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2010年6月 3日 (木)

京都地裁どすえ

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 久々にやって来ました。 たぶん3年ぶりです。

 午後からとても興味深い裁判を偶然にも傍聴することができましたよ。

 これで、わざわざ京都まで来た元をとった感じですね。

 去年の夏休み、昼間っから爺さんが局部を女子中学生2人へ見せつけたとされる公然わいせつの事件です。

 起訴状では、別々の日に計2回見せつけたとされています。最初に間近で見せられた中学生が、2回目にも、犯行を遠くで目撃していて、「以前と同一人物が、また公然わいせつしている!」と110番通報しているのです。

 が、被告人と弁護人は、「そのうち、後の1回は別の人間の犯行」「目撃者の誤解か見間違え」として、一部を否認しているのです。

 そこで、法心理学を研究する若手の学者さん(浜田寿美男教授と共同鑑定したこともあるらしいですが)が、目撃者の記憶の再現がどれだけ信頼できるか(できないか)、あるいは被告人の供述調書がどれだけ信頼できるか(できないか)、4時間近くにわたって証言してくださいました。

 詳しくはメールマガジンで紹介しようと思っています。

 私としては、非常に見応えのある証人尋問でした。

 こうした学術的な話を延々と聞いていると、納得できたとき、思わず傍聴席で「ウンウン」とうなずいてしまいますね。

 お目当ての増田裁判長については、出廷予定が「毎週水・木・金曜日」となっているものの、不定期みたいです。 残念ながらお目にかかれませんでした。

 
 

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 京都地裁1階ロビーの一角には、明治時代の期日呼び出し状の原版(むかしは版画で刷られていたんですね)、さらには庁舎の建て替えで発掘された縄文土器とか、中世の壷とかが展示されていて、さながらミニ博物館の様相。

 しかも、ネットを覗くと、こんなものまであります。

 ⇒ 京都地裁検定


 ちなみに、京都地裁における宣誓文ですが、

「良心に従い、本当のことを申しあげます。知っていることを隠したり、無いことを申したりなど決して致しません。以上の通り誓います」

 でした。

……京都地裁の宣誓文は、名古屋地裁のそれと同じ?

 かと思えば、東京と大阪は同じですし。

 全国的に一体どんな分布になっているのか、ますます謎は深まります。

 各地で微妙に異なる証人宣誓文の分布全体像…… これを独自に淡々と研究すれば、学問の新ジャンル、「法民俗学」が立ち上げられそうです。 (無理)

 

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■ お知らせ ■

 6月15日(火)22:00~

 民間衛星放送のBS11による、報道トーク番組『INside OUT』に生出演します。

 裁判員制度の施行(スタート)から1年が経過したことを受け、その実情や問題点などについて話してきます。

 政治家やジャーナリストなどが出演する、とてもお堅い番組ですが、私なんぞが入り込んだとき、果たしてどういう結果になるものか。あるいは番組の雰囲気に私のほうが呑み込まれちゃうのか。 まったく予想できません。

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