震災復興は、目に見えるか? ~ 宮城県石巻市 3ヵ月後と半年後の比較
約2万人といわれる東日本大震災の犠牲者・行方不明者のうち、石巻市のそれが、全体の約4分の1を占めているようです。
大震災に付け込む犯罪の裁判を傍聴取材するため、私はたびたび石巻を訪れていますが、この街で今立っている場所は、半年前、深さ10メートルを超えた、恐るべき量の海水が押し寄せ、渦巻いていたんだと想像すると、胸が縮んで痛みます。
身動きがとれない。息苦しい。だが、そんな生命の危機に懸命に抗いながら、なんとかして助かり、家族や仲間の顔をもう一度見たかったことでしょう。
しかし、冷たい潮流に呑まれながら無念の最期を迎えてしまった多くの人々の犠牲を無駄にせず、津波被害からの復興、さらには創造的発展へ向けて、少しずつ確実に動き出しています。
そこで、石巻の津波被災地(日本製紙周辺)において、ほぼ同じ場所の「3か月後」と「半年後」を比較してみます。
ただ、きっちり同じ場所を撮影するように、過去の写真と比べて、位置や角度などを照らし合わせるような作業はまったくやっておりません。完全に目分量。
そのあたりは、復興に一定のめどがついた数年後あたりに、まとめてキッチリやっていこうと思います。
なお、「3か月後」は今年6月16日、「半年後」は、今年9月15日の時点です。
■ 金融機関ATM
■ 日本製紙 敷地東側
■ 日本製紙 南東側
■ 日本製紙 引き込み線路
■ 住宅地(石巻市南光町)
■ 住宅地(石巻市門脇町から南東方向)
■ そのほか、復興の兆候
<半年後>
震災被害からの復興活動に携わる、すべての方々に感謝し、ねぎらいの言葉を申し上げます。 お疲れ様です! どうも有り難うございます。
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