法 治 国 家 つ ま み ぐ い

あの大阪府警の警察官はその後どうなったのでしょうか？暴力団なみの迫力でしたね。取調べの可視化が実現すると今度は丁寧語を使う警察官が現れる気がします。取調室で「どうぞお座りください」とか
「本日は任意同行にご協力いただき誠にありがとうございました」なんてことになったら笑ってしまいます。

あの警察官は、特別公務員暴行陵虐と公務員職権乱用の疑いで告訴されています。

もし、検察が不起訴にした場合は、「付審判請求」といって、告訴者（被害者）が裁判所に公判スタートを求めることができますが、残念ながら滅多に認められないのが現状です。

残る頼みの綱は、やっぱり検察審査会の強制起訴！？

そう、暴力団顔負けの勢いでしたね。　しかも、やけに滑舌がいいので、まるで極道映画のセリフを聞いているみたいでした。

＞取調べの可視化が実現すると
＞今度は丁寧語を使う警察官が現れる気がします。
それはそれで問題な気がしますけどね。可視化の国でも口調はキツイですからね。

私から言わせれば、相手のプライドをつぶすような尋問も時には必要だと思いますがね。

警視庁捜査二課の萩生田勝は三越事件の岡田茂を尋問した時には、
食事した時の食器を岡田に洗剤とかを用意して洗わせていましたっけ。

特に政財界で高い地位になる人間に対しては
合法的な範囲でプライドを剥ぎ取ってやらないと、
自分に不利な証言をすることはないし、
多くの犯罪者を野放しすることにつながっちゃいます。

捜査機関が自白のことを「ゲロ」と隠語でいうけど、それくらいつらいものなんですから。

＞xxxさん

どうもありがとうございます。
おっしゃいたいことはよくわかるのですが、被疑者のプライドを剥ぎ取る目的の尋問が正当化されるとして、その結果として出てきた自白を果たして裁判でいかにして使っていいものか……？

「時には」とお書きですが、そもそも、プライドを剥ぎ取る尋問とそうでない尋問をどのように使い分けすべきなのかなぁ、とは思います。

その被疑者が犯人であることが他の証拠でハッキリしていれば、まだいいんですが（もちろん、捜査機関だけによる即断は慎まれるべきでしょうけど）、ご指摘の政財界で行われるような犯罪は形に見える証拠が残らず、特に密行性を帯びる傾向があります。

高い地位や権力を乱用した犯罪が憎いので、やつらを懲らしめたいという正義感は大事です。しかし、ともすれば、村木さんのような冤罪被害を生むリスクもますます高まろうかと思います。いかがでしょうか。