2ちゃんねる「司法試験板」を初めて見てきました
明日の花道 弟子入り劇場(weban)
フジテレビ「とくダネ」にも出演されている落語家 立川談笑さんも、もともとは法曹志望でいらっしゃったと。 しかし、在学中に司法試験を1回受けてみての感想が、じつに冷静です。
合格までにあと数年かかりそうだという感触を得て、「気がついたら引っ込みがつかない司法浪人」になるよりも、「今しかできないこと」をやってみて、また挑戦したくなったら受験するので遅くはない、と思い至った。
司法試験を受けはじめのときは、まさか自分が「自習室のヌシ」と呼ばれるベテラン受験生になるとは、私が昔使っていた言い回しだと「浪人をこじらせる」事態になるなんて、誰も本気で想像しちゃいませんよ。
大学4年次から受験勉強をはじめた私も「卒業3年目」までにケリをつけるつもりでやっていました。 心理的な盛り上がりというか、ある種の大きな勘違いがないと、あんな試験に魂を売る気にゃならんのです。
それで結局「卒7で撤退」という憂き目にあうわけですな。 卒7の司法浪人は、初学者から見たら「浪人こじらせた」立派なベテランですしね。
再就職が利くのも、せいぜい卒5前後までだといいます。 早い段階で自分の適性を厳しく見極めないと、どうにもならない恐ろしいことになりますよ。
と、私がいくら書いても、司法浪人は「オレのことじゃないやろ」「自分はなんとかなる」と、聞く耳もたないんですよね。 卑屈なクセに自信家。 私も4,5年前はそうだったので、よくわかります。
民主党の小沢一郎代表も、日本経団連の御手洗冨士夫会長も、伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長も、もともとは「司法試験崩れ」だったとのこと。
でも、法曹という職にこだわらず、早めに見切りをつけることに成功したため、現在のやんごとなき地位に君臨しておられるわけです。
私は先日初めて、匿名巨大掲示板「2ちゃんねる」の、司法浪人用スレッドを覗きに行きました。 検索でひっかかったことなら何回かありますけど、自分から能動的に見に行ったことは、これまでありませんでした。
あの世界とキッチリ決別して、気持ちに整理がついている今ならいいですがねぇ……。 あの「司法試験板」を、もし司法浪人時代に読んでいたとしたら、ある意味で危なかったかもしれません。
司法浪人という立場を「恥ずかしい」と思う気持ちが、薄れていってしまう可能性が高いと思うからです。
「自分と似た境遇の浪人が、ここにもいる」ということを相互確認する。 もしくは「もっと取り返しのつかない事態に陥っている人間がいるぞ」ということを匿名で自虐的に告白する。 ……その繰り返しによって、大きな安心感を増幅させていく雰囲気がありますね。
でも、かなり面白い書きこみをしている浪人も、結構いるのでねぇ。 なかなかバカにはできません。
誰や? 『芦部先生は生きている!』なんて題名のスレッド立てたヤツ。 くっそー、笑わされてしまった。
イエスキリストの復活祭みたいな。 だとすれば「芦部信者」の司法浪人ですか。 カルトやなぁ。
こういうセンスを持っている受験生って、条文・定義や論証パターンの暗唱・再現に、相当苦労させられているのではないですか?
論文試験の「掟」や「縛り」で息が詰まる日々…… どれだけ訓練しても、他人と同じような答案を書けない…… そんな哀しい業を背負った人たち。 もちろん、勉強不足で書けないのは論外ですけどね。
そんな悩める司法浪人の皆さんも、ひょっとしたら「物書きの女神」が救ってくれるかもしれませんよ。
まぁ、そう言う私もまだ救われてませんけど。
物書きの女神さま……
私の中では、森高千里似の、ちょいえろ女神です。
他人のカミさんつかまえて「ちょいえろ」とは、どういう了見だか。
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野心に燃える大学病院のエリート医師・財前(山口智子さんのダンナ)と、愚直なまでに一人ひとりの患者に向かい合う医師・里見(森高千里さんのダンナ)の生き方の対比が魅せる物語「白い巨塔」。
私は、より広く、多くの患者に手を差し伸べようと、最先端のガン治療センター建設を計画し、そのためにムキになって立身出世を急いだ財前の気持ちもわかります。 志半ばで病にむしばまれ、ドラマの最終回で「死ぬのは怖くないが無念だ」とつぶやいた彼の涙にも共感できますね。
でも、世間的には里見のような「Dr.コトー」タイプの医師が求められるはずです。 私も、ああいう弁護士になりたいと思ってお勉強してましたし。 なので、両方の生き方を応援したくなります。
出身大学にかかわらず医師を受け入れるも、その内部には独自の論理や掟が渦巻いている、大学病院の「医局」という不思議な存在。
患者の安全が保てないとして批判が殺到する「研修医アルバイト制度」。
などなど。
しかし、医療改革の名目で、これらの「問題」システムを解体することによって、また新たな不幸が生じるのだとしたら……
「平成の白い巨塔」と呼ばれる小説「破裂」を描いた著者が送る、渾身のノンフィクション。
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