん覚せい剤の味を知ると、一生意識から消えないの」

 
 覚せい剤・大麻の所持などの罪に問われた20代の男の裁判。 その母親が情状証人として出廷して話をするも、息子に厳しく注意したのか説明があいまいで、ほとんど警察任せにしている様子が見て取れて。
 (大阪地裁 伊藤寛樹裁判官) 2010/06/04

 

 

 要は「覚せい剤は依存性のある薬物である」という事実を言い換えたわけですが、なかなかインパクトがあるお言葉。

 私は初めて聞きましたが、この伊藤裁判官なら、薬物事犯を担当するたびに言っていそうではあります。

 見たところ、痩せ型でメガネを掛けていて、いかにも賢そうな風貌。

 さっき「全裁判官経歴総覧」で調べたところ、1971年12月生まれの、38歳だそうですが、それでも伊藤裁判官は、被告人の母親にも臆せずにタメ口で質問を投げかけ、厳しく覚悟を求めています。

 手続きの進行も、淡々とドライに。

 かといって偉そうとか威圧的だとかいう印象を与えないのは、人徳みたいなもんでしょうか?

 

 やっぱり霞が関とは違う味がありますねぇ。大阪地裁。

 だからといって、大阪に住むわけにはいきませんけど、必ずまた、近いうちに傍聴しに来ます。

 

20100604144911  

■ お知らせ ■

 たった今、連絡をもらったのですが、幻冬舎新書が電子書籍に参入するそうです。

 私が書いたうちでは、『裁判官の“爆笑”“人情”両お言葉集』と、『47都道府県 これマジ!?条例集』の3冊ですね。

 こちらがケータイで読めてしまうと。

 片手の恋人、電子書籍。(← いま浮かんだキャッチフレーズ)

 通勤電車での暇つぶしにどうぞ。

 秋からは、ちまたで話題のアップルiPhone、iPad、アマゾンKindleでも!

 皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 まぁ、原稿を書く側としては、やるべきことは従来と何ら変わらんと思いますが。

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