2010年4月19日 (月)

過去に司法試験を受けたことのある有名人

 あくまで、ウィキペディア情報だという点を差し引きながらご覧ください。

 

柴田秀一 (TBSアナウンサー)

 学生時代の受験ですので、司法浪人経験はないようです。 別にあんな経験、なくていいが。

 

小池一夫 (漫画家・『子連れ狼』原作者)

 小説家を断念した後に、司法試験を3回受験したそう。 その後、職を転々としたのち、表現者として栄光を掴んだようです。

 

河村たかし (名古屋市長) 

 検察官を目指して、9回の受験経験(短答合格4回)があるそう。 本気の司法浪人時代があったとは、ちょっと意外?

 

高山智司 (衆院議員) 

 会社勤めの後、司法浪人を経て、国会議員の秘書に転身。 父は弁護士。

 

 また、近ごろ受験したことで知られたところでは、女優・沢田亜矢子の元旦那がいますね。 あとは、フジテレビの菊間アナが法科大学院に通っているとか?

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2009年11月13日 (金)

司法試験浪人から、自動車学校の社長へ

 

■ 株式会社南福岡自動車学校 江上 嘉実 代表(福岡の社長.tv)
   ↑ こちらで、江上社長のインタビュー映像を観ることができますが……

 

 このお方、淡々とした口調ながら、かなりユニークなことをおっしゃってますねぇ。

 壁や塀には囲まれていないが、毎日毎日受験勉強に張り付いていなければならない司法浪人生活を「解放刑務所」と表現。

 身柄こそ拘束されていないが、精神が縛られている感覚。 しかも、自分で選択した道だからこそ、簡単には逃げ出せない、遊んでいられない、という強い心理的圧迫感。

 最低でも毎日8時間は集中して頑張り続けないと、就職した社会人の同級生に負けてしまう!

 ……と、グイグイ追い込まれた感じを示す、じつに的確な表現です。

 ということは、私は「懲役7年」の刑に処せられたわけですが(笑)。

 強盗致傷ぐらいの重罪を犯した償いに匹敵します。 この人生選択ミスの罪は。

 

 しかし、江上社長の「服役歴」は、そんなものではありません。

 なんと「懲役13,4年」という「心痛む」年数を経て、お父様の助言で、あきらめて自動車学校に就職します。

 1、2年ぐらい働いて、再び司法試験を受ければいいやと軽く構えていたところ(まだ受験しようと考えていたところが、この方のタフネス)、自動車学校の校舎や職員の考え方が、どうにも古くさく感じられ、

 司法試験で溜め込んでいたマグマが噴出し(笑)、学校改革の道へと突き進もうと決めたそう。

 

 何なんだ、この方。  面白いなぁ~。

 どうにか、江上社長へのインタビュー取材の口実を作れないモノか。

 冗談半分で、『司法試験Zファイル』(Zは、挫折者[zasetsusha]の頭文字)というマニアックな出版企画を、以前から周囲に言いふらしていますが、

 「受験勉強の才能が足りず、人生にしくじっても、ちゃんと元気に立ち直れるぞ!」という暑苦しいエネルギーを発する本として作れば、広く一般向けにもアピールできそうですね。

 もし、キャラの濃い司法試験挫折者が15人ぐらい集まれば、1冊に仕上がるかもしれません。(別に薄味のキャラでも構わないのですが)

 どなたか心当たりのある方は、ぜひ私にご紹介くださいね。

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2008年12月20日 (土)

良い意味でのあきらめの悪さ ― Perfume

 水曜日に、赤坂のTBSへ、「新知識階級クマグス」の収録に行ってまいりました。 V6と竹内香苗アナと、ナマで話してきました。

 この番組でいう「クマグス」とは、粘菌研究の先駆け、第一人者として知られる南方熊楠の名から採られていて、誰も注目していないニッチ分野の研究に異常な情熱を捧げる人に向けられる称号ともなっています。

 私は僭越ながら「裁判官のクマグス」と呼ばれちゃいました。えへ。

 関東地区では、来年の1月30日(金)深夜24:40~25:30に、放送予定です。

 あくまで予定なので、変更があるかもしれません。

 

 番組で、V6の岡田さんから「裁判官は全国で何人ぐらいいるんですか?」という質問を受けました。

 「3500人ぐらいです。だいたいNHKホールの収容人数と同じなので、紅白歌合戦のときに客席を見ればいいかも」と、回答を返したら、イノッチさんから「わかりやすい」と褒められちゃいました。てへ。

 えーと、たしか弁護士人口は、約2万5000人ですか。だったら、日本武道館公演(2days)ぐらいのキャパシティでしょうか。

 

 そして、今年の紅白歌合戦と、武道館公演といえば、Perfumeですね。

 なぬ? パフュームご存じない?

 いったい今まで、どこに山ごもりしてたんですか。 おかえりなさい。

 

 去年、公共広告機構やNHKのリサイクル推進CMにて、テーマソングとなった「ポリリズム」を世に広め、一躍大ブレイクを果たした、20歳の女性3人組。

 近未来っぽいピコピコしたサウンドに、妙に熱く切ない内容の歌詞を組み合わせた曲が特徴的。ダンスも斬新で定評があります。

 正直、最初テレビで見かけたときは、「なんじゃこりゃ」としか思わなかった私。

 完全に、理解の範疇を超えていたんですね。

 

 しかし、この子たち、あなどれません。

 小学校時代に、広島のパフォーマンススクールで出会い、地元でデビューし、上京し、ここまでの高い評価を獲得するまでに「苦節8年」かかったというじゃありませんか。

 小さなイベントやお祭りを盛り上げるなど、地道で細かい活動を続け、ようやく花開いたんですってね。

 そんな事実を今ごろになって知り、完全に見る目が変わりました。

 「よー頑張ったのぉ~!!」

 「ええ娘たちや!」

 手のひら返しで、好感度が一気に急上昇して、目頭が熱くなったオジちゃんは、思いっきり応援したくなりました。

 もし、Perfumeの3人が、どこぞの「ポッと出」だったら、悪いけど見向きもしてなかろうと思います。

 ああいう調子のデジタル感覚ポップを、たとえばクールなファッションモデルみたいな印象のムスメたちがスマートに披露するというのは、もはやイメージ的に当たり前で、結構つまんないと思うんですね。

 無機質な楽曲に乗せて、素朴で温かいパーソナリティを持つ女の子たちが、懸命に歌って踊るから、それが新感覚で楽しい。

 新曲の「Dream Fighter」も、爽快で気持ちいいですね。

 いや~、彼女たちのパフォーマンスを観ながら「こういう可愛らしい妹がいたらなぁ~」と思ったり。

 こんなこと書いたら、実家の妹に横腹蹴られますね。

 

 そして、先月の武道館公演の模様が、昨日、NHKのBSハイビジョンで放送されました。 素晴らしい!

 ホントに売れてよかったのぉ~!

 たまに、売れ線の音楽を網羅的にバカにする人がいますけれども、売れないよりは売れたほうが絶対にいいじゃないですか。

 それだけ、たくさんの人を喜ばせて、世の中に貢献してみせたのです。

 売れれば制約も出てきますが、それを上回る可能性も広がります。

 

 こないだ、Perfumeのアルバム買いそうになりましたもん。

 まぁ、買いたきゃ買えばいいんですが、ちょっとだけ、こっぱずかしいですよね。 ある意味で、エロ雑誌買うより恥ずかしくないですか?

 それはともかく ……どうして恥ずかしいんやろう。 照れる必要ないですよね。

 彼女たちの活動を本気で支援するなら、CDを購入すべきなんですよね。

 

 不肖この私、大学卒業後に司法試験浪人(フリーター・ニート)を、ズルズル7年を続けちゃうという、恥ずかしい古傷を持っています。 中途半端なプライドがアダとなりました。

 さらに、派遣バイトと並行しながら、勝手にライターとして活動するも、数々の出版企画がボツとなり、いろいろ迷走し、デビュー著書を出すまで結局3年近くかかってますからね。

 なので、こういう個人的な汚れた「黒歴史」を、Perfumeちゃんの下積み時代と重ね合わせて見てしまいます。

 まぁ、その「黒歴史」が無かったら、現在の状況も無いわけですが…。

 

 聞くところによると、奥田民生さんもPerfumeの音楽性やパフォーマンスを高く評価しているようです。

 だったら間違いないですが、もっとすごい新曲つくってくださいよ、民生さん。

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2008年6月 5日 (木)

司法試験崩れから、油彩画家への転身

>>> 個展:司法試験に挫折→秘めた才能開花 さいたまの異色画家、27日まで国立

 司法試験をあきらめた後、26歳で絵筆を執った異色の画家、田中拓馬さん(31)=さいたま市浦和区=の個展が22日、JR国立駅南口の画廊「アートスペース88」(国立市中1)で始まった。

(※中略)

 プロへの道のりは異色だ。早稲田大法学部在学中に弁護士を志望、自室にこもり1日16時間の勉強を2年間続けたが、ストレスからうつ病に。卒業後の02年に弁護士をあきらめた。(毎日新聞)2008年5月23日



 たまにいますよね。 合格体験記やブログなどで、うなるほどのお勉強時間をアピールしている方々が。 そりゃ、1日十数時間も受験準備を続けられる皆さんにはかないませんよ。 そりゃ受かるでしょう。 神様は見ています。

 「夜中に突然血を吐いた」とか「しばらく入院したが、いい休息になった」だとか、いろいろ派手に書いてある思い出も懐かしく、今は法曹としての使命を果たしておられるでしょうね。

 私は血こそ吐きませんでしたが、胃液なら何度か、予備校の便所に吐いてます。

 でも、やっぱり胃液じゃカッコ悪いんです。 くっさいゲロなんかでなく、赤黒い血ヘドを吐いて努力なさった合格者の皆さんがうらやましい。 そして、わりかし丈夫な身体に産んでくれた両親に感謝。

 「おれは特別な才能に恵まれているわけじゃない。血のにじむ地道な努力の果てに合格を勝ち取ったんだ」というエピソードですから「努力は誰にでもできるのに、やらないで文句いうな」と、私たちにメッセージを伝えたいのでしょう。

 とはいえ、ペーパーテストの得点を上げるための学習に高い理想を掲げ、そこまで没頭できるのなら、もう立派な才能の持ち主だと信じます。 決してマネできませんので。

 そうした努力は誰にでもできるわけではなく、育まれた強靱な性格の賜物なのですから。 得点を少しでも多くとるために、自分の解法や論証を微調整していく訓練のなかで、ときに「楽しい」「興味深い」と思えるような感性が備わっているなら、すでに違う領域に立っているといえます。

 ふつうは、1日16時間も受験準備を繰り返せば、田中さんみたいに潰れてしまうもんです。

 私だって、一日じゅうお勉強せんがために、親の反対を押し切って司法浪人という道を選んだひとりです。

 でも、身体で思い知りました。 勉強時間が計10時間を過ぎたあたりが、さすがに集中力のデッドゾーンですね。 12時間を超えると、次の日はだいたい使い物になりません。

 一見うつむいて本の文字を追っているように見えるでしょうが、じつは何も頭に入っていない「ただ、自習室の椅子に座りに来た人」と化します。

 気分が乗ったからといって、やり過ぎても、その後に襲いかかる「反作用」との差し引きで、結局はかえって効率が悪かったりしますよね。

 私はそれを最初「自分の根性が足りないから」だと認識していましたが、そのうち「司法試験に向いていないから」と、意識を転換しました。 さらには「司法試験には向いてないが、弁護士には向いている」などと、都合よく信じていました。

 もちろん、それも真っ赤な勘違いでしたが、ともかく、会社員としてまっとうに働いている友人らの手前、平均8時間のお勉強は確保しようと決めてましたね。

 8時間の間に、問題を解きながら、ついつい余計なことを夢想してしまうことが多々あったり、1時間条文を読んだあと、休息として、ついつい近所の本屋で2時間立ち読みしてしまうこともありました。 でも、とにかく8時間は座っていようと。

 8時間に満たず自習室が閉まったら、公園の明かり下にあるベンチとか、川のほとりとか、寒い日にはコーヒーショップやドーナツショップの隅なんかで資料を読み込んだりテープを聴いたりしてました。

 この夜のひとときが、なかなかいいもんです。 でも、自分を癒さずに、もっともっと追い込まないから受からなかったんでしょう。 自分を大事にしようとするヤツはダメですね。

 

 モチベーションが高かろうが低かろうが、ダメなヤツはダメ。 当然受かるヤツは受かるし、そりゃ結果論です。

 だから、「頭のよさを証明して、今後の人生に自信がつく公式ライセンスがほしい」程度の意気ごみで、サッサと司法試験に受かってしまえる人もいます。 弁護士になるのか裁判官になるのか、最低限の志望すら決めないままで。

 うらやましいなぁ~。 でも、そういうもんなんです。 司法試験の解答用紙に、将来の職業ビジョンを記入する欄はありませんから。

 ただ、こんな私も、今の仕事だったら、1日16時間働いても平気なんですよ。

 

 ……といいたいところですが、それもムリです。 書くのに3時間(考え込む時間を除く)、調べものに5~6時間がせいぜいでしょう。

 なにかの拍子に、辺りが暗くなっているのに気づかず、メシを食うことも忘れて、すいすい~っと書けてしまう日も、年に1、2回ほどありますが、そんな偶然の訪れに期待しても仕方ありません。

 書きものまで中途半端なら、私は、いったい何に向いているのでしょうか。

 と、私は誰に聞いているのでしょうか。



 

 失意のなか、友人に影響されて03年10月、「自分の内面を表現できるかも」とカンバスに向かった。基礎だけはプロに習ったが、自作のレベルを知るため展覧会に片っ端から応募した。反響は予想を超え、04年の埼玉県展入選を皮切りに、05年には二科展入選。日本最大級の公募展「国展」にも07、08年と連続入選した。何が受けたのか。田中さんは「絵画一筋ではなかった柔軟性が作品に表れているのでは」と話す。


 

 よかったですねぇ。 司法試験だけを一筋にやっているときは絶対に「柔軟性がない」と周りに思われていたはずですが、何がどう転ぶかわからないものです。

 さらには、駅前の路上で作品を展示しているときに、足を止めた「お客さん」のひとりである女性と結婚したんだそうですよ。

 いいなぁ~、そういう運命的な出会い。

 おれも「お言葉集」を手売りしようかいな。 そんな賞味期限切れの商品ではダメか。

 なんでも田中さんは「重ね描き」という技法の使い手で、いちど完成させた絵の上に、薄めた絵の具で別の絵を描いてしまうのだそうです。 公式サイトの「Gallery4」にある作品の多くが、重ね描きによるものかと伺えます。

 欲張りです。 イイ意味で。

 ひとつの表現が形になっても、また飽き足らないという貪欲さは、「得点アップに必要ないものは切り捨てる、割り切る、長いものに巻かれる」という司法試験受験の営みとは対極に位置します。 そりゃあ、法律家として不合格な人材に決まってます。

 彼の国立での作品展は、すでに終わってしまったみたいですが、今月は南青山で個展が開かれるそうですから、ぜひ足を運んでみたいと思いますね。

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2007年3月22日 (木)

2ちゃんねる「司法試験板」を初めて見てきました

明日の花道 弟子入り劇場(weban)

 フジテレビ「とくダネ」にも出演されている落語家 立川談笑さんも、もともとは法曹志望でいらっしゃったと。 しかし、在学中に司法試験を1回受けてみての感想が、じつに冷静です。

 

 合格までにあと数年かかりそうだという感触を得て、「気がついたら引っ込みがつかない司法浪人」になるよりも、「今しかできないこと」をやってみて、また挑戦したくなったら受験するので遅くはない、と思い至った。

 

 司法試験を受けはじめのときは、まさか自分が「自習室のヌシ」と呼ばれるベテラン受験生になるとは、私が昔使っていた言い回しだと「浪人をこじらせる」事態になるなんて、誰も本気で想像しちゃいませんよ。 

 大学4年次から受験勉強をはじめた私も「卒業3年目」までにケリをつけるつもりでやっていました。 心理的な盛り上がりというか、ある種の大きな勘違いがないと、あんな試験に魂を売る気にゃならんのです。

 それで結局「卒7で撤退」という憂き目にあうわけですな。 卒7の司法浪人は、初学者から見たら「浪人こじらせた」立派なベテランですしね。

 再就職が利くのも、せいぜい卒5前後までだといいます。 早い段階で自分の適性を厳しく見極めないと、どうにもならない恐ろしいことになりますよ。

 と、私がいくら書いても、司法浪人は「オレのことじゃないやろ」「自分はなんとかなる」と、聞く耳もたないんですよね。 卑屈なクセに自信家。 私も4,5年前はそうだったので、よくわかります。
 
 民主党の小沢一郎代表も、日本経団連の御手洗冨士夫会長も、伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長も、もともとは「司法試験崩れ」だったとのこと。 

 でも、法曹という職にこだわらず、早めに見切りをつけることに成功したため、現在のやんごとなき地位に君臨しておられるわけです。

 

 私は先日初めて、匿名巨大掲示板「2ちゃんねる」の、司法浪人用スレッドを覗きに行きました。 検索でひっかかったことなら何回かありますけど、自分から能動的に見に行ったことは、これまでありませんでした。

 あの世界とキッチリ決別して、気持ちに整理がついている今ならいいですがねぇ……。 あの「司法試験板」を、もし司法浪人時代に読んでいたとしたら、ある意味で危なかったかもしれません。

 司法浪人という立場を「恥ずかしい」と思う気持ちが、薄れていってしまう可能性が高いと思うからです。

 「自分と似た境遇の浪人が、ここにもいる」ということを相互確認する。 もしくは「もっと取り返しのつかない事態に陥っている人間がいるぞ」ということを匿名で自虐的に告白する。 ……その繰り返しによって、大きな安心感を増幅させていく雰囲気がありますね。

 

 でも、かなり面白い書きこみをしている浪人も、結構いるのでねぇ。 なかなかバカにはできません。

 誰や? 芦部先生は生きている!』なんて題名のスレッド立てたヤツ。 くっそー、笑わされてしまった。

 イエスキリストの復活祭みたいな。 だとすれば「芦部信者」の司法浪人ですか。 カルトやなぁ。

 

 
 こういうセンスを持っている受験生って、条文・定義や論証パターンの暗唱・再現に、相当苦労させられているのではないですか?

 論文試験の「掟」や「縛り」で息が詰まる日々…… どれだけ訓練しても、他人と同じような答案を書けない…… そんな哀しい業を背負った人たち。 もちろん、勉強不足で書けないのは論外ですけどね。

 そんな悩める司法浪人の皆さんも、ひょっとしたら「物書きの女神」が救ってくれるかもしれませんよ。

 まぁ、そう言う私もまだ救われてませんけど。

 物書きの女神さま……

 私の中では、森高千里似の、ちょいえろ女神です。

 

 他人のカミさんつかまえて「ちょいえろ」とは、どういう了見だか。

 

 

>>>>>>> みそしるオススメ本

 野心に燃える大学病院のエリート医師・財前(山口智子さんのダンナ)と、愚直なまでに一人ひとりの患者に向かい合う医師・里見(森高千里さんのダンナ)の生き方の対比が魅せる物語「白い巨塔」。

 私は、より広く、多くの患者に手を差し伸べようと、最先端のガン治療センター建設を計画し、そのためにムキになって立身出世を急いだ財前の気持ちもわかります。 志半ばで病にむしばまれ、ドラマの最終回で「死ぬのは怖くないが無念だ」とつぶやいた彼の涙にも共感できますね。

 でも、世間的には里見のような「Dr.コトー」タイプの医師が求められるはずです。 私も、ああいう弁護士になりたいと思ってお勉強してましたし。 なので、両方の生き方を応援したくなります。

 
 出身大学にかかわらず医師を受け入れるも、その内部には独自の論理や掟が渦巻いている、大学病院の「医局」という不思議な存在。

 患者の安全が保てないとして批判が殺到する「研修医アルバイト制度」。

 などなど。

 しかし、医療改革の名目で、これらの「問題」システムを解体することによって、また新たな不幸が生じるのだとしたら……

 「平成の白い巨塔」と呼ばれる小説「破裂」を描いた著者が送る、渾身のノンフィクション。
 

大学病院のウラは墓場 ― 医学部が患者を殺す
大学病院のウラは墓場 ― 医学部が患者を殺す 久坂部 羊

おすすめ平均
starsここから医療ジャーナリズムが始まる!それだけの破壊力と想像力のある書。
stars著者の戦略?
starsタイトルが内容にまったく一致しませんがむしろ良かったです。
stars「病院」である以上、病院としての機能を果たすべきだ。
starsそのうちどこの病院のうらも墓場になる

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2006年1月20日 (金)

インターネットウミウシ

 きのうの「TVチャンピオン」クイズ作家王選手権で優勝した田中健一さんは、司法浪人からクイズ作家に転身なさったのだとのこと。それで、ゴールデンタイムの番組にクイズを提供できるって、すごいよなぁ。

 実際、田中さんが即興でつくったクイズも面白かったです。 これもすごいな、誰が名付けたんだか。インターネットウミウシ。(笑)

 どうすればなれるんだろう、クイズ作家。やっぱり「ウルトラクイズ優勝」という実績がモノをいう世界なのでしょうか。

 それでも、優勝時のコメントは「仕事ください」とのことでしたので、やっぱり生活が大変なんでしょうか。でも、どうせ苦労するなら、好きなことで苦労したいものです。

<<<<<<<<<<<< みそしるオススメ本 >>>>>>>>>>>>

 東京地裁の2つの食堂を比較したり、傍聴人の「ドレスコード」を図解したり……。近日中の裁判スケジュールを知る方法も公開! ここまで露骨に実用に徹した“裁判傍聴ガイド”があっただろうか。

 平日の昼間にもかかわらず、なぜか自由が利いてしまう、すべてのワケあり人間に捧ぐ。


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2005年7月 2日 (土)

27歳でIT業界へ

「自分戦略研究所」転職者インタビュー(JOB@IT) 

 法学部卒業後に司法試験に挑戦し、27歳で撤退。そこから新入社員として、未経験の孫請け情報システム企業に就職なさった男性です。ここに「ITバブル」という表現がありますが、今から5,6年前なら、27歳の未経験者も受け入れる余裕があったのかもしれません。 今だと、多少なりとも専門知識が無いと厳しいのでしょうか。

 ただ、当時でも新入社員に対してSEとしての専門技術について手取り足取り教えるような風土ではなかったようです。それでも、責任感と努力で急速に高度なスキルを身につけ、会社には無くてはならない存在に成長。そこから、単なるプログラマで終わるだけでなく、依頼企業とのコミュニケーション能力も鍛えたいという意欲が湧いてきたのだそうです。しかし、孫請け・曾孫受けの仕事ばかりでは、依頼者との直接のコミュニケーションもなかなかかなわなかったようで、そこに物足りなさを感じていらっしゃったのかもしれません。

 そして、現在は、個人や企業にIT技術を指導する講師の職に就いておられます。転職の第一志望は、もっとシステムの上流工程で仕事をしたいということでしたが、この『教育コンサルティング』の業務にもやり甲斐を感じているとのこと。自分の話をうなずきながら聞いてくれる人がいるとうれしい、という気持ちは、私も学習塾講師経験者ですからわかります。

 「疑似恋愛で乗り切る受験」のラストにも書きましたが、第一志望から外れていくこと、つまり「不本意」が積み重なっていくほど、かえってその人の可能性を掘り起こしてくれる契機にもなりうるんですよね。何事も順風満帆にいく人生も結構ですけれども、また違う幅や深みが生まれていきそうです。


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2005年6月13日 (月)

司法試験挫折後…… 「人生再建」あれこれ

 司法試験の世界では、すでに「2008年問題」「2009年問題」ということが囁かれています。

 弁護士・裁判官・検察官になりたいと、うかつにも夢見てしまった者たちに、現在は2つの方法が与えられています。今までの司法試験を受験する方法と、法科大学院という特殊機関に通って修士号をとり、来年から新しく実施される司法試験を受ける方法です。
 法学部出身である、生粋の「法律漬け」院生は2年、他学部から来た人は3年で法科大学院を修了することになっていますから、首尾良くいけば、各大学院の1期生は、それぞれ、2006年、2007年から新司法試験の受験資格をゲットすることになります。

 受験センスがある人の立場で見たら、大学に2年間通って単位を揃えれば誰でも受験可能な従来の司法試験は、合格することで、一気に「社会的ステイタス」と「高収入」と「先生呼ばわり」を同時に獲得できるステップとなりえます。しかし、司法試験は、何回受けても受けても受けいれられず、先の見えない不安と同じことの繰り返しで、不器用な者たちの精神を傷めてしまいかねない暗黒面も持ち合わせています。良く言えば粘り強く、悪く言えば往生際の悪い者たちを、ずっと底なし沼にハメてきたのが、今までの司法試験です。

 そこで、新しい司法試験は、『5年間で3回』という受験制限を設けました。これからは、司法試験の年間合格者数が3000人に増やされます。それで3回受けてもダメな受験生は、法曹界にとって粗悪な人材なのだから要らん。言うことを素直に聞いてくれるお利口さんだけを純粋に選別しよう、という小賢しくも真っ当な方針です。
 受験制限に『5年間で3回』という、若干の幅が設けられているとはいえ、早く法律屋になって現場に出たいと願う受験生なら、よほどの事情がない限り3年連続で挑戦します。すると、受験3年目にあたる2008年や2009年以降、司法試験の受験制限を切らしてしまった浪人たちが、日本中に溢れることになります。それが、2008年ないし2009年問題と呼ばれるものです。

 最終合格者は当然、蝶よ花よと大切に育てられ、各方面の有力者たちがこぞって、エリートへの『王道』を連続的に指し示してくれることでしょう。しかし、相対評価の抽選から漏れた者は、あきらめて民間企業に就職するなどして、それぞれの『人生の再建』を求められるわけです。たしかに、予備試験合格などで再度司法試験の受験資格を得るという選択肢もありますが、そこは鬼の棲む熾烈な競争地獄。ヘタすれば現行司法浪人以上の泥沼に陥るであろうことは目に見えています。
 当然ですが、司法試験委員会は、ダメな受験生に不合格を言い渡しても、再就職の世話までしてくれるほどお人好しではありません。おじいちゃんたちは、毎年の問題づくりと採点でお忙しいんですから。これ以上仕事を増やしたら、お身体に障ります。

 法曹資格を得るために多額の投資をしながら、結局は志半ばに撤退を余儀なくされてしまう。われわれにとって、いったん外れたレールにまた乗っかろうとするのも、レールに見切りを付けて新しい道を求めるのも、まるっきり自己責任です。なぜなら、司法試験は公営ギャンブルだからです。ハイリスク・ハイリターンを公認する国家政策なのは、法律屋を目指す前の段階で、誰もが大なり小なり覚悟していますから、これはやむを得ません。

 長年ダラダラと司法浪人を続けたあげく、結局『王道』を踏み外した世間知らずのアナタを、再就職の面接で嘲笑する面接官もいるでしょう。めでたく企業法務のイスにありつけても、法の理論面しか学習していないアナタを『けっ、使い物にならん』と、苦虫を噛みつぶしたような顔で小バカにする年下の上司もいるはずです。

 そこで、そんな現状を憂う私は、一般企業の方々に向けて、どうか司法試験挫折者を邪魔者扱いしないでいただきたいと、声を大にして訴えていきたいのです。2008年に間に合うように。

 別に温かく迎えなくてもいい。ただ、せめて理解だけはしていただきたいと願い、このブログで、いろんな挫折者の生き方を随時ご紹介していきます。私も、これからネット上や書籍・雑誌で探していきますし、皆さまからの自薦・他薦も大歓迎です。

 なにも、合格者だけにデカい顔をさせておくことは無いんです。司法試験に魂を売ってしまった暗い経歴を引きずっている、司法試験挫折者たちだって、『あぁ、あのとき落とされて助かったわぁ』と、もっと胸を張っていいはずなんです。

 おそらく、有名人や成功者と呼ばれている人たちの中にも、過去に司法試験で失敗した方がたくさん埋もれていると私は見込んでいます。そこを発掘して、お一人おひとりに勝手なスポットライトを当てていければと考えております。

 もちろん、会社に収まるだけでなく、たとえば、文章を書くのが3度の飯より好きだという挫折者は、私のようにライターへの道を模索するのも結構でしょう。この私も、まだまだ見苦しくもがいている最中ですが、少しでも『未来の挫折者たち』にヒントを分けていけるようなもがき方をしたいものです。




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