2007年11月29日 (木)

解散総選挙に間に合った! 『サイコーですか? 最高裁!』 12月13日発売決定!

 わたくし、ただいま岡山市内におります。

 きびだんごを食べに来たというのもありますが、一番の理由は、日本裁判官ネットワークの方から「講演をしてくれないか」と打診があったからです。

 http://www.j-j-n.com/

 
 ウソみたいでしょう。 じつは本当の話なんです。 『長嶺超輝氏をお招きして,トークとディスカッション』と書いていただいてます。

 12月1日、午後2時からです。 本当は土曜日の昼間に岡山入りしていれば十分なのですが、ちょっと明日、岡山地裁へ傍聴に行ってみようと企んでまして。

 生まれて初めての講演が、裁判官の皆さんを前にして、というのは…… 順番を間違ってますよね。 わかっておりますよ。 私自身が痛いほど感じております。

 7回落ちた司法試験挫折者が、あろうことか合格者のなかでも、さらに選ばれし方々に向けて、どのツラ下げて何を話すのか…… 決めてません。 たぶん、緊張のしっぱなしで、気づいたら、いつの間にか全てが終わってるんだろうなぁと思います。

 いちおう塾講師の経験がありますので、人前で話すことは、それなりにできますが、中学生相手では「授業の構成を工夫しないと、こっちの話を聞いてくれない」という悩みがありました。

 たぶん明後日は、違う悩みがおそってくるのではないでしょうか。 「あまりに真剣に話を聞いてくださるので、ウケを狙っても効かない」という悩みが。 それが一番おそろしいな。

 

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 ところで、この写真に写っているものが、何だかおわかりでしょうか。

 ピンぼけ写真で失礼します。 ピンぼけだと気づいたときには、この装丁案を出版社へ送り返した後でしたので、ご勘弁ください。

 まぁ、発売前の本ですので、ピンぼけぐらいでちょうどいいのかもしれません。 ミステリアスで。

 「法律の本らしからぬ、明るいイメージで」とだけお願いして、あとはお任せしていたのですが、想像以上の素晴らしい出来映えに感激いたしました。

 

 肝心の中身のほうも、本日をもって校了となり、すでに私の手からは離れております。

 気になるお値段ですが、340ページぐらいあるボリュームたっぷりの本にもかかわらず、破格の1300円(+税)となっております。 なんとなく「1500円以下におさえてください」とは担当編集の方に告げてましたけど、まさかここまでとは。

 

 「面白そう」と思ってくださった方は、どうぞ12月13日(木曜日)をお待ちください。 次回作では、どんなご感想、いかなる反応を頂戴できるのか、私も今から楽しみです。

 「裁判官の爆笑お言葉集」に見向きもせず、あるいは「買うまでもない」と立ち読みで済ませていたあなた。 さて、今度の著作「サイコーですか? 最高裁!」も、レジまで持って行かずに平気でいられますかな? いざ尋常に勝負!

 

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 (※もしかしたら、完成品とは一部異なっている箇所があるかもしれません)

 

■■■ はじめに
 
■ 間違えて報道されてしまった「次の最高裁判所長官」
 
■ 司法が目立たず「非民主的」なワケ
 
■ 日本人は、最高裁のメンバーを知らなさすぎ?
 
■ 最高裁判所の裁判官 15人 (2007年11月現在)
 
■ 私たちが、最高裁と関わり合いになるとき
 
■ 裁判官は独立している、けれども……
 
 

■■■ PART1  サイコーですか? 最高裁!
 
       “憲法の番人”について、もっと知りたい
 
■ 広いぞ! 敷地面積1万1千坪
 
■ 重いぞ! 御影石1万トン
 
■ 最高裁が生まれたよ
 
■ 「居場所」に恵まれなかった最高裁メンバー
 
■ 最高裁は、どのへんが「サイコー」なのか
 
 < サイコーな 法廷の仕組み >
 
 < サイコーな 傍聴人のあつかい >
 
 < 最高裁の「長官」と「判事」は、似て非なるもの >
 
 < 指名する人、任命する人 >
 
 < ここで判例が生まれる ― 最高裁判事の執務室 >
 
 < どれほどの好待遇が保証されるか >
 
 < 全国の裁判所を取りしきる コントロールタワー ― 最高裁判所 事務総局>
 
 < 独立しているはずの裁判官を「管理」 >
 
■ 上告を受けつけて、判断をくだすまで
 
 < 最高裁は、オールマイティ集団 >
 
 < 静かな激務 >
 
 < 読んで読んで読みまくって裁く ― 書面審理 >
 
 < 判決文の「ゴーストライター」? ― 最高裁判所調査官 >
 
 < 判例って、なんだろう >
 
 < 判例は法律を超えることもある >
 
 < ほら、あなたのそばに最高裁判決 >
 
 < 個別意見システム >
 
 

■■■  PART2  現代日本に潜む サイコーのミステリー
 
      ―― 最高裁判所 七不思議
 
 ふしぎ その1
【 誰が座るのか? 大ホールのベンチ 】
 
 ふしぎ その2
【 目隠しを忘れたテミス像 】
 
 ふしぎ3
【 最高裁の地下に コンビニがあるらしい 】
 
 ふしぎ4
【 「宝の持ち腐れ」の大法廷 】
 
 < 大法廷が、満を持して本領を発揮するとき >
 
 < 最高裁の大法廷が使われた裁判(判決期日) > 過去5年間
 
 ふしぎ5
【 裁判をしない最高裁長官 】
 
 < 長官の「お住まい」まで行ってみた >
 
 ふしぎ6
【 裁判官の「出身母体」によって、結論が見える? 】
 
 < いわゆる「寺西判事補事件」 >
 
 < 合い言葉は「6・4・5」 >
 
 < もっと幅広い登用を >
 
 ふしぎ7
【 判決の内容が、先にバレるとき ― 弁論 】
 
 < 最高裁の弁論 ― そこでは何が行われるか >
 
 < 最高裁の弁論をトンズラしてしまった弁護団 >
 
 

■■■  PART3  「三審制」という幻想
 
     ―― 最高裁の重い腰をあげる難しさ
 
■ 最高裁は「ナンバーワンで、オンリーワン」
 
■ 「まだ最高裁がある」……か!?
 
■ 最高裁は、法の上の問題しか見てくれない
 
■ どっちが勝ちなんだ? 最高裁の「棄却判決」と「破棄判決」
 
 < 著者オリジナルのゴロ合わせ >
 
■ 2種類の上告棄却
 
 <上告棄却 決定>
 
 <上告棄却 判決>
 
■ 原審破棄にも、さらに2種類ある
 
 <破棄 差し戻し>
 
 <破棄 自判>
 
■ 上告理由に該当しないとわかっていて、あえて上告?
 
■ たとえば
 
 < 憲法とは、国家が従う法 >
 
 < 憲法は、国民を保護する法 >
 
 < 人権は、最高裁を動かすための「呪文」である >
 
■ 憲法違反とされた法律はどうなるのか
 
■ 違憲判決は、最高裁の「珍事」である
 
■ なぜ、違憲の判断が出にくいのか
 
 < 政治部門に対する遠慮 >
 
 < 内閣法制局の存在 >
 
■ そこまでやるか? 憲法(違憲)判断を、あの手この手で避ける術
 
< 上告の門前払い決定 >
 
< 統治行為論 >
 
< 憲法判断そのものの回避ルール >
 
< 合憲限定解釈 >
 
< 個別意見・傍論における違憲判断 >
 
< 事情判決の法理 >
 
 

■■■  PART4 解散・総選挙のかげで「忘れられた一票」
 
     ―― 最高裁判所裁判官 国民審査
 
■ 裁判官を辞めさせる方法
 
■ まずは「基本ルール」から
 
 < いつ、どこでやってるのか? >
 
 < 誰ができるのか? >
 
 < 何をどうすりゃいいのか? >
 
 < どういう裁判官を審査するのか? >
 
■ ほとんどの人が、ノーマークで投票
 
■ 書き入れる有権者は、裁判官全員に×を付ける傾向
 
■ 最も右側の裁判官へ、×が集まりがちになる現象
 
■ どういうタイプの人が「×」を投じたがるか?
 
 < 男性の有権者 >
 
 < 若い有権者 >
 
 < 日本社会党(今の社民党)や日本共産党の支持者 >

■ 「×」票の割合が、最も高い県
 
■ 国民審査を「骨抜き」にするための、これだけの努力
 
 < 少なすぎる判断材料 >
 
 < 白票が有効、しかも「信任票」にされてしまうシステム >
 
 < 国民審査を1回だけ受けて辞めていく判事たち >
 
 < 期日前投票できる期間が、衆院選の総選挙より短い >
 
 < 国民審査の運営をグダグダにする、一部の投票所の存在 >
 
■ 国民審査は、どこから来たのか?
 
■ 「押しつけ」「たなぼた」は、憲法9条だけか?
 
■ 裁判官の国民審査 フロムUSA
 
■ 国民審査は「火遊び」か?
 
 

■■■ (資料1) 「憲法の番人」に興味がなかった、ニッポンの皆さんへ
 
     ―― 最高裁の現役裁判官 15名をご紹介!
 
 < ご意見の早見表 >
 
 < ほかに参考にしたい国民審査資料 >
 
 < 現役裁判官の定年退官年月日 >
 
 

■■■ (資料2) 過去の国民審査結果クロニクル
 
    ―― 歴代最高裁長官・判事の人柄と、有権者の戸惑い
 
 

■■■ おわりに
 

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2007年10月22日 (月)

ついに受けたぜ! 自由業(フリーランス)の洗礼

 やっと! やっと、デビュー2作目「最高裁判所」の原稿を、光文社さんへ入れることができました。 いやー、ホッとしましたよー。 あんまりホッとしたので、昼の1時半から風呂に入っちゃいました。
 別に私、風呂が特別好きなわけでもなく、むしろ風呂なんかに時間をかけたくないぐらいの性格ですが、やっぱり風呂つきのマンションはイイなぁと思います。

 不肖わたくしめ、ついに! ついに東京地裁まで、歩いてもわずか30分の距離にマンションの部屋を借りることができました。ありがとうございます。「裁判官の爆笑お言葉集」を、お財布のなかの756円と引き換えてくださった、すべての皆さんに感謝いたします。

 テレビと寝床を、仕事場とは別のところに置くのが夢だったので、新居の間取りは1DKです。自分にはもったいないぐらい素晴らしい。洗面台の存在に感動しましたね。今まで台所でカオ洗って歯ぁ磨いてましたので。

 引っ越しは、まだ済んでません。本が多くて荷づくりが大変ですし、部屋が狭くて、段ボール箱をたくさん置いておくスペースすらありませんので、新居に来るたび、旅行用バッグに本を運べるだけ入れて持ってきたりしてます。
 さらに、今までテレビや家電など、最低限の生活用品すら所有してませんでしたので、ガラガラの新居に少しずつ買い足していってます。テレビとDVDレコーダーだけが、めちゃくちゃ贅沢なヤツで、あとは中古で揃えてます。

 まだ契約が切れてませんし、住民票の住所も移してませんが、私の旧居は、限りなく埼玉県に近い東京都板橋区、いわゆるゲストハウスと呼ばれるところです。 本来は、日本に短期滞在する外国人のための宿泊施設という位置づけのはずですが、現在では日本人が居住できるところも多いんですね。

 私は、もう3年住んでいます。3年住んでて「ゲスト」もないもんです。

 テレビや冷蔵庫、ベッドや冷暖房、衣装ケースとカラーボックス3つは備えつけで、敷金や礼金はナシ。保証金が数万円と、1か月分の家賃、あとは任意で布団と枕代(1,000円)を払えば、即入居できました。

 上京したてのころ、その点はすごく助かったのですが、トイレとシャワーと洗濯機・乾燥機が共用。 しかも元社員寮で、耐震構造が心配になるぐらい、直截簡明にいえば「ボロい」わけです。 それでも今月から家賃を値上げすると言ってきとるし。

 最近、あちこちリフォームが進められているのですが、焼け石に水にも見えます。先月の台風では廊下の天井が一部抜け落ち、雨漏りで床がビショビショに。 一時期は電話回線の混雑で、夕方から翌朝まで、インターネットにまったくつなげなかった日が続きました。
 ここには書けませんが、ご近所さんに関する騒動も今までいろいろありました。

 「本を1冊出したい」という目標に向けて突っ走っているときは、欠点もそれほど気になりませんでしたよ。 むしろ、30過ぎてもワーキングプアで、まともに社会に適合できない者にとっては、もったいないぐらいの設備だと思っていましたね。

 でも、もう「そろそろいいかな」と。 人間とは勝手なものです。 なまじっか毎月の生活費に余裕が出てきてしまったがために、無茶をするエネルギーが低下してきてます。 物書きだってねぇ、それなりに落ち着きたいんですよ。 それなりに。

 そこで、お部屋探しをすることにしました。 裁判傍聴に通うには、なるべく裁判所に近いほうが便利です。 終日傍聴しつづけても、誰かに伝えたくなる(伝えるべき)「ネタ」なんて、そうそう収集できるものではありません。

 ナマで観たら面白いものの、文章に起こしても面白さが劣化しないほどの素晴らしい「ネタ」というのは、全裁判の1%以下でしょう。

 当然です。 裁判所は、私たちに面白さを提供するために裁判をしているわけではなく、願うべくもありません。 なのに、収穫がない可能性も高いところへ、往復1時間半以上かけて通うのは、生来の怠け者の身には、だんだんと厳しくなってまいりました。

 だから、空いた時間に思い立ったら、チャッと裁判所へ行って、チャッと帰ってこれるぐらいのところに拠点が欲しかったんです。

 今の部屋に入居する前に、私は別のマンションと契約しようとして、そこの大家さんに断られています。 給与所得がなく、将来の支払い能力に信用をおけないので、今後2年間の収入を証明できる文書を出せということでした。

 仲介業者の方が、「なにか著作があれば、大家さんに読んでもらって判断してもらいましょう」とアドバイスしてくださったので、ヤラシイことに「話題のベストセラー!」と大きく帯に書かれたお言葉集をお送りしたんです。

 でも、大家さんの回答は同じでした。

 ならば「契約期間である2年分の家賃を前払いする」という条件ならいかがでしょう、と、再度詰め寄ってみることに。2年分も前払いしたら、私だって経済的に相当追いつめられますけど、そこの大家さんが固辞し続けている根拠が「お金の問題」なのかどうかを確かめてみたかったのです。

 ……ダメでしたねぇ。やはり、お金の問題じゃなく、こっちの身分を見ていたようでした。もちろん「フリーランスは社会的に信用されない、誰が何を保障してくれるわけでもない、昼間から風呂に入れる やくざな商売だ」というのは、頭ではわかっていました。

 ただ「物書きとしては、いちおう結果出せてるし(実感ゼロだけど)、預金もあるから、まぁ大丈夫じゃないかね」という淡い希望的観測もありました。

 完全に甘かったですね。

 でも、私は今の部屋に大満足です。 こないだ、さっそく友人3人を呼んで、「最高裁判所」の未完成原稿を読んでもらい、「おもしろい」との好感触を得て、そのままなし崩し的に飲み会をやっちゃいました。

 仲介業者「不動産バンク」の熊谷さん、いろいろと丁寧にきめ細かく対応してくださいまして、どうもありがとうございました。1軒目の大家さんに契約を断られて、ヘコみ気味だった私に対し、お言葉集を評価するお言葉をくださるなど、なにかと気を遣わせてしまいました。

 皆さん、東京地裁のお膝元に住みたくなったら、ぜひ「不動産バンク」へ!

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