『伝説の弁護士、会心の一撃!』という、ノリが軽いタイトルの新書を出します(^ ^)
みなさま、大変ご無沙汰しておりました。
このブログは、大幅にリニューアルをしたいと思っているのですが、私の腰の重さのせい、また、新しいシステムがなかなか手強いせいもあり、遅々として進まずにいます。
その代わり(?)、今月は新刊を2冊出す運びとなりましたので、ご紹介しますね。
1冊目は9月10日、つまり明日の発売。奇しくも、司法試験の合格発表と重なります。
書名は『伝説の弁護士、会心の一撃! ― 炎と涙の法廷弁論集』 (中公新書ラクレさま)
だいぶノリが軽いですよね。
じつは、書名案は30本ぐらい出したのですが、どれも気合いが入りすぎていたようで……。
ちょうど集中力のエアポケットにハマったときに気まぐれで思いついた、一昔前のドラクエのパクリみたいな書名案を、担当編集の方が気に入って下さいまして、そのまま採用となったのです。世の中、わからないものです。
本の中では、一般庶民をかばう弁護士だけでなく、一筋縄ではいかない政治家など、権力者の言い分を代弁する弁護士もかなり採り上げました。
前者のケースだけ採り上げたほうが世間的にウケるのかもしれないけど、それでは弁護士の仕事の紹介としてウソになってしまうので……。
元祖・理不尽に立ち向かって戦う職業、それが弁護士!
法廷版「やられたら倍返し!!」の物語。
堅いイメージの法律家が、そんなことを言っちゃうのか……?
明治~平成の各時代を彩る、カリスマ的な弁護士たちが、熱くてユニークで大胆不敵な最終弁論を通じて、無味乾燥の法廷に「愛」と「笑い」を添えてきた実録。
そして、現在の弁護士界をむしばむ「過当競争」という危機……!
志を高く持ちたくても、持ちづらくなった「知の勇者」たちへ、弁護士になりたくてもなれなかったフリーライターが、あえて厚顔無恥に贈る応援の書。
「弁護士が嫌い」な方にこそ、読んでいただきたいと願います。
第1章 「イケメン弁護士」「美人弁護士」が減り続ける理由
⇒ 法律家のプライドを賭けて法廷で戦えなくなった、7つの事情。
第2章 世の中の「多数派」との戦い
⇒ 静穏な日常を求める心は、交通の便に掻き消されねばならないのか。
第3章 「ディテール描写型」の法廷弁論
⇒ 依頼人の置かれた状況を裁判官へ伝えるため、弁護士は何を為すべきか。
第4章 阿部定を弁護する
⇒ 暗い時代を騒がせた「珍事件」の一流弁護人は、哀しい女をどう弁護したか。
第5章 被告人、ニッポン
⇒ 敗戦日本にとどめを刺す戦勝国の裁き。国民感情に抗い、言うべきことを言った弁護人。
第6章 よくも悪くも「弁論の天才」
⇒ 三度の飯より法廷弁論を愛し、国政へも参入した売れっ子イケメン弁護士。
第7章 検察官への、正しい「噛み付き方」講座
⇒ イヤミ・だじゃれ・沈黙・山勘…… 国家権力に、七色の「弁」で対抗する。
第8章 伝説の「暴走法曹」
⇒ 拷問による取調べで、不遇の死を遂げた男の墓前。冥福を祈る弁護士、次の一手は?
第9章 弁護士を大切にしない政策は、国民を大切にしない政策だ
⇒ 1999年7の月、人類は滅びなかったが、何かが崩壊するきっかけが作られようとしていた。
■ 「『かつて弁護士はかっこよかった』 ベストセラー著者が描く『最終弁論ストーリー』」(弁護士ドットコムさま)
http://www.bengo4.com/topics/720/
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